
新型コロナウイルス感染拡大からまる3年が過ぎ、大学生活は以前に戻りつつあります。
大学生の実感を聞いた調査では、2019年度の頃に近づいています。
学生生活は「充実している」または「まあ充実している」と答えた比率はおよそ88%で、2019年度と同程度に回復されました。
2021年度から9%ほど上がりました。
キャンパスへ通うのは、平均して4日程度で2019年度の水準に近づきました。
それに伴い、対面授業実施も大きく増えました。
ただし、部活・サークル活動は10%近く落ち込んだままです。
2021年度・2022年度と2年間活動できなかった学生が、今から入ろうとするには無理があるのでしょう。
またサークル活動に関しては、今も大学側の感染防止のための規制が厳しく、思う存分にはできないという事情を反映していると思われます。
わたしも最近大学4年生の学生に聞きましたが、2年生の頃はほとんど大学に行くことはく、オンライン授業を家で受けていたとのことでした。
彼女にとっては、「失われた2年間」の大学生活だったのです。
しかしながら、「その2年間で何もしていなかったのか」と問いました。
たとえ困難に直面して、制限のある学生生活やサークル活動にどう対応しようとしたかを率直に答えればいいと伝えています。
その対応しようとした自分自身の意欲や態度を見つめれば、「失われた2年間」は「得るものがあった2年間」になるのです。
その学生自身の考え方次第です。
無駄なことはなかった大学生活を終えるみなさん、ご卒業をお祝いします。
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