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(仮称)新日比谷プロジェクト、工事着工へ 2015年3月26日

2015年04月09日 06時00分00秒 | 再開発・千代田区


(仮称)新日比谷プロジェクト:工事進捗率11% 2015年3月26日
千代田区有楽町一丁目地区の日比谷三井ビルと三信ビル跡地の再開発工事「(仮称)新日比谷プロジェクト」です。JR有楽町駅や地下鉄日比谷駅周辺の繁華街にほど近く、日比谷公園の広大な緑地帯や霞が関の中央省庁街のすぐそばにある大規模な再開発計画となっていて、現在は二つの古いオフィスビルの取り壊し工事は完了していて、既に新しい再開発施設の建設工事が始まっているところです。

再開発計画の概要
2013年12月6日、三井不動産は東京・日比谷地区で進めている「(仮称)新日比谷プロジェクト」が都市計画決定したと発表しました。既存の建物2棟の跡地に、高さ約192メートルの超高層複合ビルを建設します。合わせて、周辺地区や地下鉄駅をつなぐ約4000㎡の広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」も整備します。新たに整備する広場空間に、映画や演劇などの国際的なエンターテインメントイベントを誘致する予定だとしています。同社はこのプロジェクトを、日本橋地区の再開発に続く都心型スマートシティの第2弾と位置付けていて、2017年度に竣工する予定となっています。

本件プロジェクトの特徴と都市再生への貢献内容
周辺地区や地下鉄駅をつなぐ歩行者中心の基盤整備
1.まちの賑わいの核となる広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」(約4000㎡)の創出
2.日比谷線と千代田線の「日比谷」駅をつなぐバリアフリー動線と地下広場(約1200㎡)の整備

国際競争力を高める都市機能の導入
1.新産業の創出を支援する「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」(約2000㎡)の整備
2.周辺施設と連携した「(仮称)日比谷文化発信拠点」の整備

防災機能の強化と環境負荷低減
1.帰宅困難者支援機能(千代田区最大級となる約5000㎡の一時滞在施設、備蓄倉庫の整備など)の導入
2.高効率で自立性の高いエネルギーシステムの導入、隣接する千代田区の広場に非常時の電力供給
3.環境負荷低減への取り組み(省エネ設備や技術の採用、DHCサブプラントの導入など)
4.日比谷公園と連続する緑化空間の整備(地上、屋上合わせて約2000㎡の緑化、緑化率約40%)

2014年12月、当該区域は「国家戦略特別地域」へ指定へ
2014年12月19日の国家戦略特区諮問会議で、「(仮称)新日比谷プロジェクト」は国家戦略特別区域として事業計画認定を受けました。都市再生特措法に基づく特例や金融・税制上の措置が受けられることになります。国家戦略特別区域、通称「国家戦略特区」とは、地域を絞って、そのエリア内に限り従来の規制を大幅に緩めて外国企業を誘致する計画のことです。また、この区域は「解雇ルール」、「労働時間法制」、「有期雇用制度」の3点の見直しを対象としています。


日比谷交差点側から見た外観イメージパースです。


(仮称)日比谷ゲートプラザのイメージパースです。


(仮称)日比谷ゲートプラザは再開発敷地の北側に整備されます。


日比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線を整備するとともに、地上へのエレベーターを2基新設し、利便性の向上を図ります。


地下鉄2駅をつなぐ「地下広場」の両側には賑わい施設を設置し、明るく利便性の高い空間を創出します。


天候に左右されず、また映像や音響を使用する多様なイベントに対応できる室内のイベント空間として3層吹抜の(仮称)プロモーションアトリウム(約800㎡)を整備します。


建物6階の屋外部分は、日比谷公園を見晴らす「(仮称)日比谷テラス」として一般に開放し、カフェなどを併設した居心地の良い屋上広場空間を整備します。

「(仮称)新日比谷プロジェクト」概要
計画地 東京都千代田区有楽町一丁目1番ほか
主要用途 事務所、店舗、文化交流施設、産業支援施設、駐車場 等
敷地面積 約10700㎡
延床面積 約185000㎡
階数 地上35階、地下4階
建物高さ 約192m
スケジュール(予定) 2014年度着工、2017年度竣工

ニュースリリース:ケンプラッツによる建築・住宅ニュース 2013年12月6日
4000平方メートル広場も創出、日比谷再開発が都市計画決定
プレスリリース:三井不動産発表の報道資料 2013年12月6日
都心型スマートシティ第2弾 ~日比谷地区を東京の新たなビジネス・文化交流・発信拠点に~「(仮称)新日比谷プロジェクト」都市計画決定 2017年度完成予定
プレスリリース:国土交通省都市局発表の報道資料 2014年12月22日
都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について ((仮称)新日比谷プロジェクト)



東京地下鉄日比谷線の日比谷駅の真上、晴海通りと日比谷通りが交差している「日比谷交差点」から撮影した「(仮称)新日比谷プロジェクト」の再開発工事現場の全景です。




日比谷公園の緑地帯の「心字池」前から撮影してみると、再開発工事現場の敷地北西側に設置されている「モックアップ」と呼ばれている、これから建設される建物の外壁部分を見渡すことが出来ます。




モックアップの外壁部分をズームで撮影しました。




再開発工事現場の敷地南側に隣接して建っている「日本生命日比谷ビル」、通称「日生劇場ビル」を撮影しました。




日比谷公園の緑地帯の「日比谷門」前から再開発工事現場方向を撮影しました。今まで地下部分の工事を続けていたのですが、2015年3月23日にようやく工事に着工したと三井不動産株式会社より発表されました。




実際に工事に着工したのは2015年1月18日のことで、2018年1月竣工を予定として工事が進められることになります。




日生劇場前の横断歩道を渡って、再開発工事現場の敷地前にやってきました。平日の通勤ラッシュが終わった直後の時間帯であり、周辺はひっそりとした雰囲気に包まれていました。




再開発工事現場の敷地沿いの歩道を散策し、日比谷交差点側へ向かいます。




モックアップの外壁部分をそばから見上げて撮影しました。




日比谷交差点前から、北西側から振り返って再開発工事現場と日比谷通りの大通りを撮影しました。




再開発工事現場の敷地北側を通っている道路を散策して、日比谷シャンテ前へ向かいます。




敷地北側を通っておる道路から、モックアップの外壁部分を見上げて撮影しました。




日比谷シャンテ前にやってきました。北東側から「(仮称)新日比谷プロジェクト」の再開発工事現場の全景を撮影しました。この場所に「(仮称)日比谷ゲートシティ」の広場や緑地帯が整備されることになります。




この場所に地上35階・地下1階建て、高さ約197メートルの高層オフィスビルが建設されます。200メートル級の高層ビルが10棟以上は林立している東京駅周辺と比べて取り残されていた日比谷周辺ですが、ようやく重い腰を上げた感じですね。




高層オフィスビルを建設する再開発工事と並行して、地下鉄日比谷駅と直結する地下道や地下街の整備工事も今後2年間にわたって続けられることになります。




再開発区画の南側に高層オフィスビルが建設されて、敷地北側は「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の都市型広場が整備されることになります。




周辺は日比谷シャンテや東京宝塚劇場、日生劇場、帝国ホテルなどの施設が集まっている一角です。オフィスビル街というよりも有楽町駅周辺の繁華街のイメージが強いですね。




再開発工事現場の北東側の一角には「安定浴槽(450m)」と称するタンクが設置されていました。2013年8月に福島第一原発でレベル3相当の事故を引き起こしたのと同型タンクですね。




再開発工事現場の地図です。

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