京都駅ビル・国際姉妹都市映画祭にて先行上映!
観てきましたよ。関西ではここが最初の上映だそうです。19日から21日の限定上映で、RCSでまもなく上映されるらしいです。
「夏時間の庭」のオリヴィエ・アサヤス監督の作品だったんだ。知らなかった(汗)そしてもう一つびっくり!主演のマギー・チャンと監督は結婚していたとは・・・・。この作品を撮った頃はすでに離婚していたんですね。
そいでもってアメリカ映画じゃあなかった。監督はフランス人だからいうまでもないのだが。そう言われてみると微妙に雰囲気違うかな?
義父役があのニック・ノルティだったので、アメリカ映画なのかなあなんてするところもあったのですが・・・・。
そしてもう一つ、本作は2004年の作品だという事。5年の歳月を経て何故今頃公開なのか??ということだが。
その事についてはこういう事らしいです。
日本で一般公開されなかった理由について、配給を担当したトランスフォーマーの杉本雄介さんは「噂だが、カンヌ国際映画祭でのダブル受賞で上映料が跳ね上がったのが大きい」と話す。日本の市場状況と権利者の「思惑」が一致しないために、良作が日本に輸入されないまま終わってしまうことも少なくないという。
※マギー・チャンは本作で、2004年にカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞。同時にカンヌ撮影賞もダブル受賞している。
そして一般公開なった経緯は以下の通り
今回杉本さんが配給を考えたのは、映画評論家の樋口泰人さんが昨年主催した映画祭で同作品を観賞したのがきっかけ。杉本さんは「その帰り道すでに『この映画を何としてでも日本に輸入する』と決めていた」と言い、「ちょうどアサイヤス監督の近作2本(「夏時間の庭」「NOISE」)が日本でも公開されるという後押しがあって、一気に話は進んだ」。
さてSTORYです。
ロックスターとして名を馳せたリーと、妻で歌手として成功することを夢見るエミリー。彼らの間にはジェイという幼い息子がいたが、今はバンクバーに住むリーの両親に育てられていた。所属するレコード会社の件で激しい口論をしてしまったその日、エミリーはDORAGUの過剰摂取によりモーテルで死んでしまったリーの姿を発見。エミリーも所持していたHEROINが警察に押収され、夫の死を受け入れる暇もなく半年間の刑務所生活を送ることになった。
彼女は、リーを「DORAGU漬けにして殺した」と責められる。家も仕事も失ってしまったエミリーは出所後すぐに、息子を預けていた義父アルブレヒト・ハウザー(ニック・ノルティ)に再会する。しかし彼の口からも「ジェイとはしばらく距離を置いて欲しい」と言われてしまう・・・・。
義母はエミリーを憎んでいた。
数週間後、エミリーはもう一度全てをやり直そうと、カナダでのモーテル暮らしをやめ、リーと出会う以前に住んでいたパリへと向かう。“仕事を見つけて、生活を立て直す”そう決意したものの、頼りにしていたリーの友人はなかなか取り合ってはくれない。叔父の紹介で始めた中華料理店の仕事も、長くは続かなかった。再び不安定な生活へ逆戻りしてしまう。そんな彼女が向かったのは、テレビ界で活躍中の旧友、イレーヌ(ジャンヌ・バリバール)のもとだ。長続きしないと軽く受け止めていたイレーヌだったが、「私は変われる!」と断言するエミリーの姿を見て、次第に心は動かされていく。そして後日、エミリーはプランタンの販売員の仕事を得る。
エレナ(ベアトリス・ダル)
「屋敷女」で凶悪犯を演じた。(残念ながら未見)
ミュージシャンの友人、エレナの家の2階に間借りすることも決まり、少しづつだが、エミリーの生活も“まっとう”なものに近づいていた。そんな中、義父アルブレヒトがジェイを連れてロンドンのホテルに滞在しているという知らせを受けた。たった2日間だけだったが、息子と再会する機会を得る。
ジェイ(ジェームズ・デニス) 各国の評論家が絶賛した子役。本作が映画初出演。
時を同じくして舞い込んだのは、歌手の夢を叶えるかもしれないサンフランシスコでのレコーディングのチャンス!「もし行けば、全てを失うわ」 そう言ってエミリーはジェイとの再会を優先する。
ホテルのエレベーターの扉が開き、ジェイが顔を見せる。怒っているような、困惑したような、複雑な表情だ。それでもエミリーは溢れる喜びを隠しきれなかった。バイクにまたがり動物園へ向かうエミリーとジェイ。ふたりの距離は縮まったように見えたが、ジェイはどうしても母が犯した過ちを許せずにいた。無情に過ぎ去っていく時間。ふたりはすぐに離ればなれになってしまう。
息子との絆を取り戻すこと、そして歌うことを諦める必要は無い。今エミリーは、そのどちらも自分にとってかけがえのないものだとわかっていた。
翌日、ジェイとアルブレヒトは列車に乗りロンドンのホテルへと戻ってゆく。そしてエミリーは、ロンドンでの再会を約束し、最後のチャンスを掴むためのレコーディングへと向かう。エミリーが流した涙とサンフランシスコの空を覆う霧の向こうには、確かに希望が見え始めていた。
音楽は、ブライアン・イーノ デヴィッド・ローバック トリッキー
愛する夫を失い、ひとり息子とも引き離された母親が失った絆を取り戻すために自ら生まれ変わることを誓い、悲しみと絶望の底から這い上がろうともがいていく姿を描いた感動ドラマ。監督は「イルマ・ヴェップ」「DEMONLOVER」のオリヴィエ・アサイヤス。監督の元妻で「イルマ・ヴェップ」以来の共作となった主演のマギー・チャンは、本作の演技でカンヌ国際映画祭女優賞に輝いた。共演に「白い刻印」のニック・ノルティ、「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」のベアトリス・ダル。
そして大切なものを
思い出した。
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http://www.clean-movie.net/
シンプルなお話でしたが、なかなか良かったです。ニック・ノルティの義父も暖かくて良い!マギー・チャンの熱演に涙