ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

同じものがもうひとつ

2006年05月25日 | 随想録

♪柳家小三治師匠△
 

 今日は通院日。
 天気がいいと気分も良くて、朝一番にフットワークも軽く病院へ。
 といっても楽しい気分で病院へ行っというわけじゃないんですけどね。早めに用事を済ませて、あと本屋さんとかCD屋さんなんかをひやかしに行こうと思ったのです。


 予定どおり、早めに診察が終わったので、10時過ぎには開店間もない本屋さんに直行。平日の午前中、まだあまりひと気のない店内でゆっくり落ち着いて品定めできるのはいいもんです。
 今日ふと目にとまったのは、柳家小三治さんの「ま・く・ら」。講談社文庫です。タイトルから察しがつく通り、落語のイントロである「枕」を一冊にまとめたものです。これ、面白そうじゃないですか!(・∀・)
 最初のほうをパラパラとめくって見ます。


 「・・・ホテルでもって氷を頼んだんですね。そしたら、トントンってしばらくしてから叩くやつがいたから、誰だろうなと思ったら、表で『アイス・マン、アイス・マン』って言ってるってぇんですよ(笑)。そいで、何か悪いことしたのかしら? という、ただ、それだけのことでございましてね(笑)
 ─(中略)─ いま考えてみると、氷持ったやつが、「あいすまん」なんて言うわけがない(笑)。だから、とんでもねぇガセネタだったんでございますね、これは(笑)・・・(『ニューヨークひとりある記』より)」


 あ、この話、テレビで見た小三治師匠の舞台で聞いたことあるある。やっぱり噺家の人が持ってるネタって、読んでも面白いのが多いね~、なんてことを思いながら、その本を手に持ったまますぐにレジへと向かいます。週末、ちょっと遠出をするので、新幹線の中ででも読めそうだな、と。


 家に帰ってざっとページをめくってみました。
 どうもおかしい。なんとなくだけど、どこかがおかしい。
 ふ~む、知ってる話ばかり書かれているような気がする・・・、と思った瞬間、ようやく頭の中に豆電球が灯りました。ほら、よくマンガにあるみたいに。
 ドタドタドタッと本棚のある部屋に駆け込んで、えーと「柳家小三治著 ま・く・ら、ま・く・ら、、、と、あ~! あった~(゜Д゜;)・・・ (T-T) 」
 テレビで見たから話を覚えてたんじゃありません。
 前に一度読んでたから覚えてたんでした。(;´Д`)


     


 時々やるんですよ、同じ本をもう一度買ってきたり、同じCDをもう一枚買ってきたり・・・。トシなのでしょうか
 あ~あ、なんだかガッカリ。
 こんなことじゃ「ま・く・ら」じゃなくて「お先まっくら」だよ~(オオゲサですね、ワハハ
 お粗末さまでした(*´∀`*)


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コメント (4)
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