
新型コロナウイルス感染防止のために、国と国の渡航を遮断するのは当然としても、その前から移民の受け入れに反対したり、自国の利益を最優先に考える「ブロック主義」が、世界で横行していました。
罪の中でも、もっともよくないのは、人を分断する罪でないでしょうか。
分断に含まれるのが、人が人を排除することです。
今回アメリカで起きている黒人差別反対の運動は、人種差別が人と人のつながりを分断することに反対しているのです。
分断は、恐怖や非難、敵対心、怒り、嫉妬などの形で現れます。
つまり、人への悪意です。
学校は、人が人とつながることを学び、体得する場所です。
また集団のなかで生きることを学ぶ場所です。
そこで身につけた力は、児童生徒が社会へ出ていかされるのです。
授業がオンラインでできるからといって、学校の役割を代用できるものではありません。
多くの人が、学校や学級の同窓会に集うのは、そこでつながることを学んだ大切な、思い出の詰まった場所だからです。
社会で失敗したり、うまくいかなくて落ち込んだりしても、自分の無力感を味わったとき、一度歩んできた道を引き返し戻る場所は学校(母校)なのです。
そして、「もう一度やり直そう」と、気持ちを新たにできるのです。
関連ブログも読んでみてください。1年ほど前のものです。→
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます