群馬県吾妻郡中之条町の六合(クニと読むそうです)地区の奥、分かり易く言
えば草津温泉のすぐ北の山の中に「チャツボミゴケ公園」という所があります。
「面白いところだから行ってみなさい」と道の駅のアイス屋さんのおじさんに
勧められて行きました。すると、まだもう一息の色づきだけれど、きれいな紅
葉の向こうに、とても変わった風景の場所がありました。
勢い良く流れるきれいな川の中の石が、濃い緑のつややかな苔に覆われています。
行き止まりまで行くと、そこは一面緑の苔、苔、苔。穴地獄という名の不思議な
場所でした。湧き出る強酸性の鉱泉を好んで生える「チャツボミゴケ」という苔
の群生地だそうです。たまにいますよね、他の生物ならひとたまりもない強酸
性やアルカリ性の所でも平気で、というか好んでに暮らしている動植物が。この
チャツボミゴケもそんな変わり者の仲間のよう。なかなか神秘的な光景でした。