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春の嵐一過の朝、両目を手術して白濁が取れたこともあって、世界が
ことの外輝いて見えます。今年は桜の花が遅くてよかった、まだ二分
咲き程度なので、散らずに済みました。これが満開だったら、「しず
心なく花の散るらん」なんて悠長なことを言っていられないほど、無
残に散り果てそうな猛烈な風でしたね。
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桜だけじゃなく、雪柳も今朝はうれしげに咲いているように見えます。
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その横にはレンギョウも。この花を見るとずっと以前訪れたドイツの
春を思い出します。とてもたくさん黄色い花が咲いているので「これ
なあに?Was ist das?」と聞いてみると「Goldregenゴルトレーゲンよ」
と通りすがりのおばあさんが教えてくれました。黄金の雨、なるほど
ねと思った記憶があります。今冬は日本と同じでドイツも寒かったよ
うですが、そろそろ町中が黄金の雨で覆われる季節が近づいている
ことでしょう。