※タイトルはJ・アレン・ハイネックによる接近遭遇の分類のうち、宇宙人による誘拐を指す「第四種」から採られている。
信じられないのは、信じたくないだけなのか。
信じられないという以前に、どうも恐怖が見えないという感じがする。
久々にMOVX京都で鑑賞しました。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の本作「フォース・カインド」は記録映像と再現映像からなるドキュメンタリー風のモキュメンタリーというものだそうです。
モキュメンタリ―については、上記をクリックして頂くと詳細が分かります。これを読むとこの作品が実際に起こった事件なのか?が解明しますよ。
さて実際に起こった事件かどうか?は別として・・・・・。今一つ乗れない作品でした。体が宙に浮くという超常現象のような場面も見られましたが、恐怖感などは感じられず。つまり臨場感などを体感するというものがあまり感じられずというのが正直な感想です。ひたすらミラ演じるアビゲイル・タイラー の感情の浮き沈みだけは凄く捉える事にはなりましたが。
目に見えない恐怖を映像表現するのって結構難しいですよね。でもねジョン・キューザック主演の「1408号室」は良く出来た作品でしたよね。但し本作とは違った作品でしたが。
さてSTORYです。今回もウィキぺディアさんより抜粋しました。
アラスカ州ノーム。夫を何者かに殺害された精神科医のアビゲイル・タイラー博士が、町の患者たちを診ていくうちに事件の真相へと近づいてゆく。
この事件は、2000年10月に実在した事件である。
アラスカ州ノームでは多数の行方不明者が出ており、1960年代からFBIによる捜査訪問は2000回を超えるという。
複数の不眠症を患う患者を診察するうち、何名もの患者が午前3時頃に瓜二つのフクロウの夢を見る事が判明。
その翌日(10/1)、そのうちの一人が家族を人質にして自宅に立てこもり、自分諸共皆殺しにする。
左オーガスト保安官役のウィル・パットン
このときに患者が、自分が何をされたか思い出した。停める方法はこれしかない。と、録画されたテープに保存されている。
さらに翌日(10/2)、他の一人がタイラー博士の催眠療法中に突然浮き上がり、自らの体を無理やり捻じ曲げ頚椎三本を切断し、死亡する。
このとき、その事実を認めなかった刑事が事件の重要参考人としてタイラー博士の行動を制限するが、その日の夜、彼女の娘、アシュリーが何者かに拉致される。
そのとき、タイラー博士の家の外で監視していた刑事が乗っていたパトカーのカメラの映像に、博士の家の上に巨大な飛行物体が現れる。このとき、そのパトカーに乗っていた刑事もその物体を見ているはずである。
そのさらに翌日(10/3)、タイラー博士自身が知り合いの心理学者に催眠をかけてもらい、診断するが、そのときの録画されたテープに奇妙な映像が写される。
そのときに、博士といた同僚の博士とシュメール語を研究している博士がタイラー博士と同時に何者かに拉致される。とタイラー博士が証言。
そして、アシュリーは未だに見つけ出されていない。
この人が本当のアビゲイル・タイラー 博士。
いかにも恐怖体験から痩せてしまい、病的な感じがする。
観客にリアルさを実感させるようなキャラクターには見えるけど。う~ん何か嘘っぽいのが見え見えって気がしました。
ところで本作、最近多い疑似ドキュメンタリーの新たなバリエーションだそうで。このジャンルはここ数年ヒット作を輩出してるようである。私の知っているところでは「クローバーフィールド/HAKAISHA」。そう言えばハンディビデオで撮った映像が揺れて乱れて歪んだ画面があったのを思い出す。今回の場合も同じように録画された映像に乱れがあったり。
確かに本当なんだと思ってしまう映像・・・・。
右奥アベル・カンポス役の イライアス・コティーズ
ということで、ビデオカメラで撮影した映像が「事実」としてどこまで思えるか?が焦点というところなのだろうが。。。。。
アシュリーが拉致された場面が見えないにしても、拉致されたという事実がはっきりと感じさせないような曖昧さがあり。。。もう少し見えないなら見えないなりの表現が観ている私に感じさせて欲しいと思うのですが。上手く説明出来ないのですが・・・・。
メディア | 映画 |
上映時間 | 99分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ワーナー) |
初公開年月 | 2009/12/18 |
ジャンル | サスペンス |
映倫 | G |
※さて皆さんは恐怖を感じましたか?