ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

バンド名の由来あれこれ

2007年12月04日 | ネタをたずねて三千里

 バンドを組んだ時にみんな頭をヒネるのがバンド名。
 それはそうですよね。自分が所属する愛着のあるバンドなんだから、少しでもカッコいいバンド名を付けたいと思うのが人情ってもんです。
 いつも思うんですけれど、人気のあるバンドって、たいていそれなりにカッコいいバンド名を持ってますよね。いや、人気があるからバンド名もカッコよく感じられるのかもしれないな~
 というワケで、いろんなバンドの名前の由来を調べてみました。


ABBA (アバ)
 グループを結成した1972年当初は、メンバーの名前を並べただけの「ビヨルン,ベニー&アグネッタ,フリード」という名前でした。しかし呼びにくかったため、彼らのマネージャーが四人の頭文字を取って、「ABBA」と名付けました。(フリーダの正式名はアンニフリード)


AC/DC
 家電製品などに書いてある「AC/DC」、これは「交流/直流」という意味です。メンバーであるアンガスとマルコムのヤング兄弟がいつも大音量で演奏していたため、彼らの母・マーガレットがその喧しさを掃除機に例えた、とか、アンガスとマルコムは母のミシンの上部に書かれた文字を見てバンド名をAC/DCにした、などという話があります。また、バンドのメンバーが電気掃除機に書いてあった注意書きを見て思いついた、という説もあるようです。


AEROSMITH (エアロスミス)
 メンバーのジョーイ・クレイマー(drums)がハイスクール時代に考えていたバンドの名前のひとつが、「エアロスミス」という造語だったそうです。


BAD  COMPANY (バッド・カンパニー)
 意味は「悪友」。メンバーのポール・ロジャース(先ごろクィーンの新ヴォーカリストとして来日)のお気に入りのカントリー・ソングにちなんだもの。ドイツのフランクフルトのクラブにたまたま貼られていた西部劇映画のポスターからヒントを得た、という説もあります。


BANGLES (バングルス)
 最初のバンド名はスーパーソニック・バングス。後にバングスと改名しましたが、ニュージャージー州に同名のバンドが存在していたため、バングルスという名前に落ち着きました。バングルとはアクセサリーの腕輪のことです。


BAY  CITY  ROLLERS (ベイ・シティ・ローラーズ)
 バンド名がなかなか決まらず、最後には、地図に適当にダーツを投げて命中した町の名前をバンド名としよう、ということになり、投げたダーツは「ベイ・シティ」に刺さった、ということです。


BEATLES (ビートルズ)
 当時彼らが心酔していた「バディ・ホリー&クリケッツ(こおろぎ)」にちなみ、同じく昆虫の名前を付けようと考えました。そこでBEETLE(かぶと虫)と音楽の「BEAT」をかけて「BEATLES」とした、ということです。


BEE  GEES (ビー・ジーズ)
 最初のグループ名はラトルスネークス(Rattlesnakes)、その後、ウィー・ジョニー・へインズ&ザ・ブルーキャッツ(Wee Johnny Hayes & the Bluecats) に改名します。そしてバンドはビル・グード(Bill Goode)という人物によってラジオのDJ、ビル・ゲイツ(Bill Gates)に紹介されます。ゲイツは自分とグードのイニシャルから彼らをBee Geesと名付けました。


BLACK  SABBATH (ブラック・サバス)
 意味は「黒い安息日(Black Sabbath)」。この場合の「安息日」はユダヤ教のもので、土曜日にあたります。1964年公開の同名ホラー映画から付けられました。映画を観ようとする人の長い列を見たベーシストのギーザー・バトラーによって命名されたということです。バンドはデビュー・アルバム「黒い安息日」(Black Sabbath)を1970年2月13日の金曜日にリリース、ヨーロッパに残っている暗黒信仰・魔女崇拝のイメージを真正面から掲げてすぐに人気バンドにのし上がりました。


BLOOD  SWEAT  &  TEARS (ブラッド・スウェット & ティアーズ)
 ブラッド・スウェット & ティアーズは、1960年代後半から1970年代にかけて一世を風靡したブラス・ロック・バンドです。「血と汗と涙」というこのユニークで熱いバンド名は、ジョニー・キャッシュの曲名をそのまま付けたものですが、そのジョニー・キャッシュの曲は、第二次世界大戦中の1940年5月13日にイギリスの首相ウィンストン・チャーチルが下院で行なった演説『今の私に提供できるのは、自らの血、労苦、涙、そして汗以外には何もない』から引用したものです。当時のイギリス軍はヨーロッパ戦線において非常に不利な状況に陥っていました。


BON  JOVI (ボン・ジョヴィ)
 ボン・ジョヴィのリーダーは、ボーカリストのジョン・ボン・ジョヴィ。もともとは、ジョンを売り出すために作ったバック・バンドがボン・ジョヴィでしたが、ジョンの希望でバンドとしてデビューしました。ジョンの本名は「ジョン・フランシス・ボンジィオビ・ジュニア(John Francis Bongiovi Jr.)」ですが、発音が容易で、表記も見やすいことから芸名とバンド名を「Bon Jovi」にしました。


CHICAGO (シカゴ)
 もともとは「ビッグ・シング」という名でしたが、プロデューサーのジェイムズ・ウィリアム・ガルシオと出会い、彼の発案でバンド名を「シカゴ・トランジット・オーソリティ(Chicago Transit Authority=シカゴ交通局)」に変えました。ところがファースト・アルバム発表後に当のシカゴ交通局からクレームがついたため、「シカゴ」に改名しました。
 ちなみにアメリカの地名「シカゴ」の由来は、先住民アルゴンキンの言葉で「野生のニンニク(またはタマネギ)のある場所」という意味の「Chicagou'」である、という説が有力だそうです。


CREAM (クリーム)
 「最上級のもの」という意味だそうです。バンド結成当時、すでにメンバーそれぞれが凄腕ミュージシャンとして知られており、英国の音楽業界では選りすぐり(Cream of Crop)と見なされていたことに由来します。スーパー・グループにふさわしいバンド名ですね。


DEEP  PURPLE (ディープ・パープル)
 リッチー・ブラックモアの祖母が好んでいたビング・クロスビーの同名の曲(作曲はピーター・デローズ)から名付けられたと言われています。


DEF  LEPPARD (デフ・レパード)
 最初は、メンバーのジョー・エリオットのアイデアで「DEAF LEOPARD(耳の聞こえない豹)」と名乗りましたが、名前のイメージからパンク・バンドと取られかねないので、スペルを「DEF LEPPARD」と変えました。スペルはレッド・ツェッペリンを意識したものだそうです。


DOOBIE  BROTHERS (ドゥービー・ブラザーズ)
 彼らがまだ売れない頃、仕事もなくマリファナを回しのみしていた時に、誰かが言った「俺たちはまるでドゥービー・ブラザーズだな」のセリフがそのままバンド名となりました。「ドゥービー」とは、カリフォルニアでドープと呼ばれるマリファナのことだそうです。


DOORS (ドアーズ)
 小説家で思想家のオルダス・ハックスリーは、幻覚剤によるサイケデリック体験をまとめた「The Doors of Perception(知覚の扉)」を出版しました。このタイトルは、ウィリアム・ブレークの詩「忘れがたい幻想」の一節から取ったものですが、「Doors」というバンド名は、この「知覚の扉」というタイトルにインスパイアされたものです。


EAGLES (イーグルス)
 ネイティヴ・アメリカンの神話を元に名づけられました。思いついたのは、バンドの創設メンバーのひとりであるバーニー・レドン。「鷲(Eagle)は鳥の中で最も霊性が豊か。そして他のどんな鳥よりも高く飛ぶことができる」というのがその理由だということです。


FACES (フェイセズ)
 前身はスモール・フェイセズ(Small Faces)。結成当初のメンバー四人のうち、スティーヴ・マリオット、ロニー・レーン、ケニー・ジョーンズの三人が小柄(5フィート6インチ以下だったという説がある)であることから「Small」、それに「ロック・シーンの顔役」という意味をこめた「Face」という単語を付け加えたようです。のちにマリオットが脱退し、ロッド・スチュワートとロン・ウッドが加入して、「Small」の単語が取れました。


FOREIGNER (フォリナー)
 イギリス人とアメリカ人が混在するという、当時では珍しいメンバー構成で、そうしたことから「フォリナー(=外国人)」と名付けられました。


GRAND  FUNK  RAILROAD (グランド・ファンク・レイルロード)
 アメリカの鉄道会社「Grand Trunk Western Railroad」をもじって名付けられました。


GRATEFUL  DEAD (グレイトフル・デッド)
 このバンド名の意味は「安楽死」だ、とよく言われていますが、それは間違いで、正しくは「感謝する死者」という意味です。「負債を抱えたまま死んだため埋葬されない死者のためにお金を出してやった旅人が、それからはその死者から幸運をもたらされた」という民話に基づいているそうです。


KING  CRIMSON (キング・クリムゾン)
 バンド加入以前にイアン・マクドナルドとピート・シンフィールドが共作した楽曲「クリムゾン・キングの宮殿」からとったもの。ピート・シンフィールドがメンバーの反対を押し切って付けたということです。


KISS (キッス)
 ジーン・シモンズとポール・スタンレーは「ウィキッド・レスター(Wicked Lester)」というロック・バンドに在籍していましたが、より個性的なサウンドを目指して脱退しました。新バンドのドラマーを探すうちに出会ったのが、ピーター・クリスです。クリスがかつて在籍していたバンド「リップス」にインスパイアされたスタンレーの発案によって、1973年にバンド名を「キッス」としました。ちなみにシモンズのほうは、より強いインパクトを求めて「Fuck」というバンド名を考えていたそうです。


LED  ZEPPELIN (レッド・ツェッペリン)
 ジェフ・ベックのソロ・シングルの録音のためジェフとジミー・ペイジ(ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース)、ニッキー・ホプキンス(ピアノ)、キース・ムーン(ドラムス、ザ・フー)の5人によるセッションが1966年に行われました。このセッションは大成功で、5人中4人はパーマネントなバンドとしての活動を希望しましたが、ジョーンズが乗り気でなかったことと、シンガーが見つからなかったことが理由で、その計画は無に帰しました。その時のムーンの発言「もしも俺たちが今いるバンドを辞めたら、きっと向こうは鉛の風船みたいに急降下だろうぜ、いや、鉛の飛行船(lead zeppelin)かな?」が、レッド・ツェッペリンのバンド名の由来です。ツェッペリン号とは、有名な飛行船の名前であることはよく知られていますね。


LITTLE  FEAT (リトル・フィート)
 メンバーのローウェル・ジョージ(g)の足が異様に小さかったからという説、「FEAT」には「業績」の意があることから、ささやかでよいから足跡を残せるバンドになろうという意気込みを込めたという説、「BEETLE」を「BEATLE」ともじったのを真似たという説などがあります。


LYNYRD  SKYNYRD (レーナード・スキナード)
 バンドのメンバーが通っていたハイスクールの体育教師「レオナルド・スキナー(Leonard Skinner)」の名をもじってバンド名としました。当時のメンバーたちは頭髪に関する規則を厳しく守らせることで知られていたスキナー先生に相当悩まされていたようです。のちに人気バンドになった彼らはスキナー先生を懐かしんで、自分たちのコンサートへ招待しています。


MOODY  BLUES (ムーディー・ブルース)
 前身のバンド名「M&Bファイヴ」に由来しています。さらにM&Bの由来はというと、彼らが愛飲していたビールの銘柄(Mitchel&Butler)の頭文字だということです。


MR.  BIG (ミスター・ビッグ)
 1968年から73年にかけて活躍したロック・グループ「FREE」の代表曲のタイトルをバンド名にしました。言葉の響きも良いし、曲もカッコいい、というのが理由のようです。


NIRVANA (ニルヴァーナ)
 仏教用語で「涅槃」のことです。「涅槃」とは、「自我を久遠の仏性に没入した至福の状態」という意味だそうです。カート・コバーン(vocal, guitar)によると、「詩的で美しく、響きの良いバンド名にしたかった」とのこと。「Nirvana」という言葉の持つ意味に深い理由があったわけではないそうです。


PINK  FLOYD (ピンク・フロイド)
 オリジナル・メンバーのシド・バレットが好きだった「ピンク・アンダーソン」と「フロイド・カウンシル」というふたりのブルース・シンガーの名前を取りました。もともとはブルースに根ざしたバンドですからね。


POLICE (ポリス)
 意味よりもできるだけインパクトのある名前を、ということでバンド名を「POLICE」にしました。スチュアート・コープランド(drums)によると、世界じゅうどこの国でも宣伝になるから、というのがその理由だそうです。


PROCOL  HARUM (プロコル・ハルム)
 「青い影」の大ヒットで永遠に名の残るグループです。このユニークなバンド名は、メンバーのキース・リード(作詞)の友人が飼っていたシャム猫の名前から取ったということです。


QUEEN (クイーン)
 フレディ・マーキュリーのアイデア。「女王陛下の国のバンドであり、エリザベス女王に敬意を込めて」、そのうえ「目立つ、優雅で上品、響きも良い単語」というのがその理由だそうです。
 ただし「クイーン」は「女装する男性、ゲイ」の隠語でもあり、それを知っていた他のメンバーが猛反対したそうですが、結局フレディが押し切ってしまいました。


R.E.O.  SPEEDWAGON (R.E.O.スピードワゴン)
 メンバーのニール・ドーティーが、輸送史の本の中から見つけた「R.E.O.スピードワゴン・トラック・カンパニー」という社名をバンド名にしました。R.E.O.とは、同社の創業者、ロンソン・E・オールズの略。


ROLLING  STONES (ローリング・ストーンズ)
 ブルースなどの黒人音楽に心酔していた彼らは、偉大なブルース・シンガー、マディ・ウォーターズの代表曲のタイトルをバンド名にしました。一説によると、バンド名を尋ねられたブライアン・ジョーンズが、ちょうどその部屋(楽屋、とも言われている)の床にあったマディ・ウォーターズのレコードに収められていた「Rollin' Stone」をバンド名にしたといいます。


TEN  YEARS  AFTER (テン・イヤーズ・アフター)
 「このバンドが10年後も続いていますように」という願いがバンド名の由来です。デビュー9年目の1974年に解散しましたが、1988年に再結成してからの活動歴は30年以上になります。


THIN  LIZZY (シン・リジィ)
 結成当初のバンド名は「Orphanage(孤児院)」。ジョン・メイオール・ブルース・ブレイカーズのアルバム「Blues Breakers John Mayall with Eric Clapton」のジャケットに写っているエリック・クラプトンは、雑誌「Beano」を読んでいますが、これに興味を持ったメンバーが「Beano」を買って読んでみると、掲載されていた漫画のキャラクターに「Tin-Lizzie(ブリキのエリザベス)」という名のロボットがいました。この名が気に入ったメンバーたちは、綴りをアイルランド人が発音しやすいように変えて「シン・リジィ (Thin Lizzy)」とし、これをバンド名としました。


THREE  DOG  NIGHT (スリー・ドッグ・ナイト)
 オーストラリアの原住民の「三匹の犬といっしょに眠れば寒さを感じないですむ」ということわざから取ったそうです。
 もともとは「Five Dogs Night」が正しい表現のようです。開拓のためオーストラリアに来た白人が、あまりにも寒いため毛布がわりに犬を抱いて眠ったことに由来しているんだそうです。


T.  REX (T.レックス)
 デビュー当初はティラノザウルス・レックス(Tyrannosaurus Rex)と名乗っていました。その後、1970年に新メンバーを迎え、エレクトリック・ギターを導入しますが、この年12月にT.Rexとバンド名を短縮しました。


TOTO (トト)
 来日した時、トイレに入るたびに「TOTO」の文字を目にしたのちのメンバーのひとりが、「日本で最もよく使われる単語だ」と思ってそのままバンド名とした、という話が広まったこともあったようですが、これは全くのデタラメ。(デタラメというより、彼ら流のジョークだった)
 また、メンバーのボビー・キンボール(vo)の本名、ロバート・トトーズ(Toteaux)を簡略化したという説(本名は「Toteaux」ではなく、「Robert Troy Kimball」。これもメンバーによるジョークらしい。)や、「オズの魔法使い」に出てくる犬の呼び名をバンド名にしたという説もありますが、ラテン語の「toto」には「全て」とか「網羅的な」という意味があり、どんなジャンルにも対応できるバンドの幅広い音楽性に合うから、というのが本当のところだそうです。


U2 (U2)
 バンド名の由来については、「アメリカの偵察機 U-2」「ドイツの潜水艦 UボートⅡ型」「『You too』という言葉(ファンもわれわれバンドの一員である、という意味)」など、いろいろな説があります。 メンバー自身によると、「バンド名を決める際にあげたいくつかの候補のうちで一番マシなものを選んだだけで、特に意味はない」とのことで、むしろ「『U2』という無意味な言葉をどう解釈するのか、という自由こそが魅力だ」」と語っています。彼らは「フィードバック(Feedback)」、「ハイプ(Hype)」というバンド名を経て、1978年から「U2」と名乗っています。
 ちなみにU2のメンバーが通っていたマウント・テンプル高校のアート・ディレクター、スティーブ・アヴァリルが考えたバンド名のひとつが「U2」。「Yoo Too」とせず、「U2」としたのは、「強く印象に残り、覚えてもらいやすい」から。
 またベースのアダム・クレイトンによると、地元バンド「ラジエーターズ」のスティーブ・ラビット(vocal)に「U2なんてどうだい」と勧められたことがあるそうです。


URIAH  HEEP (ユーライア・ヒープ)
 一時はディープ・パープルらと肩を並べるほどの人気を誇ったハード・ロック・バンドです。このバンド名もなかなかユニークですね。「ユーライア・ヒープ」とは、ディケンズの小説「デヴィッド・コパーフィールド」の中に出てくる人物の名です。これをバンド名にしようと提案したのは、ブロンズ・レコードの社長兼ユーライア・ヒープのマネージャーだったジェリー・ブロンでした。当時はちょうどディケンズの没後100周年で、イギリス国内がディケンズ・ブームに沸いていたことから、バンド名をディケンズにまつわるものにしたということです。


WHO (フー)
 「The Detours」を名乗っていた時期がありましたが、1962年2月にテレビ番組で同名のバンドがあることを知り、改名しようとします。その時、メンバーのピート・タウンゼント(g)の友人が「The Who」を提案、ロジャー・ダルトリー(vo)の「“The Who”に決まりだろ?」の一声で決定しました。その後フォンタナ・レコードと契約した時に、当時のマネージャーであるピーター・ミーデンによってモッズ族として売り出されることになり、バンド名もHigh Numbers(「ナンバー」は「ストリートにたむろする者」という意味の、モッズのスラング。「ハイ」はナンバーズが常にドラッグでハイになっていたことにちなむもの)に改めましたが、1964年にマネージャーがキット・ランバートに代わると、バンドは再び“The Who”と改名して再デビューしました。


YES (イエス)
 結成当時、長いバンド名を付けることが一部で流行っていました。イエスの前身も「メイベル・グリアーズ・トイショップ」という長いバンド名を持っていたのですが、今度は短くて印象に残る名前にしよう、ということから、バンドの初代ギタリストであるピーター・バンクスの案で「YES」となりました。バンクスは漫画の中にあった「YES」というセリフをヒントにしたんだそうです。






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