銅版画制作の日々

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幸せへのキセキ(2011)*WE BOUGHT A ZOO

2012-06-12 | 映画:シネコン

 最愛の人の死から立ち直ろうとする家族の<軌跡>を描く、実話から生まれた<奇跡>の物語。

好き度:=70点

母の入院とかでなかなか映画館へ足を運べず、、、、。ようやく時間を作って観て来ました。

これが実話ベースだとは知りませんでした。

原作は『幸せへのキセキ 動物園を買った家族の物語』。ベンジャミン・ミー著


マットと肩を組んでいる方が本物のベンジャミン・ミー氏だそうです。
実際にモデルとなった動物園はこの映画のおかげで今年のイースター休暇で最高の入園者を記録したそうな。映画の威力はさすがですね。

お話しはマット演じるベンジャミン・ミーが最妻の死後、心機一転をはかり、息子・ディラン、娘・ロージーと共に閉鎖された動物園付の広い家に引っ越すことに。。。。

 新しいオーナーを迎えるメッセージ♪

考えたら凄い話ですよね。動物園付の物件なんてちょいと考えられない。日本じゃあありえない事ではないでしょうか?その上ド素人の主人公がいきなり動物園のオーナーになり一から運営をするなんて驚き!まさに未知なる冒険としか言いようがない(笑)映画の上だけのお話ならまだしも。実際にこの本を読んでみるべきかもしれません。

そしてそれだけではない。動物園を支える個性的なスタッフたちをどう上手くまとめていくかも指南なところ。


個性的な飼育員スタッフ ケリ―役にはスカちゃんが。

久しぶりのスカちゃん。なかなかパワフルでキュートな女性で登場!マット演じるベンジャミンと何だかいい関係になりそうな?

と思ったらちょっとだけそんな雰囲気だった。でも完全にはハッピーエンドではなかったけど。この辺が程良い感じで良いのかもしれません。

びっくりする場面も!ベンジャミンとグリズリーが遭遇?至近距離でヤバい(汗)えぇ~どうして撮影しているの?とかライオンとスカちゃんが?!鍵が壊れて危うくの場面とか。

息子ディランがヘビの箱を開けてしまい、翌朝外はヘビだらけだとか(笑)動物苦手な私にとってはドキドキものでした。


印象に残ったのはトラが終末期を迎えているシーン。こんな風に死を迎えるんだということを教えてもらった。やはり自然の逆らってはいけないことをベンジャミンとともに私も体験出来た。

それから気になったのは息子ディラン少年の複雑な心境。

ロージーが楽しそうにクジャクと戯れる姿を見たベンジャミンは動物園購入を即決したこと、スタッフとのミーティング、園内の修繕に忙しい上、幼い妹にばかり目が行く父。その一方家庭内で孤立するディランは邪悪な絵を画用紙の上で描く日々が続く。

唯一リリーが話し相手になってくれるが、彼女さえも知らぬ間に傷つける。まだ自分がどうしていいのかわからない年頃で世間から隔絶されてしまったディランの、他人の心中を思いやる余裕のなさと自分の心中をうまく伝えられないもどかしさが切実な気がした。


リポーターだったころの父を尊敬していたはずだが、母が死んで腑抜けになった父には何となく距離を感じていたのかもしれない。

そして動物経営という新たな冒険に乗り出した父を少しづつ見直していく過程がとても印象深い。


動物園のポスターにディランの絵を入れることにしたベンジャミン。きっとディランは何よりも嬉しかったと思うのだ!

そして真剣に母とのなれそめを語ってくれたことに、愛されている実感を再認識する。ディランは父親の背中を見てきっとベンジャミンは理想父となったに違いない。

 リリーにはエル・ファニング
リリーとも深い絆で結ばれる事に♪ ハッピー!

 あらすじ(Moviewaklerより)

イギリスのコラムニストであるベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、半年前に妻を亡くし、14歳の息子と7歳になる娘とともにその悲しみから立ち直れないでいた。悲しみからベンジャミンは仕事を辞め、息子は学校で問題を起こし退学処分になってしまう。ベンジャミンは心機一転、新天地での再スタートを望み、郊外に家を購入。その家は、閉鎖中の動物園付きだった。動物園を再建すべく取り組むベンジャミンだが、素人ゆえわからないことだらけでトラブルが続き、かさんでいく修理費や薬代に頭を抱える。しかし飼育員たちや動物園を心待ちにしている地域住民、思いもよらぬ亡き妻からのプレゼントに支えられ、妻とのある約束を果たそうとする――。


ラスト近くのシーンがなかなかナイス!ベンジャミンが亡き妻との思い出の場所で、子供たちになれ染めを手ぶり身ぶりで説明するシーンがとても素敵だった。

ロ―ジ―役のマギー・エリザベス・ジョーンズちゃんが終始この作品のムードメーカーのような気がした。とにかく可愛いのです。


7月7日開園日は前日の大雨から一転して晴れ。しかし誰も来ていない?う~んどういうこと、、、、。

これは観てのお楽しみです。

解説(allcinemaより)

 英国の人気コラムニスト、ベンジャミン・ミーの奇跡の実話を「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ監督が映画化した感動のヒューマン・ドラマ。妻の死から立ち直れずにいた主人公が、心機一転とばかり動物園付きの邸宅に引っ越し、飼育スタッフたちと力を合わせて困難な動物園の再建に奮闘するとともに、悲しみを乗り越えて子どもたちとの絆を取り戻していく姿を描く。主演は「ボーン・アルティメイタム」「ヒア アフター」のマット・デイモン、共演にスカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ。


右端の方がキャメロン・クロウ監督

メディア 映画
上映時間 124分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2012/06/08
ジャンル ドラマ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://www.weboughtazoo.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.foxmovies.jp/sk/
 
 
 
 
 
 
 
Comments (2)
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