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子どもの中には、おじいちゃん・おばあちゃんといっしょに同居して暮らす子もいます。
私の家の場合、上の娘は0歳から、おじいちゃんが他界する23歳までいっしょに過ごしました。下の娘は16歳までいっしょに暮らしました。
一つ一つを思い出すと長い年数のように思いますが、祖父母と孫がいっしょに過ごす時間は、ほんとうに短いものです。
たしかに、歳が上がるにつれて子どももおじいちゃん・おばあちゃんに甘える度合いは少なくはなってきます。
しかし、温かい関係はちゃんと残るものです。うちの子は二人とも、おじいちゃん・おばあちゃんにかわいがってもらっていました。
おじいちゃんとは、告別式で涙を流しながら「おじいちゃんとの楽しかった日々」のメッセージを読みました。
おばあちゃんが体力的に弱ってきても、手助けが必要なときは、いやな顔ひとつせずに手をひいたり、車いすを押したりします。
おそらく、それは幼い頃、保育所まで迎えにきてくれたりして、祖父母に同じようにしてもらったからでしょう。
祖父母は、ある意味で、親にできないことをしてくれる人たちです。愛情を惜しみなく与え、孫のしあわせを願っている人です。そんな人は他にはいないのです。
時間をかけて育まれた温かな人間関係は、いつまでも残るものなのです。
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