銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

義兄弟(2010)▲▽SECRET REUNION

2011-03-07 | 映画:ミニシアター

 《生きたい!》心が叫ぶ。

京都シネマにて鑑賞。ところが不覚にもちょっと睡魔が、、、、

いやあ面白くなかったわけではないのですが。「悪魔を見た」ほどのシンパシーはなかったかも。ソン・ガンホ、今回はちょっと三枚目の路線なんだね。所々で笑えるような仕草なんかもありましたです。でもこの人好きなんですよ。

「グッド・バッド・ウィアード」のガンホと重なるなあ(笑)

そんなソン・ガンホの義兄弟となるカン・ドンウォンは多分初めて見る役者さん。イケメン!そうそう今回も彼のファンらしいおばさんが来ていました。そう言えば彼は兵役のため、この作品終了後、入隊したそうです。

そういえばこの人、、、、。

 
「悪魔を見た」では、イ・ビョンホンの婚約者の父親役だったチョン・ググァン。今回は影という北朝鮮の工作員で、かなりの凄腕。

「弓」にも登場。あ!少女と一緒に船に乗っていたおじいさんではありませんでした(汗)間違いました!すみません。

さてお話は。。。

ストーリー(MovieWalkerさんよりまた拝借)

国家情報員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)は、ソウル市内の団地で起きた北朝鮮工作員との銃撃戦の折、多くの死傷者と工作員を取り逃がした責任を問われ組織をクビとなる。6年後。彼は、逃げた妻や外国人花嫁などを捜す探偵まがいの稼業で糊口を凌いでいた。そんなある日、ハンギュは銃撃事件の現場から逃走した北朝鮮工作員のソン・ジウォン(カン・ドンウォン)に偶然出くわす。ジウォンはパク・ギジュンという偽名を使い、潜伏生活を続けていたのだった。ハンギュの熱心な誘いで一緒に働くようになった二人は、それぞれの目的を胸の内に秘めながらも、寝食を共にするうちに次第に心を通わせていく。だが、それでも対立する立場にある二人はお互いの動向を探り続けていた。その頃、彼らの運命を左右する暗殺者が再び北からやって来る……。


ソン・ガンホは国家情報員、イ・ハンギュ

チョン・ググァン演じる北の大物工作員“影”の行方を追っていた。上司の命令を無視して、何とか仕留めようとしたものの、残念ながら、失敗。目の前で大勢の同僚や部下や一般市民を殺傷されるという最悪の事態となる。


結局嫌いな上司によって?かどうか定かではないが、責任をとらされ解雇となる。


ここから一気に6年が経過。
私立探偵として外国人相手の厄介な仕事に乗り出したハンギュは、現場で忘れられない顔に再会する。

 

 それは“影”による大量殺傷事件の現場から逃げ、姿を消していた北朝鮮工作員ソン・ジウォンだった。


ハンギュは素知らぬ顔をして、ジウォンに近づく、、、、。彼をマークしていれば、いつか“影”を捕まえることが出来るかもしれないと。

一方のジウォンも6年前の事件現場でハンギュを見たのでしっかり記憶していた。ハンギュは自分の仕事に誘う。

こうして2人は一緒に仕事を始めることになる。

南北の関係も今はあまり良くない。そんな時期にこういう作品がおひざ元の韓国で製作されたという背景には何かあるのかしらなんて思ってしまいますが。あえてこういう時期だからこそ、このような作品を作ったのか?


それぞれ南と北に生まれた2人が一緒に仕事をすることがきっかけで次第に芽生える友情関係?いやそれ以上の肉親的なもの。それはひょっとして現在の南北の関係が修復されるようにと希望を繋いだようなメッセージ的なものではないか?とふと思いました。

そんなある日,6年前のその日のように,北からジウォンに指令が伝わり,ハンギュとジウォンは,人生をかけた最後の選択をすることになる。

 
現場で“影”の命令に従わなかったことから、裏切り者とレッテルを貼られたジウォン。北で待つ家族の身が危なくなっている。
今回の指令にどうするのか?ハンギュとの絆も深まり、ジウォンは辛い選択に迫られる。


そして再び“影”が登場。

解説(allcinemaより拝借)

 韓国と北朝鮮というそれぞれの祖国の宿命を背負い敵対する2人の男が、互いに身分を隠して行動を共にする中で次第に友情が芽生え始め、思いがけず葛藤に直面していくさまを描いたサスペンス・ドラマ。主演は「殺人の追憶」のソン・ガンホと「私たちの幸せな時間」のカン・ドンウォン。監督は「映画は映画だ」のチャン・フン

メディア 映画
上映時間 116分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(エスピーオー)
初公開年月 2010/10/30
ジャンル サスペンス/ドラマ
映倫 G

 

http://www.song-gang.co.kr/(韓国)

http://www.gikyodai.com/(日本)

 

 

 

 

 

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英国王のスピーチ☆THE KING'S SPEECH(2010)

2011-03-04 | 映画:シネコン

 コリン・ファース、アカデミー賞・主演男優賞おめでとう!

英国史上、
もっとも内気な王。

いやいや、アカデミー賞ということで、満席に近い状態でした。受賞効果は本当に凄いもんです。主演は「シングルマン」でも高い評価を得た、コリン・ファースさん。見た感じはそんなに派手な役者さんではありませんが。演技力は一級ものです。
流石という感じです。

そして脇を固める2人、ジョージ6世の奥さま・エリザベス役のヘレナ・ボナム=カーター。ここ最近は結構個性的なキャラが多いのですが、今回はいたってシンプル。でも流石な演技で、光っておりました。

そしてこの人、ライオネル・ローグ役の、ジェフリー・ラッシュさん。パイレーツ・オブ・カリビアンの海賊バルボッサ役でお馴染の方、彼も素晴らしい演技!

王であろうと媚びることなく、ジョージに猛特訓するローグ役。
何となく一物あるそうなキャラだけど、、、、。こういう人物が必要だよね。

吃音で悩むジョージ6世、国民の前で演説をしなければならない環境だったが、大勢の人の前だと、書かれた文章さえしっかりと読めない。ジョージの表情も強張って何か痛々しく見える。そのことで拍車をかけてなお、吃音が酷くなります。

良いと聞けば、様々な言語聴覚士にあたり治療して来たが、未だに上手くいきません。妻エリザベスも一緒に奮闘してきたが。


王さまは大変です。そりゃ普通の者でも、こんな晴れがましい場所で喋れとい言われたら、ろれつが回らなくなりますよね。

プレッシャーに打ち勝つには自信をもたないとダメなんでしょうが。そういわれても緊張するのが人間の心理。


音楽を聴きながらの朗読実験。ジョージはこの奇妙な実験に対して違和感を感じるが、、、、。実はこの実験で驚くような結果が出たとはこの時知るよしもなかった。

ストーリー (MovieWalkerより拝借)

ジョージ6 世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていたため、英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の次男という華々しい生い立ちでありながら、人前に出ることを嫌う内気な性格となり、いつも自分に自信が持てないでいた。厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。ジョージは妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。ある日、エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言、王太子を愛称で呼び、ヘビースモーカーのジョージに禁煙させる。さらに、大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけ、シェイクスピアを朗読するという奇妙な実験を行うが、ジョージはこの治療は自分には合わないと告げ、足早に立ち去ってしまう。だがクリスマス放送のスピーチがまたしても失敗に終わったジョージは、ライオネルに渡された朗読の録音レコードを聞いて驚く。音楽で聞こえなかった自分の声が一度もつまることなく滑らかなのだ。再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励むのだった。1936 年、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワード8 世(ガイ・ピアース)が即位する。そんな中、かねてからアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンと交際していたエドワードが王位か恋かの選択を迫られる。彼は恋を選び、ジョージは望まぬ座に就くが、大切な王位継承評議会のスピーチで大失敗。だがジョージはライオネルの助けを借り、戴冠式のスピーチは成功に終わる。しかし、本当の王になるための真の試練はこれからだった。ヒトラーの率いるナチスドイツとの開戦直前、不安に揺れる国民は王の言葉を待ち望んでいた。王は国民の心をひとつにするため、世紀のスピーチに挑む……。

1925年大英帝国博覧会閉会式で、ヨーク公アルバート王子はエリザベス妃の見守るうちに、父王ジョージ5世の代理として演説を行った。しかし、吃音症のためにさんざんな結果に終わり、聴衆も明らかに王子の演説に落胆してしまった。アルバート王子は「専門家」による治療を試すものの、結果は思わしくなかった。

ローグの治療は、一味違った。アルバート王子に対しても、愛称(バーティーとライオネル)を使い合うことを承知させ、くだけた環境を作り出して療法を始めようと提案する。これに対してアルバート王子は反発し、治療法そのものに納得しない。ローグは最新の録音機を使い、王子に自身の声を聞けない状態にし、シェークスピアの『ハムレット』の台詞をレコードに録音させる。王子はひどい録音になったと思い込み、また治療の見込みがなさそうなことに腹を立てて帰ろうとする。それならと、ローグは録音したばかりのレコードを王子に持って帰らせる。


ジョージ6世の父、ジョージ5世にはマイケル・ガンボン。

ラジオ中継で、国王は息子2人の息子の将来について心配していることを告げる。

 

ディヴィッド王子役には、ガイ・ピアーズ。
国王はデイヴィッド王子について次期国王として不適格だと考えていた。


弟であるアルバート王子が王族の責務をこなせるようにならねばならないことを強調し、常にきつく接していた。

1936年、国王ジョージ5世崩御。デイヴィッド王子が「エドワード8世」として国王に即位したが、、、、。アメリカ人で離婚歴があり、まだ2番目の夫と婚姻関係にあるウォリス・シンプソン夫人と結婚することを望んでいたので、王室に大きな問題が起こるのは明白だった。


当時の首相、チャーチルもディヴィッド王子の女性問題で頭を悩ましていた。

その年のクリスマス、城で行われたパーティで兄とシンプソン夫人の下品な姿を目のあたりにして、見かねたアルバート王子が兄王に離婚歴のある女性との結婚はできないことを指摘するが、そのことにキレたディヴィッドもアルバートの吃音問題を取りあげて、王位が欲しいのかと責める。関係は悪化、、、、。

結局、エドワード8世は、即位して1年も満たぬうちに退位し、アルバート王子が国王として即位することを余儀なくされた。アルバート王子は、この負担に大きな苦しみを感じることとなる。
益々プレッシャーは大きくなるのだ。


ジョージ6世の誕生だが、、、、。王位継承評議会での宣誓は散々なものとなった

再びローグを訪ね、指導を仰ぐことにしたのだが。

大司教の反対に遭遇。

大司教は、公の資格を持たないローグに対して反発。専門家の治療を受けるようにと要求し、ローグを国王から遠ざけようと試みるが。

ジョージ6世はそれまでにローグとの間に築き合ってきた信頼関係を一番とし、また彼自身も吃音症を克服しつつあることを自覚して、ローグを手放すことをせず、彼の治療方法を信頼することにするのだった。
彼の治療がジョージを勇気つけたというのも大きいだろうね。

歴史物は苦手ですが、これは意外に分かりやすかったかな。ローグとジョージのやり取りも結構面白くて、入りやすかった。何よりもコリン・ファース、ジェフリー・ラッシュの素晴らしい演技に感動。

解説(allcinemaより拝借)

「ブリジット・ジョーンズの日記」「シングルマン」のコリン・ファースが、エリザベス女王の父にして国民から慕われたイギリス国王ジョージ6世を演じて絶賛された感動の伝記ドラマ。吃音症に悩みながらも妻エリザベスの愛とスピーチ・セラピストのサポートで歴史的演説を成し遂げ、国民のリーダーとして戦争という難局に立ち向かう姿を描き出す。共演はジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター。監督は「くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-」のトム・フーパー。

 メアリー王妃 クレア・ブルーム

  ローグ夫人 ジェニファー・イ―リー

  チャーチル ティモシー・スポール

※タイトルの「スピーチ/speech」は演説という意味をもつと同時に、話し方、話しぶりという意味がある。そのため、映画の題は、「英国王の演説」それに「英国王の話し方」の2つの意味を表しているそうだ。(ウィキぺディアより)

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 イギリス/オーストラリア
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2011/02/26
ジャンル ドラマ/伝記
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
Comments (7)
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あっという間に3月に、、、、。気になる作品に観たい作品、紹介しちゃいます!

2011-03-02 | 映画:シネコン

あぁ~気がつけばもう3月じゃあないの。

「悪魔を見た」を鑑賞して、「英国王のスピーチ」は昨日鑑賞。やっぱりアカデミーの影響も大でその上、ファーストデイということもあって、お客さんはどの回も満席に近かった。
きっとアカデミー賞に選ばれていなかったら、こんなに集客率はここまでではなかったんじゃなかったでしょうね。恐るべきアカデミー賞!凄い影響ですね。

さて今月も結構色々な作品が来ますね。でも観ていない作品まだまだありますが。今月上映の私の気になる、観たい!作品、紹介して行きます。

シネコン作品

3月5日公開作品

ツーリスト

ジョニー来日!アンジーと初共演したロマンチック・ミステリー。どうかしら?予告編だけでは何とも言えないけど・・・・。

アレクサンドリア

レイチェル・ワイズ主演、4世紀のエジプトを舞台に、ローマ帝国末期の混乱に翻弄(ほんろう)された女性天文学者ヒュパティアの数奇な運命を描く歴史ドラマ。監督は『アザーズ』『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナーバル監督。

3月18日公開

トゥル―・グリッド

コーエン兄弟×スピルバーグのコラボ作品!何とアカデミー賞10部門にノミネート♪

3月19日公開

ザ・ライト~エクソシストの真実~

異端な一流のエクソシストである神父を、オスカー俳優アンソニー・ホプキンスが怪演。

3月26日公開

ザ・ファイター

アカデミー賞ダブル受賞 おめでとうございます。クリスチャン・ベイル、メリッサ・レオ

実在する伝説のプロボクサーと異父兄の家族愛、さらにはリングでの熱き戦いを描く感動作。

唐山大地震ー想い続けた32年ー

40万人以上の死傷者を出した1976年の中国・唐山大地震を舞台に、心に傷を負った少女と罪悪感を背負い生きる母親の32年間を描く感動ドラマ。

わたしを離さないで

2005年発表のカズオ・イシグロによる長編小説。同年のブッカー賞最終候補作。

 キャリー・マリガンアンドリュー・ガーフィールドキーラ・ナイトレイ主演、マーク・ロマネク監督で映画化、2010年に公開された。イシグロ自身も製作総指揮として名を連ねている。豪華若手俳優、夢の共演かも。

以上7本

ミニシアター作品

3月5日~18日

モンガに散る 

1980年代の台北一の歓楽街モンガを舞台に、黒社会の世界に染まっていく若者たちの友情やきずな、やがて訪れるかなしい運命を描くヒューマン・ドラマ。

nude

田舎育ちのひろみは芸能人になるため上京するが、国民的AV女優になる…。不安と葛藤を描いた衝撃作。

ありあまるごちそう

食の社会見学シリーズその1

3月18日~終映日未定

フード・インク

食の社会見学シリーズその2   

みなみ会館にて3/5(土)公開の「ありあまるごちそう」と、
京都シネマで同日公開の「フード・インク」両方ごらんいただくとお得です!

3月12日~25日

ようこそアムステルダム美術館へ

美術館大規模改装工事のため、様々な問題が起こり、工事が延期・中断を繰り返すという。この問題に関わる人々の喜怒哀楽を描いたアート・ドキュメンタリー。

隠された日記 母たち、娘たち

近年も精力的な活動を続けるカトリーヌ・ドヌーヴ主演作。1冊の日記を通して描かれる3世代の女性の絆の物語。ドヌーブ作品、3作目です。

3月12日~終映日未定

堀川中立売

タイトルとはイメージの違う作品のようですね。京都を舞台に、地球侵略を画策する妖怪と、その陰謀を阻止する人間たちとのバトルを描く和風SFムービー。画芸術誌の2010年日本映画ベストテンで第2位に選出され、待望の凱旋上映!
わあ~そんな凄い作品だとは知りませんでした。

3月19日~4月1日

デザートフラワー

トップモデルのワリス・ディリーのベストセラー自伝本を、現役トップモデルのリヤ・ケベデが圧倒的輝きで演じた、劇的トゥルーストーリー。

3月26日~ 終映日未定

ソウル・キッチン

世界三大映画祭を制したファティ・アキンの新作は、多民族が共存する街ハンブルクを舞台に、音楽と料理で五感を満たす極上エンターテイメント!

3月26日~4月15日

ウッドストックがやってくる!

『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が描く、自由や変革を求める若者の熱き物語。

 以上10本

計17本です

さあ頑張って1本でも多く観よう

 

 

 

 

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悪魔を見た(2010)I SAW THE DEVIL

2011-03-02 | 映画:シネコン

 絶望の果てに、あなたは何を見るのか──

どえらい作品がまた韓国から!園子温監督「冷たい熱帯魚」を超える?ような作品かも、、、。それにしても韓国映画の凄さははかりしれないものがありますね。

今回はこのお2人です。イ・ビョンホン、シアターにはおばさんたちがちらほら来ておられました。きっとビョンホンファンの方でしょうね。
彼は韓国の人気俳優ということで、日本でも多くのファンがおられます。
  
さすが平日ということもあってお客さんはあまり入っておられませんでした。

そしてもう一人は、チェ・ミンシク、「オールド・ボーイ」や「親切なクムジャさん」でお馴染の個性的な俳優さんです。
この人がまた凄いんですよ。冷酷で残虐な殺人鬼をこれでもか!というくらいに演じてました。
それに対してイ・ビョンホンもミンシクと互角の勝負かもしれません。

イ・ビョンホン演じる国家情報員捜査官スヒョンは婚約者ジュヨンが何者かによって惨殺され、バラバラ遺体となって発見されます。
殺した男は、そうです。チェ・ミンシク演じるギョンチョル。

いきなり凶器でジュヨンが頭を殴られるシーン、その後半殺しの状態で生かしてそれから留めを刺します。これって人間がやることなのでしょうか?人間の顔をしたまさに悪魔でしょうね。

 塾のワゴン車が止まっていた。
おぉ~登場です。いよいよ始まるのか?

 この後、ジュヨンは全裸状態でビニール袋に包まれていたがとどめを刺されます。
お腹に子どもがいるから、助けて欲しいという切ない願いは聞き入れられず。。。。

惨忍な殺人鬼は容赦なく、この後も同じような事件を繰り返していきます。


大事な婚約者を助けることが出来なかったスヒョン。ショックは大きかった。同時にその犯人への怒りも。

「君の苦しみを、犯人に倍にして返してやる!」と誓うスヒョン。

スヒョンは復讐することを誓うのだった。ところがこの復讐、私たちが想像するような半端なものではなかった。これがこの作品の超凄いところです。普通ならここまでしないと思うけどね。映画の見どころもここがポイントでしょうか。

血生臭さが苦手、暴力的描写の苦手な方には絶対お薦め出来ませんので。見たい方は是非心してご覧下さいね。

ストーリー(MovieWALKER より拝借)ネタばれ含みますので、ご注意ください。

 ある夜、雪の夜道で車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が、黄色いスクールバスに乗った男に連れ去られる。地元警察は大規模な捜索を開始。まもなく川底から切断された頭部を発見する。このバラバラ殺人事件の被害者は、引退した重犯罪課の刑事チャン(チョン・グックァン)の娘ジュヨン(オ・サナ)だった。一ヵ月前にジュヨンと婚約したばかりの国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)は、ジュヨンが事件に巻き込まれる直前まで携帯電話で会話を交わしており、彼女を救えなかった自分のふがいなさを何度も呪う。深い絶望感に苦しむ彼は、自力で犯人を追い詰めると決心。上司に休暇を申し出、チャンが元部下から入手した捜査資料を受け取り、捜査線上に浮上した4人の有力容疑者をひとりまたひとりと力ずくで締め上げる。保険外交員を装って残る容疑者ギョンチョル(チェ・ミンシク)の実家を訪ねたスヒョンは、ひとり息子から現在の住みかを聞き出すことに成功。ギョンチョルのねぐらで女性用の下着やバッグを発見し、この男こそが犯人だと確信する。ねぐらの隣には被害者たちをバラバラにした血生臭い作業場があり、排水溝からジュヨンの婚約指輪を拾い上げたスヒョンは大粒の涙をこぼす。そんな中、塾の送迎バスの運転手であるギョンチョルは、ジュヨンに続いて別の若い女性を惨殺、さらに塾生の少女を広大な畑に連れ込む。だがそこにスヒョンが現れ、真夜中のビニールハウスでふたりは初めて対峙する。スヒョンを刑事と察知したギョンチョルは、鎌を振りかざして先制攻撃を仕掛けるが、スヒョンは強烈なキックで相手をノックアウト。朦朧としたギョンチョルの左手の骨を砕き、GPSチップのカプセルを飲み込ませ、その場を立ち去る。やがて意識を取り戻したギョンチョルは、自分を逮捕することも、とどめを刺すこともしなかったスヒョンの真意がまったくわからず、再び蛮行に及ぶのだが……。

しばらく休暇を取ったスヒョンは本格的に犯人探しを始めることに、、、、。

 
ジュヨンの父から、目ぼしい犯人4人のリストをする事に。

スヒョンは有力な容疑者4人を追いかけ、犯人かどうか突き止めることを実施する。最後に残ったのがギョンチョル。保険外交員を装い、彼の実家を訪ねる。
彼の姿はなかったが、一人息子から現在の住みかを聞き出すことに成功。ねぐらで女性の下着やバッグを発見。これでギョンチョルこそが、異常極まりない猟奇殺人鬼だと確信。
驚くことに奥には血生臭い作業場があり、排水溝から、ジュヨンの婚約指輪を拾いあげる。。。。スヒョンは大粒の涙をこぼすのだった。

 ジュヨン役 オ・サナ
何処となく松嶋奈々子に似ている。出番は少なかったのが残念ですね。

実はギョンチョルは塾の送迎バスの運転手だった。その後も若い女性を惨殺。警察の追っ手が迫っていることを察知した彼は、今度は塾生の少女を広大な畑に連れ込む。

スヒョンがそこへ現れる。真夜中のビニールハウスで二人は初めて対峙することに・・・・。

この場所で凄まじい格闘が繰り広げられる。

鎌を振りかざすも、そんなことで動じないスヒョンは素早い身のこなしでそれを交わすのだ。キックでギョンチョルをノックアウト。何と左の手の骨を砕く。意識朦朧となったギョンチョルの口にGPSチップのカプセルを飲み込ませる。

 この場でギョンチョルを片つけられるはずなのにあえて離す。何故に?ギョンチョルもとどめを刺さなかったスヒョンの真意が理解出来ず。

ここからとどまることなくスヒョンのギョンチョルを追う旅が始まるのです。


様々な場面で、ギョンチョルの悪態が噴出。

タクシーでは運転手になりすました2人組の強盗に遭遇。もちろんギョンチョルの手にかかれば、血祭り状態。
怪我で訪れた病院では、可愛い看護婦を襲う。


どの場面も緊迫した空気が漂って・・・・。

心臓に悪いかもしれませんね。この雰囲気に耐えられるか?まるで傍観者の気分ですね。


イ・ビョンホン、チェ・ミンシクに負けず、圧巻な演技。そしてアクションも凄いですね。

主な登場人物

 ジュヨンの父 チャン チョン・グクァン キム・キドクの「弓」で船のおじさん役だった人ですね。

 才課長 チョン・ホジン

 ジュヨンの妹 セヨン キム・ユンソ

  テジュ ギョンチョルと同じ同業者 チェ・ムソン

 セジョン テジュの愛人 キム・インソ

ということでエンドレスのような果てしない闘いが続きます。
さてどちらに軍配が上がるのか?復讐という目的でギョンチョルを追い込むわけですが、だんだん目的が違う方向へと行っているような感じです。

とにかく最後まで息を抜けません。終始ハラハラ、ドキドキ、緊張の連続。緩和はありませんね(笑)

最後まで裏切られることなく、、、。見せて頂きました。


イ・ビョンホン

 


チェ・ミンシク

解説(allcinemaより拝借)

「甘い人生」「グッド・バッド・ウィアード」の俊英キム・ジウン監督が、その壮絶な残酷描写で世界に衝撃をもたらした戦慄の復讐バイオレンス。主演は韓国を代表する2大スター、「甘い人生」のイ・ビョンホンと「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシク。愛する婚約者を悪魔のような殺人鬼に殺された男が、地獄の苦しみを味わわせるべく冷酷かつ壮絶な復讐に乗り出したことでエスカレートしていく2人の報復合戦の行方を、迫真の演技と緊迫感あふれる映像で描き出していく。

 キム・ジウン監督

メディア 映画
上映時間 144分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ)
初公開年月 2011/02/26
ジャンル サスペンス/アクション/ドラマ
映倫 R18+

 

オフィシャル・サイト
http://isawthedevil.jp/

 

 

 

 

 

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