原題:SYNECDOCHE, NEW YORK
人生には“何か”あるはず
2回鑑賞しましたが・・・・・。不覚にもウトウト状態(汗)決して作品が嫌いではなかったのだけれど。結論から言えば、どうも相性が悪かったような気がします。
『マルコヴィッチの穴』や『エターナル・サンシャイン』の脚本家チャーリー・カウフマンの初監督作品です。
頭がようないからなのか?脳内は整理することが出来ず、子守唄を聴くような状態となり・・・・。筋書きが把握出来ないまま、お話は進んでいくのでした(涙)
ケイデン・コタード扮するフィリップ・シーモア・ホフマン とアデル・ラック(キャサリン・キーナー )夫婦とその娘オリーヴの3人暮らしの様子は何か凄く良い感じで好きなシーンだった。特に幼いオリーヴの「緑のウンチ・・・」はたまらなく可愛くて好き好きでした。
蛇口が爆発する!ケイデンのおでこは縫うはめに・・・・。何故かそのことがきっかけで、何やら原因不明の病魔に襲われる。眼科、神経科へと紹介される事に。
原因不明の病魔のせいか、ケイデンの排泄は赤黒い尿だったり、灰色の便。便器で排泄物を調べていたのも印象的でした。
アデルの個展のために共にベルリンへ行くはずだったケイデンだったが。何と彼の仕事ぶりに失望したアデルは娘オリーヴと二人でさっさとベルリンへと行ってしまう。そのまま二度と家には戻ることはなかった。。。。。
ケイデンはその寂しさを、劇場の受けつけ嬢ヘイゼルを相手に紛らわすも・・・・。
ヘイゼル(サマンサ・モートン )
アデルへの未練から関係は進展せず。。。。。結局ヘイゼルとは上手くいきません。彼女は新しい恋人が出来て、その彼の元へ。
いつのまにか、ヘイデンが演出する舞台女優クレア・キーン(ミシェル・ウィリアムズ )と出来ちゃい。またまた結婚となります。
そんな冴えない彼にある日、転機が訪れる。マッカーサー・フェロー賞(別名“天才賞”)を受賞したとの報せが舞い込んできたのだ。すると、ケイデンは、その賞金全てを注ぎ込んだ突拍子な企画を思いつく。
それは、巨大な倉庫の中に、自分の頭の中にある“もうひとつのニューヨーク”を作り上げる、という壮大なプロジェクトだった。
その内容は自身の日常生活の細部まで演劇として再現する……という奇妙なプロジェクト。ところが数分前に起こった出来事をすぐに演劇化する、といった事態にまで発展するのだから、実人生と演劇の区別さえつかなくなり、彼の生活はさらに混乱は増すばかりだ。そもそも彼の人生を忠実に演劇化する以上、舞台に“演出家コタード役”を登場させないわけにいかない。だとすれば、今リハーサルが行われつつある演劇の“演出家”は誰なのか?
舞台でのケイデン役にオーディションで抜擢?いや自ら売り込むサミー・バーナサン。トム・ヌーナン が演じる。
ヘイゼル役をタミー(エミリー・ワトソン )が演じる。「アンジェラの灰」を思いだした。何となくサマンサ・モートンと被りますね。
ケイデンも混乱したようですが、観ている私も混乱状態です。
クレアは舞台でもクレア役でしたが、サミーにSEKUHARAまがいのことをされ、怒り爆発!途中降板してしまいます。
そんな混乱状態の中、ケイデンは別れてしまった娘やアデルに会いたいという想いでベルリンへ・・・・。
またまた話はややこしく・・・・。オリーヴはTATO―を入れてやばい商売に手を染めていた。
一方アデルは順風満帆らしく、アーティストとして活躍!
ケイデンの切なる想いは何処まで届いていたのか??
とまあ話しは益々混乱して行きます。
ミリセント・ウィームズ(ダイアン・ウィースト )舞台のオーディションで選ばれた女優。
マリア(ジェニファー・ジェイソン・リー ) オリーヴのDOUSEI愛の相手?うん多分。。。
オリ―ヴが大人になって、ケイデンは再会します。TATO―から細菌感染して、重病状態となります。あんなに可愛いオリ―ヴが可愛くなくなっていしまい・・・・。ちょっと残念。
マドレーヌ・グラヴィス(ホープ・デイヴィス ) ケイデンのカウンセリングドクター?
「マルコヴィッチの穴」や「アダプテーション」などエキセントリックな作風で賞賛を集める脚本家チャーリー・カウフマンが初監督を務めたコメディ・ドラマ。現実のニューヨークの中に、自分の頭の中のニューヨークを実体化させるという突飛な着想の舞台上演を実現させようと奔走する劇作家が、その過程で人生にとって大切なものは何かを模索していく姿を奇想天外な世界観で綴る。主演は「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン。
製作:スパイク・ジョーンズ
主な受賞は以下の通り
インディペンデント・スピリット賞:新人作品賞、ロバート・アルトマン賞
ゴッサム賞:アンサンブル・キャスト賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞:美術賞
斬新な映像などチャーリー監督の非凡なセンスと独創性に着目だ。と書いてあったが、まさに芸術的センスが必要な作品でしょうね。後は好みかどうかにつきると思いました。
メディア | 映画 |
上映時間 | 124分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(アスミック・エース) |
初公開年月 | 2009/11/14 |
ジャンル | ドラマ/コメディ |
映倫 | PG12 |
http://no-ny.asmik-ace.co.jp/
もう観ないだろう。。。。。