緑の、東京ブログ

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(仮称)新日比谷プロジェクトの進捗状況 2017年1月12日

2017年01月16日 06時00分00秒 | 再開発・千代田区


(仮称)新日比谷プロジェクト:工事進捗率90% 2017年1月12日
千代田区有楽町一丁目地区の日比谷三井ビルと三信ビル跡地の再開発工事「(仮称)新日比谷プロジェクト」です。JR有楽町駅や地下鉄日比谷駅周辺の繁華街にほど近く、日比谷公園の広大な緑地帯や霞が関の中央省庁街のすぐそばにある大規模な再開発計画となっています。2014年12月19日の国家戦略特区諮問会議で、「(仮称)新日比谷プロジェクト」は国家戦略特別区域として事業計画認定を受けました。都市再生特措法に基づく特例や金融・税制上の措置が受けられることになります。国家戦略特別区域、通称「国家戦略特区」とは、地域を絞って、そのエリア内に限り従来の規制を大幅に緩めて外国企業を誘致する計画のことです。また、この区域は「解雇ルール」、「労働時間法制」、「有期雇用制度」の3点の見直しを対象としています。

再開発計画の概要
2013年12月6日、三井不動産は東京・日比谷地区で進めている「(仮称)新日比谷プロジェクト」が都市計画決定したと発表しました。既存の建物2棟の跡地に、高さ約192メートルの超高層複合ビルを建設します。合わせて、周辺地区や地下鉄駅をつなぐ約4000㎡の広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」も整備します。新たに整備する広場空間に、映画や演劇などの国際的なエンターテインメントイベントを誘致する予定だとしています。同社はこのプロジェクトを、日本橋地区の再開発に続く都心型スマートシティの第2弾と位置付けていて、2017年度に竣工する予定となっています。

本件プロジェクトの特徴と都市再生への貢献内容
周辺地区や地下鉄駅をつなぐ歩行者中心の基盤整備
1.まちの賑わいの核となる広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」(約4000㎡)の創出
2.日比谷線と千代田線の「日比谷」駅をつなぐバリアフリー動線と地下広場(約1200㎡)の整備

国際競争力を高める都市機能の導入
1.新産業の創出を支援する「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」(約2000㎡)の整備
2.周辺施設と連携した「(仮称)日比谷文化発信拠点」の整備

防災機能の強化と環境負荷低減
1.帰宅困難者支援機能(千代田区最大級となる約5000㎡の一時滞在施設、備蓄倉庫の整備など)の導入
2.高効率で自立性の高いエネルギーシステムの導入、隣接する千代田区の広場に非常時の電力供給
3.環境負荷低減への取り組み(省エネ設備や技術の採用、DHCサブプラントの導入など)
4.日比谷公園と連続する緑化空間の整備(地上、屋上合わせて約2000㎡の緑化、緑化率約40%)


日比谷交差点側から見た外観イメージパースです。


(仮称)日比谷ゲートプラザのイメージパースです。


(仮称)日比谷ゲートプラザは再開発敷地の北側に整備されます。


日比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線を整備するとともに、地上へのエレベーターを2基新設し、利便性の向上を図ります。


地下鉄2駅をつなぐ「地下広場」の両側には賑わい施設を設置し、明るく利便性の高い空間を創出します。


天候に左右されず、また映像や音響を使用する多様なイベントに対応できる室内のイベント空間として3層吹抜の(仮称)プロモーションアトリウム(約800㎡)を整備します。


建物6階の屋外部分は、日比谷公園を見晴らす「(仮称)日比谷テラス」として一般に開放し、カフェなどを併設した居心地の良い屋上広場空間を整備します。

「(仮称)新日比谷プロジェクト」概要
計画地 東京都千代田区有楽町一丁目1番ほか
交通 東京メトロ日比谷線「日比谷」駅、千代田線「日比谷」駅 直結
    都営地下鉄三田線「日比谷」駅 直結
    JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅 徒歩5分
    東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、銀座線「銀座」駅直結(徒歩5分)
主要用途 事務所、店舗、文化交流施設、産業支援施設、駐車場等
敷地面積 約10700平方メートル
延床面積 約189000平方メートル
階数 地上35階、地下4階、PH1階
最高高さ 約192m
設計
マスターデザインアーキテクト ホプキンスアーキテクツ
都市計画・基本設計・デザイン監修 株式会社日建設計
実施設計・監理 KAJIMA DESIGN
施工 鹿島建設株式会社
スケジュール(予定) 2015年1月28日(着工) 2018年1月末(竣工予定)

ニュースリリース:ケンプラッツによる建築・住宅ニュース 2013年12月6日
4000平方メートル広場も創出、日比谷再開発が都市計画決定
プレスリリース:三井不動産発表の報道資料 2013年12月6日
都心型スマートシティ第2弾 ~日比谷地区を東京の新たなビジネス・文化交流・発信拠点に~「(仮称)新日比谷プロジェクト」都市計画決定 2017年度完成予定
プレスリリース:国土交通省都市局発表の報道資料 2014年12月22日
都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について ((仮称)新日比谷プロジェクト)



日比谷濠の北端部に架橋されている「馬場先門橋」前から撮影した、「(仮称)新日比谷プロジェクト」の高層オフィスビルの鉄骨群の全景です。日比谷地区内には目立った高層建築物があまりないので、高さ192メートルの新ビルは遠くからでも目立ちます。




「(仮称)新日比谷プロジェクト」の高層オフィスビルの鉄骨群の全景をズームで撮影しました。既に最高高さの192メートルには達していて、カーテンウォールのガラスパネルの取り付け作業もほぼ終了しているように見えました。




日比谷通りの歩道を南側へ向かって歩き、「日比谷交差点」前にやってきました。交差点前から(仮称)新日比谷プロジェクトの高層オフィスビルの鉄骨群の全景を撮影しました。




同じ場所から高層階部分を見上げて撮影しました。現在も工事用タワークレーンが3基展開していて、屋上構造物の築造作業が行われていました。




同じ場所から低層階部分を撮影しました。ここからだと日比谷公園の緑地帯の木々が遮っているので、再開発工事現場へ近づいていきます。




「日比谷交差点」の全景を(北西側から)撮影しました。この日比谷交差点(+晴海通り)の真下には東京地下鉄日比谷線の日比谷駅ホームが設置されています。




日比谷交差点前から、再開発工事現場方向を撮影しました。低層階部分の構造物を眺めていると、2011年1月から解体工事が始まって解体された「日比谷三井ビルディング」のオフィスビルを思い出しますね。




北西側から高層オフィスビルの低層階部分の全景を撮影しました。再開発工事以前にこの場所に建っていた「日比谷三井ビルディング」の外観デザインを意識して構築されている低層階部分は、現在も工事用シートに覆われている状態です。




同じ場所から高層階部分を見上げて撮影しました。




再開発工事区画の敷地北側に整備予定となっている「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の整備工事現場を撮影しました。現在は工事用資材置き場と工事用プレハブ小屋が展開しています。




日比谷通りの歩道内から、日比谷公園の緑地帯の「心字池」を見渡して撮影しました。大陸寒気団が南下していて、気温7度以下の真冬日だったので、日比谷公園内は人通りは全くありませんでした。




再開発工事区画の敷地南側に建っている「日本生命日比谷ビル」、通称「日生劇場ビル」を撮影しました。この日生劇場ビルと(仮称)新日比谷プロジェクトの高層オフィスビルの再開発工事との関連性がよくわかりません。日生劇場ビルと鉄骨群は一体化されるのでしょうか。




高層オフィスビルの低層商業棟の屋上に整備されることになる「(仮称)日比谷テラス」の広場を見上げて撮影しました。




南西側から、高層オフィスビルの低層階部分の全景を撮影しました。




日比谷公園の緑地帯の東側に設置されている「日比谷門」前にやってきました。日比谷門前から日生劇場ビルの全景を撮影しました。高層オフィスビルの鉄骨群と一体化されているように見えますね。




「日比谷門」前から高層オフィスビルの全景を撮影しました。




高層オフィス階部分をズームで撮影しました。




日生劇場前の横断歩道を渡って、再開発工事現場前にやってきました。再開発工事現場沿いの日比谷通りの歩道を北側へ向かって歩いていきます。




日比谷交差点の南東角に建っている「日比谷マリンビル」の敷地前にやってきました。(仮称)新日比谷プロジェクトの再開発工事現場の敷地北側を通っている道路を歩き、日比谷シャンテ前へ向かいます。




再開発工事区画の北西角前から、日比谷通りの大通りを撮影しました。高層オフィスビルの鉄骨群がほぼ完成したからか、大型トレーラーなどはそんなに出入りはしていませんでした。これからは内装工事が本格的に始まるのでしょうか。




再開発工事区画の敷地北側の道路を通り抜けて、「日比谷シャンテ」前にやってきました。平日の朝9時半過ぎの時間帯だったので、日比谷シャンテの周辺は人通りはほとんどありませんでした。




北東側から(仮称)新日比谷プロジェクトの高層オフィスビルの低層階部分の全景を撮影しました。三井不動産のホームページを読んでみると、2018年1月末に竣工(予定)と書いてあり、今から1年後に完成することになりそうです。




北東側から、「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の都市型広場の整備工事現場の全景を撮影しました。手前側を通っている道路も、都市型広場の一部として取り込まれることになります。




東側から(仮称)日比谷ゲートプラザの都市型広場の整備工事現場を見渡して撮影しました。日比谷シャンテの敷地前では、現在も地下鉄日比谷駅との地下通路の整備工事が行われています。




再開発工事現場の敷地東側を通っている道路ですが、車道部分が工事用フェンスで閉鎖されていました。歩道部分は通れるようになっているので、東京宝塚劇場や帝国ホテル東京方面へは通り抜けることは可能です。




北東側から高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




高層オフィス階のカーテンウォール壁部分をズームで撮影しました。垂直方向に金属製の庇(ひさし)が取り付けられていますが、これが今の高層ビルの設計業界の世界における「流行り」なのでしょうか。




高層オフィスビルの南東側(東京宝塚劇場側)の、ウェイブを描いている壁面部分をズームで撮影しました。




「ザ・ペニンシュラ東京」のラグジュアリーホテルの敷地前から、高層オフィスビルの全景を撮影しました。




晴海通りの歩道を東側(銀座側)へ向かって進み、JR在来線や東海道新幹線の鉄道高架橋の真下を通り抜けていきます。JR有楽町駅前の「有楽町マリオン」前から振り返って、高層オフィスビルを見上げて撮影しました。




この高層オフィスビルの全景を撮影できるスポットは無数にありますが、「今まで高層化が進んでこなかったJR有楽町駅前や日比谷地区における本格的な高層オフィスビル」という文脈で考えてみると、日比谷の繁華街の建物群を背負ってそびえ立つ(仮称)新日比谷プロジェクトの高層ビルとして、一番格好よく撮影することができます。




再開発工事現場の地図です。

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