ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

真剣な人は謙虚です

2006年02月18日 | 価値観
 基本的にこのブログにはグチっぽいことは書かない主義なのですが、、、ま、たまには。


「教えてください」
謙虚に人の話を聞く気持ちのない人に、この言葉を気軽に言われたくない。
誰かに何かを教わりたい時、
ほんとうに何かを学びたい人の態度と
言葉だけで「教えてください」という人の態度には
決定的に違いがある。
真剣な人は謙虚だ。


「気がついたことがあったら教えてください」って言うけど、
簡単に人に教えてもらおうとせずに
まずは自分で気づこうと努力しようよ。
苦しんでみて、悩んでみて、出口が見えなくて、ヘコんで、
人に聞くのはそれからでしょう。


軽々しく「教えて下さい」という人は
なぜか教わったことを軽々しく扱うことが多いです。
それを分かっていながら、「教えて下さい」と言われると、
つい本気で自分の考えを語ってしまうアホなぼく。
それに対して返ってきた言葉は
「そんなことは分かってます」
「そんなことは(言われるまでもなく)前提でしょう」
・・・。
分かってないから、
分かっているつもりになっているだけなのが見えるから
その点を話題にしたんだよ。
謙虚に聞く気がないのなら、自分に自信があるのなら、
上っ面だけ「教えてください」なんて言わなければいいのに。
(普通に質問して普通に答える、という範疇の話なら別ですが・・・)


そういう人とは一緒にはプレイできない。
「一生懸命やっているふり」をする人とは。
いろんなスタンスがあって然るべきだから、
そういう人がいるのも否定はしないけれど、
あえて自分がそういう人と一緒に演奏するつもりはありません。
大事な自分の時間、有効に使う自由はあるのです。


そういうようなわけで
今夜、月に一度のあるお店での自分の演奏をお断りしてきました。
声をかけて下さったO先輩、良くして頂いたお店の方々には、
本当に本当に申し訳ないと思っています。
でも、ぼくが一緒に音を出したいと思える相手は、
上手下手だけが重要なのではないのです。


とてもヘコんだまま書いた記事なので、
我に返った時に恥ずかしくなって消すかもしれません
もしかしたらぼくの心が狭いのかもしれません。
批判、突っ込みがありましたら謙虚に読ませて頂きます。


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コメント (16)
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