絶対に救い出す――。
好き度:=40点(甘めかな)
京都みなみ会館にて鑑賞。
観なければ良かった!これがこの作品の感想第一声です。もうもう最近ついていません。せっかく遠くまで足を運んだのに、、、。これはないでしょ(涙)
クロエちゃん、サム・ワ―シントン、ジェシカ・チャステインという顔ぶれに惹かれていそいそ行ったのに。。
映像はかなり暗めでドキドキ感は十分サスペンス性が満々だったので最初は期待度全開でした。それにマイケル・マン監督の実娘が監督ということもあってきっと凄い映画を見せてくれるのかと思っていたんですよ。
ところが全体に話が中途半端な気がしてなりません。
物語は「キリング・フィールド」と呼ばれる犯罪多発地帯で失踪した少女を救うために殺人課の刑事たちがタブーに挑みながら奔走するという筋書きなのですが、犯人らしき人物は複数に登場。怪しいといえば怪しいのですが、犯人の人物像がはっきり描かれていません。
そのうちそのあたりが出て来るのかと期待していたのですが、まったくもって無し。その上殺人する動機も見えて来ず。単に映像の暗さだけがえらく印象的ですが。
クロエちゃん演じるアンという娘は観察保護を受けていて、家族は母子家庭らしい。その家にはびこる複数の男たちは母が体を売って商売をしているお客らしいのですが。その複数の男たちの実像もはっきりとは語られておらず、ただ怖さを煽る映像だけで何も見えて来ません。そうか。この男たちが犯人なのか?と思わせるような感じが。
ところが別に怪しい男がまた登場。首や腕にタトゥのある短髪の男です。この男はクラッシクカ―に乗り、女性に声をかけてナンパ?らしきことをします。サム・ワ―シントン演じるマイクは彼が少女連続失踪事件の☆ではとマークするんですね。
ということで失踪事件に関わるそれらしき男たちは2ケースあるわけです。どちらもそれほど核心的な部分は映し出されず、今一つ引き込まれるようなものはありません。
自宅で襲われた女性の場面も何だかね。どちらかの男が犯人なのかどうか、ちょっとヒントでもあればまだ良いのですが、、、。
ジェシカ・チャスティンはマイクの元妻で刑事という役どころ。これも特に説明はないけど、マイクが飼っている犬の事から判明。
とにかく全てが消化不良的です。サスペンスということですが、そんなに怖さも感じないし、、、。監督さん、事件をリサーチしてこれなんだと疑ってしまうような。
そもそもマイケル・マン監督がある方と共同で数年前から温めた脚本らしいんだけど、何かそんなたいそうなものでもないような気がするんですけどね。
こんなに豪華なキャストを起用してこれはないでしょうと言いたくなるような作品でした。
あらすじ(goo映画より)
有能だった亡き父と同じ殺人課の刑事として日々捜査に明け暮れるマイクは 血の気が多く、周囲とトラブルを起こしてばかり。 ニューヨークから転属してきたブライアンは、 そんなマイクの頼れる相棒であり、よき理解者だった。 二人は住宅街で起きた少女の殺人事件を捜査中だったが、手がかりすらつかめていなかった。 しかし新たに少女が犠牲になる事件が次々に発生する。 地道な捜査を続け、有力な容疑者が浮かび上がった矢先、ブライアンが気にかけ面倒を見ていた心に傷を持つ少女、 リトル・アンが失踪してしまう。 刑事の勘が騒いだブライアンは、アンが事件に巻き込まれたと直感する。 必死にアンの捜査をするブライアンに引っ張られるように、マイクも次第に事件に深く入り込んでいく。 二人は互いにぶつかり合いながらも、アンを助け出すために “キリング・フィールド“と呼ばれ恐れられる“犯罪多発地帯”へと踏み込んでいく・・・。
クロエちゃんの横の男が、怪しい一人目の男でした。ちょっとケビン・スぺイシ―ぽいルックス
アンは後半の場面で誘拐されるんですが、そんなに作品の大きなポイントでもないような。
ここからちょっとネタばれ。
アンを誘拐したのは、やはりあの母の仕事の客でした。でもそれ以外は彼が犯人かは分かりません。クラッシクカ―のタトゥの男については自然消滅です。物語から外れてしまった?ような。はっきりとは言えませんが。
メディア | 映画 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ミッドシップ) |
初公開年月 | 2012/04/14 |
ジャンル |
犯罪/ドラマ/サスペンス
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解説(allcinemaより)
テキサスに実在する犯罪多発地域で起きた実話をベースに、連続する少女失踪事件を追う2人の刑事の姿を描いたクライム・サスペンス。主演は「アバター」のサム・ワーシントンと「ウォッチメン」のジェフリー・ディーン・モーガン。共演にクロエ・グレース・モレッツ、ジェシカ・チャステイン。監督は本作の製作を務めるマイケル・マンの娘、アミ・カナーン・マン。