日本は敗戦(1945年)まで、外国を侵略し、植民地支配を続けてきました。
敗戦から80年近くが経ち、今の中学生には「戦争は昔のこと」という思いが強いかもしれません。
「昔の大人がやってきた過ちであり、私たちは外国を侵略したりしていません」
このように、たしかに戦後生まれの今の中学生は、武器をもち外国の人を殺めたり、土地を奪ったりはしていないので、直接的な責任はないでしょう。
しかしいまの子は、その誤りを生んだ社会の連続性のある社会に生きています。
もし、戦争が風化していくのなら、その風化という経過に直接的に関わるのであり、過去と無関係ではいられないのです。
この見地から戦争を捉え、平和を希求する人を育てるのが、学校で実践する平和教育の本筋です。
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