♪ワタクシ、お呼びがかかるのならイラクでも北朝鮮でも行かせて頂く覚悟であります。いつでも呼んでくれ給え(^^)
ぼくが「楽器を弾く仕事」のオファーを受ける時にモットーとしていることがいくつかあります。
1.ギャラの金額が安いからというだけで断わることはしません。事情を正直に教えて下されば金額の大小は問題ではないのです。ただし約束を守って頂けない人の仕事は、二度とは受けません。
2.現場(ライブ会場。ハコ。)の大小で断わることはしません。どんな小さな会場でも全力投球させて頂きます。
3.ジャンルで仕事を選ぶようなことはありません。ロックだろうがジャズだろうが演歌だろうが民謡だろうが、プレーヤーとしてのぼくを信頼して下さって依頼して下さるのならば、喜んで演奏させて頂きます。
4.(自分が雇われて行く場合)他のメンバーが誰であろうと文句は言いません。
(この4ヶ条はごくごく当たり前のことではありますが。)
つまりですね、
「呼んで頂けるのであれば、イラクであろうが北朝鮮であろうが、喜んで馳せ参じようではありませんか」
というのがぼくのモットーなんです。(われながらアホや~と思います。でもほんとにイラクから依頼が来たら、やっぱりちょっとコワいな~。でもでも一応行くつもりで悩むだろうな~笑)
ところが最近、上の「4」についていろいろ考えることがある。
ぼくが切実に「共演したい」と思う人は、
①「命がけで」演奏しているアツい人。
②「命がけで」感動を聴衆に与えようとしているアツい人
③演奏とその人が日頃語っている音楽観が一致している人
などなのですが。。。
①②はぼくの尊敬しているあるピアニスト氏から教わった哲学でもあり、自分もそうありたいといつも心がけていることです。
③に関しては、有体に言うと、「ナルベクなら発言と行動が一致している人がいいな~ゼイタクは言えないけどさ」、ってことですね。例えば、「ぼくは趣味で演奏できればいいんだ」という考え方の人がマイペースで自分の楽しみのためだけに演奏するのは「言行一致」です。こういうタイプは問題ありません。もちろん、一番刺激になるのは「音楽に対してアツい考えを持つ人のアツいプレイ」なんですけれどね。
しかし問題は、①②③に相反する人とシビアな現場を共にしなければならない場合です。中でも悩むのは、「演奏に心を込めようとはしないけれど声高に音楽のありようだけを語る人」、あるいは「声高に音楽を語ってはいるけれど、実はステージに上がって目立つことだけが目的という人」の存在です("ミュージシャンぶった人"、と表現した人がいました。厳しい表現ですが、言いえて妙だと思いました)。こういう「言行不一致」タイプの人とステージを共にすると、不信感だけがつのって大きなストレスとなるのです。
自分の気持ちをうまく処理して解決しなければならないことだとはわかっているんですが、それでもいろいろと悩んでいた今日この頃でした。
そんな昨夜、ある知り合いのプレーヤーのライブを観て来ました。10数人も入ればギッシリ、という小さなお店でのライブでした。しかしそのプレーヤーは汗をダラダラ流しながら、自分のできる精一杯の手を尽くして、お客さんたちに気持ちのこもった音を必死で届けようとしていました。これは彼のいつもの姿勢なのですが、こういう姿勢を持ったプレーヤーはとても貴重な存在だと思います。プロならば当然のことではあるのですが、当然のことを当然のように続けることは実は本当は大変なことなのです。ぼくはそのプレーヤーに対して敬意を払いたい気持ちで一杯になりました。
ぼくも気持ちを新たにしなければ、少しずつでもオトナになって行かねば、そしてさらに全力を尽くして、より質の高い演奏を続けていかねば、と思った貴重な夜でした。
余談ですが、岡山の某名物バンドのリーダーであるK氏と仲良くなれたのは、昨夜のもうひとつの小さくて大きな嬉しいことでした。とーっても気のいい、オモロイ人だったのだ。「輪が広がる」ってことも嬉しいことですね。うんうん。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
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ぼくが「楽器を弾く仕事」のオファーを受ける時にモットーとしていることがいくつかあります。
1.ギャラの金額が安いからというだけで断わることはしません。事情を正直に教えて下されば金額の大小は問題ではないのです。ただし約束を守って頂けない人の仕事は、二度とは受けません。
2.現場(ライブ会場。ハコ。)の大小で断わることはしません。どんな小さな会場でも全力投球させて頂きます。
3.ジャンルで仕事を選ぶようなことはありません。ロックだろうがジャズだろうが演歌だろうが民謡だろうが、プレーヤーとしてのぼくを信頼して下さって依頼して下さるのならば、喜んで演奏させて頂きます。
4.(自分が雇われて行く場合)他のメンバーが誰であろうと文句は言いません。
(この4ヶ条はごくごく当たり前のことではありますが。)
つまりですね、
「呼んで頂けるのであれば、イラクであろうが北朝鮮であろうが、喜んで馳せ参じようではありませんか」
というのがぼくのモットーなんです。(われながらアホや~と思います。でもほんとにイラクから依頼が来たら、やっぱりちょっとコワいな~。でもでも一応行くつもりで悩むだろうな~笑)
ところが最近、上の「4」についていろいろ考えることがある。
ぼくが切実に「共演したい」と思う人は、
①「命がけで」演奏しているアツい人。
②「命がけで」感動を聴衆に与えようとしているアツい人
③演奏とその人が日頃語っている音楽観が一致している人
などなのですが。。。
①②はぼくの尊敬しているあるピアニスト氏から教わった哲学でもあり、自分もそうありたいといつも心がけていることです。
③に関しては、有体に言うと、「ナルベクなら発言と行動が一致している人がいいな~ゼイタクは言えないけどさ」、ってことですね。例えば、「ぼくは趣味で演奏できればいいんだ」という考え方の人がマイペースで自分の楽しみのためだけに演奏するのは「言行一致」です。こういうタイプは問題ありません。もちろん、一番刺激になるのは「音楽に対してアツい考えを持つ人のアツいプレイ」なんですけれどね。
しかし問題は、①②③に相反する人とシビアな現場を共にしなければならない場合です。中でも悩むのは、「演奏に心を込めようとはしないけれど声高に音楽のありようだけを語る人」、あるいは「声高に音楽を語ってはいるけれど、実はステージに上がって目立つことだけが目的という人」の存在です("ミュージシャンぶった人"、と表現した人がいました。厳しい表現ですが、言いえて妙だと思いました)。こういう「言行不一致」タイプの人とステージを共にすると、不信感だけがつのって大きなストレスとなるのです。
自分の気持ちをうまく処理して解決しなければならないことだとはわかっているんですが、それでもいろいろと悩んでいた今日この頃でした。
そんな昨夜、ある知り合いのプレーヤーのライブを観て来ました。10数人も入ればギッシリ、という小さなお店でのライブでした。しかしそのプレーヤーは汗をダラダラ流しながら、自分のできる精一杯の手を尽くして、お客さんたちに気持ちのこもった音を必死で届けようとしていました。これは彼のいつもの姿勢なのですが、こういう姿勢を持ったプレーヤーはとても貴重な存在だと思います。プロならば当然のことではあるのですが、当然のことを当然のように続けることは実は本当は大変なことなのです。ぼくはそのプレーヤーに対して敬意を払いたい気持ちで一杯になりました。
ぼくも気持ちを新たにしなければ、少しずつでもオトナになって行かねば、そしてさらに全力を尽くして、より質の高い演奏を続けていかねば、と思った貴重な夜でした。
余談ですが、岡山の某名物バンドのリーダーであるK氏と仲良くなれたのは、昨夜のもうひとつの小さくて大きな嬉しいことでした。とーっても気のいい、オモロイ人だったのだ。「輪が広がる」ってことも嬉しいことですね。うんうん。
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