箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

青空に溶け込む

2020年05月13日 17時58分00秒 | 教育・子育てあれこれ
今日は青空が広がりました。
湿度はあまり高くなく、風があり、爽やかな初夏の日でした。

こんな感じです。

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初夏の一日


青の上に青を重ねたような空の色が広がる

 

緑の芝生の上で寝転がり、空を見上げる

 

抜けるような青空


吸い込まれそうな青空


自分と自然が一体となる瞬間を感じるとき


わたしは自由

 

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このように、詩で表すことができます。





さて、谷川俊太郎さんは次の詩を書いています。



空の青さを


みつめていると


私には帰るところが


あるような気がする


(谷川俊太郎「六十二のソネット41』より)




また、石川啄木さんは、次の短歌を残しています。







不来方(こずかた)の


お城の草に 寝ころびて


空に吸われし


十五の心


(石川啄木 『一握の砂』より)



15歳の人に限らず、どんな年齢の人でも、私たちは空を見上げ、青い空に触れることができます。


関心を日常生活の雑多なことから空に移すとき、自然と一体になることができます。








 


分散登校始まる

2020年05月13日 08時00分00秒 | 教育・子育てあれこれ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため箕面市の小中学校は5月10日(日)まで2か月以上休校でしたが、11日(月)から分散登校が始まりました。

 

長い休業により生活リズムが崩れた児童生徒がいるかもしれません。


教職員は今まで以上に、細かい気配りや配慮工夫が求められるようになります。

 

ある中学校では、一つの学年につき、クラスを9人以内のグループに分け、グループごとの時間差登校をしています。


そして75分間ほど学校にいて、その後下校をします。

 

その間に教職員は顔色のよくない子どもがいないか、不安そうな表情の子どもはいないか、落ち着かない様子の子はいないかなど児童生徒のようすをよく見て、適切な対応をします

 

子どもたちにとっては、「みんなと学校にいると楽しい」「友だちといっしょにいるだけで落ち着く」というように、子どもたち自身が学校を見直す機会になるかもしれません。

 

いつもなら、この時期までに入学式、始業式、離任式、対面式、部活紹介などが行われ、授業が始まり、学級では自己紹介、委員・係決め、清掃分担など行い、学校生活が軌道に乗る頃です。

 

新型コロナウイルスは、私たちの健康や経済、社会をピンチに陥れましたが、学校や子どもにとって、学校の役割を見直すチャンスに転じる機会になればいいと願います。