ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

不眠とジャズ

2006年02月12日 | 随想録

♪今日はとくにUPするようなモノがないからMy Bedの写真でものっけてみますわ。近頃不眠気味だからあんまり会ってないです(笑)♪


 昨夜のライブではまたもやハイ・テンションになってしまい、帰りにクール・ダウンしようと友人のバーに寄ったのはいいけれど、たわいもない話で盛り上がってしまって、コーヒーしか飲んでないのに、さらに浮かれてしまうハメになった私です。(^^;)


 家に帰ったのが午前3時過ぎ。それから今メチャメチャ気に入っている『プレイヤー』(北川潔トリオ)をまたもやしつこくも繰り返し繰り返し聴き倒したあげく、このアルバムの持っているエネルギーによって完全に不眠と化してしまいました。
 そして、ミュージシャンそのものの世界観が感じられるような、濃くて手ごたえのあるジャズがもっと聴きたくなって(ちょっと症状が中毒っぽい)、手当たり次第に聴いていたら夜明かしどころか、もう昼過ぎてしまいました。(-ω-)♪


     
     サンタナ&マクラフリン 『魂の兄弟たち』


■カルロス・サンタナ(g)&ジョン・マクラフリン(g)
 『魂の兄弟たち』(1973年)
 この頃のこのふたりって、インドの宗教家、スリ・チンモイ師に心酔していた影響で、精神面をとても重視した演奏を繰り広げているんです。ギター(ふたりともギタリスト)で神と愛を崇め奉っているような。とくに4曲目の「神の園へ」で聴かれるふたりのスピリチュアルでドラマティックなスーパー・ギター・バトルが凄い。濃いな~


     
     ゲイリー・ピーコック 『ヴォイセズ』と『イーストワード』


■ゲイリー・ピーコック(b)
 『ヴォイセズ』 『イーストワード』
 キース・ジャレット・トリオの一員で、今やジャズ界有数のベーシストとして活躍しているゲイリー・ピーコック。彼は東洋思想に大きく影響され、1970年からの約2年間、京都と東京で暮らしていましたが、この2枚のアルバムは、その滞日中に録音されたものです。ピアニストの菊地雅章との「対話」がこれまたまるで修行僧同士の問答のようにも聴こえる、不思議な雰囲気を持った作品です。ひと気のない静かな山奥で聴くとさらに浸ることができるかも。ひょっとすると、出家の気分を味わえるかもしれんぞ。


     
     キース・ジャレット 『ケルン・コンサート』


 そのほかにも、キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』、『サムホエア・ビフォア』とか、コルトレーンのアルバムとか、そんなのばっかり聴いてたので、今のぼくの精神状態はとっても敏感(笑)。音楽の影響って、アナドレません。
 そしてその勢いで、澤野工房に北川潔トリオのファースト・アルバム『アンセストリー』を注文いたしました。きみ駒さんtaechiさん、届いたアカツキには、噂のライナー・ノートの内容を報告をさせて頂きますので、お楽しみに。


 結構不眠の日々が続いているせいで、今日は完全なナチュラル・ハイであります。誰にも止められないこの勢いで、今から部屋の掃除でもやったろやないかい、うぉっしゃあああーー!(折角勢いがあるのに、そんな所帯じみたことしか思いつかないのがナサケない・・・


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コメント (2)
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