箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

学校教育での動物園・水族館

2023年03月12日 08時11分00秒 | 教育・子育てあれこれ

兵庫県宝塚市にわたしの子どもの頃から宝塚ファミリーランドがありました。

 

閉園して今はもうありませんが、昔は遊園地と動物園が併設されていました。

 

それはわたしにとって、初めての動物園でした。

 

また、水族館との最初の出会いは伊勢志摩の鳥羽水族館でした。

 

楽しい時間を過ごしたことを覚えています。

 

ただ、その頃の動物園では、ほぼすべての動物が檻に入れられていて、わたしは子ども心に「窮屈そうだな」と思いました。

 

おそらく、その当時は動物園も水族館も「見せるため」の展示になっていたのでしょう。

 

上野動物園のパンダ・シンシンは、とてもよく太り健康な状態で2月に中国へ返還されました。

 

それと引きあいで話題になるのがアメリカに貸し出され4月に返還予定のヤーヤーが痩せ細っていると批判が中国のSNSで拡散されています。

 

上野動物園をはじめとして日本では、最近は動物優先つまり「動物らしくいられる」施設へと、大きく変わってきています。

 

いま日本で考えられている動物園・水族館の4つの役割とは、①種を保存する ②教育・環境教育への活用 ③調査・研究 ④レクリエーションとして、その4つの役割を果たすため変わってきていると聞き及びます。

 

その点でいうと、④のように学校から児童生とが動物園・水族館を訪れると楽しい時間を提供してくれます。

 

でも、それだけではありません。①②のように、子どもたちにとって、動物が生きていくための環境、人間と動物が共生していく視点での環境づくり、命の大切さを考え、学ぶ機会を与えてくれるのが動物園であり水族館です。


いま、SDGs学習に取り組む学校が増えてきていますが、持続可能な社会づくりを志向する学びの場として、動物園・水族館を訪問する価値は増していると言えるでしょう。

 



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