★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『プライドと偏見』

2006年01月19日 | 映画鑑賞記
映画、『プライドと偏見』と『ディック&ジェーン』を見て参りました^^v

という訳で、今日は、『プライドと偏見』をご紹介。


これは、イギリスの女流作家、ジェーン・オースティンが書いた、恋愛小説。
大学の英文学講義では、割とよく取り上げられる作品ですよね。

日本では、新潮社から『自負と偏見』、岩波からは『高慢と偏見』という邦訳で出版されています。

映画版タイトルでは、『プライドと偏見』。

「プライド」の部分が、特に日本語に置き換わらずに、訳されましたね~。

たぶん、日本語に「プライド」に当たる、ちょうど良い言葉がないからなのかしら。
新潮では「自負」、岩波では「高慢」と訳されている、「プライド」という単語。
確かに、「自負」も「高慢」もプライドなんですよね。
ただ、良い面、悪い面の両側面的で、極端に意味は違ってきますがA^^;;

良くも悪くも、すべてを含んだ意味での「プライド」に該当する日本語の単語って・・・確かに、思い浮かびませんね。
なので、映画では、そのまま解りやすく「プライド」と訳されたのかなぁ~と、勝手に想像してみたり♪


ストーリーは、よく知られた物語。
私も、学生時代に『自負と偏見』を読んだはずなのですが、おおまかな設定や物語は覚えていても、詳細まではスッカリ忘れていましたので、映画では、とても新鮮に楽しむことが出来ました。



18世紀、イギリスののどかな田舎町が舞台。
ベネット家には、5人の娘がいて、両親は、とにかく、娘を嫁に行かせることに躍起になっています。
それもそのハズ。
当時、イギリスには、女性に相続権というものがないのです。
なので、もし、ベネット家の父親が死んだ場合、財産はすべて、遠縁の男子に行ってしまい・・・その瞬間から、母親と娘5人は、路頭に迷ってしまうのです。

そのため、なりふり構わず、とにかく娘を富豪と結婚させようと、張り切る母親。
裕福な男性を射止めようと躍起になる、娘達。

そんな時、近くの屋敷に、お金持ちの独身男性が引っ越してきます。

娘をなんとか、その富豪と結婚させようと、夢中になる母の思惑は別として、純粋な性格の長女と、その富豪の男性は、直ちに恋に落ちるのでした。

でもでも。
物語の主役は、このベネット家の次女、エリザベス。
結婚相手をなりふり構わず、探している妹達とは違って、落ち着いた性格で、文学を愛し、また、自分の意見をはっきりと口に出来、どこか達観している部分のある、当時の女性としてはめずらしいくらいの聡明な女性です。

彼女は、姉の恋人の友人、ダーシー氏の、あまりにも、高慢な態度にとても反発し、敵意すら抱きますが・・・・。

でも、実は本当は、ダーシー氏のことを愛し始めていたのですね。
それなのに、本当の気持ちに気がつけない、エリザベス。
なぜなら、
「ダーシー氏は、金持ち独特の高慢さを持っていて、自分たちのような庶民には差別的な態度を取っている」
と思いこんでいたから。
でも、実は、差別をしていたのは、ダーシー氏ではなくて、エリザベスの方。
彼はお金持ちだから・・・・と、どうも、彼のことに対して偏見を持っていたようでした。
また、一方、ダーシー氏の方も、聡明なエリザベスに恋をしているのに、プライドが邪魔をして、「愛している」と素直に言えず・・・。

そして、そんな二人に、色々な人間関係要素が混ざり込み、どんどん、すれ違っていくのでした。


最初、私は、この映画を、ヒロインのキーラ・ナイトレイ見たさに、鑑賞したんですよね。(キーラだいすき♪)
でも、映画として、期待していた以上の素晴らしい出来で、心から感動いたしました。

まず、当時のイギリスを、とても綺麗に映し出している、オール・ロケでのシーン、シーン。まるで、絵画を見るような、美しい風景でした。

そして、クラシック調のピアノの旋律に乗せて、流れる音楽。

当時の男性の在り方、女性の在り方・・・。ファッションから調度品、ちょっとした儀礼に関してまで、とても緻密に描かれていました。

そして、恋する気持ちの描かれ方。
とにも、かくにも、「恋する気持ち」というのは、どれほどの時を隔てても、同じ物なのかも知れないなぁと、18世紀の男女の恋愛模様を見て、思いました。
現代においても、素直に「好き」と言えず、すれ違ってしまう、男女はいっぱい居ますものね^^v

ただ、結婚観に関しては、やはり、現代とは随分違っているかなぁと。
やはり、当時は、女性に相続権が無かったので、女性が一生、お金に困らず生きていける恥ずかしくないお仕事は「結婚」だったそうです。

現代の私たちから見れば、物語の中の、娘を結婚させようとなりふり構わず振る舞う母親や、なんとか、裕福な男性を射止めようと躍起になる、ベネット家の妹たちは、時として、下品にすら見えてしまいます。
一方、「愛のない結婚は出来ない」と、毅然としているヒロインのエリザベスは、とても現代的・・・というか、現代の私たちから見れば、ほとんど誰もが抱く普通の結婚観を言っているはずですのに、当時からすれば、本当に彼女は異端中の異端なんですよね。

「路頭に迷わないための結婚」・・・けれども、当時の女性の置かれていた地位や立場、法律的なバックグランドを考えると、哀しいですが、それも、とても納得がいくことになるのですよね・・・。

文学を紐解くと歴史が伺える・・・というか、単に、男女の恋愛・結婚物語として楽しめるだけではなく、当時の女性がどんな立場にあったのか・・・女性学や女性史的な観点から見ても、とてもおもしろい映画だと思いました。

そして、何よりもやっぱり、エリザベス&ダーシー氏のすれ違いながらも葛藤する恋愛物語が良いんですよぉぉぉぉ(*><*)(ラブストーリーは大好きな私^^v)


因みに、映画化にもなった『ブリジット・ジョーンズの日記』。
これは、ジェーン・オースティンの大ファンという作者が、「現代版・自負と偏見」という形で書いた小説なんですよね~。
確かに、ヒロインのブリジットとその恋人は、偏見とプライドのせいでさんざん誤解を重ねていきますし、また、恋人役が「ダーシー」という名前なのも、気になりますよね。
現代版に置き換わっていても、物語の細かい出来事も似ていますし。

そういう意味では、この「自負と偏見」という物語は、現代にも通用する人間模様、男女関係を描いているのかも知れないなぁと思ってみたり♪

うぉ~!! 北村さん素敵すぎです(*><*)

2006年01月18日 | 徒然なる日常
先週から始まった、ドラマ『夜王』。
物語的には、そんなに興味はなかったのですが(原作漫画も知らなかったし)、でもでも、もう、これは絶対にチェックだぁぁと、昨年より心に決めておりました。

なぜなら、北村一輝さんが、ナンバー1ホスト役でご出演なさるから♪
『大奥』シリーズや、『あなたの隣に誰かいる』での、むちゃくちゃ妖しくセクシーな演技力を拝見し、ここ何年か、すっかり、彼のファンをしていますです~。
なんと言っても、「目」の演技が凄いんですよね~(><)
たとえ、台詞が無くても、あそこまで、「目」だけで、シーンシーンの雰囲気を作れる演技力は、素晴らしい才能だなぁと感動してしまいますです。

というわけで、『夜王』。
先週の金曜日から始まったのですが、オンタイムで見れなかったので、ビデオに録っておいて、昨日の夜、見ました。

主役は、松岡昌宏さんで、おちこぼれ(?)ホストの彼が、ナンバー1に昇りつめていくまでの成長を描くドラマのようですね。
で、松岡さんが勤めるホストクラブのナンバー1・聖也を北村さんが演じるわけです。

第一回放送では、台詞や登場シーンも決して多くはなかったはずですのに、物凄い存在感。
台詞が無くても、あの独特な妖しい微笑みだけで、見ている側に、鮮烈にインパクトを与えてしまうので・・・正直、主役の松岡君より、存在感があったような気がしました。というか、こんなナンバー1をさしおいて、主役は果たして、ナンバー1に慣れるのでしょうか???

ほとんど、北村さん見たさだけに、見ている感のあるドラマですが、物語もなかなかおもしろそうです。今後、楽しみですね。

で。
昨夜は、ビデオを見終わった後、興奮冷めやらぬ心を抱え、学生時代の友達に、熱い暑いメールを送ってしまいましたA^^;;
すると、直ちにレスを頂きまして、彼女もまた、
「主役より、聖也が、断然イケてたよね~っっ。 超ハマリ役だよね」
と。

うんうん、やっぱり、イケてますよねp(><)q

原因不明(--;

2006年01月17日 | 徒然なる日常
年末から、喉の奥がヘンなんです><
痛い・・・といえば、まあ痛いのかも知れませんが、物凄く激痛とか、熱がある・・・とかそんなのではなくって。
なんかこう、何かが刺さっているというか、たとえるなら、喉の奥に一寸法師が居て、チクチクチクチク攻撃されている感じ。

元々、学生時代に、ひどい扁桃腺炎を煩って以来、どうも、喉はあまり丈夫では無くなっちゃって。
こういう感覚も別に「初めて」ではなく、まあ、時々はあることなんですが・・・。
でも、年末からずっと・・・というのが、とても気になって。
うがいもトローチものど飴も、色々とやってみたんですが、改善せず。
で。
今日、病院に行ってみました。
でも、行きつけの内科だったので、普通に口を開けて喉を見る程度で。
お医者さん曰く、
「見える限りの所では、何もなっていない」
とorz
ただ、リンパ腺が腫れているとか、扁桃腺が炎症を起こしているとか、何かに感染しているとか・・・そういう症状は見られないから、深刻な病状ではない・・・とのことで。
耳鼻咽頭科に行けば、もっともっと喉の奥まで見ることが出来るから・・・と、耳鼻科に行くことを勧められちゃいました><;
とりあえず、「対処療法」として、喉の痛み止めを出すから・・・それを飲んでも良くならなかったら、耳鼻科に行ってくださいと。

うわ~んっっっ(><)
耳鼻咽頭科ですかっっっ。こ、こ、こ、怖いっっっっ(TAT)
一度、扁桃腺炎を煩ったときに、耳鼻咽頭科に言ったことがあるのですが・・・診察が怖かったんですっっっ。というか、私、全般的に、病院は怖いんですっっ。
とりあえず・・・少し、様子を見よう・・・。

って怖い病気だったらどうしよっっっっ(><)


ただ、「冬場」によく経験する喉の不快感なんですよね~。
素人判断ですが、私、最近よく、エアコン点けっぱなしで朝まで寝ちゃうことが多々で。
乾燥のせいで喉の粘膜が傷んでいるのかも・・・・。

とりあえず、ヤヴァそうだったら、耳鼻科行きます・涙。

「みんなで作るラジオ」

2006年01月16日 | 徒然なる日常
社薫さん&悠治さんで贈る、ラジオ「みんなで作るラジオ」の第一回目の配信が、昨夜から始まりました!!

私も先ほど、聴かせていただいたのですが、お二人のパーソナリティ、とても楽しいです。
聴く人を惹きつけるトークに感動いたしました(*^^*)

私は、今回、第一回放送のゲストとして招待して頂きまして、お二人と、とても楽しいおしゃべりや、罰ゲーム(笑)などが出来て、本当に嬉しかったです。
また、ボイスドラマでは演劇部時代を思い出して、頑張っちゃいましたです。
大丈夫かな? 私の演技力??

って、こちらのラジオを聴くと、ベルの声もバレちゃいますね・照

今日、ラジオを聴いて、改めて思ったのですが、やっぱり、私の声って・・・地声なのに・・・・アニメ声ですorz
幼いときは、この声のおかげで、どれだけいじめられたことか(遠い目)。
でもでも、こうして縁あって、ゲームやラジオ、ボイスドラマで、素敵な方々と、共演させて頂くことが出来たのも、この声のお陰なのかもしれません(*^^*)
そう思うと、とても嬉しいです。
そして、こういう素敵な機会を私に与えてくださった、社さん、悠治さんに、感謝感謝です(^人^)
本当に、ありがとうございました。

という訳で、もし宜しければ、「みんなで作るラジオ」、是非是非checkしてみて下さいね。

えっと、私のサイトの「Link」コーナー、「voice」欄から行けちゃいますです(*^^*)

遅すぎるけど、鏡開き

2006年01月15日 | 徒然なる日常
本当は、お鏡開きって、11日くらいだったんですよねっっ。
私の実家では、ちゃんと、当日に行っていたようですが、私は、というとA^^;;

今日、やっとこさ、飾っていた 鏡餅をおぜんざいにしました。

エヘヘA^^;;
かなり遅れてのお鏡開きです。

11日頃にしなきゃなぁ~とは思っていたのですが、平日は、ほとんど食事の時間も二人バラバラ別々ですし。
やっぱり、一緒に食べれるときの方が良いかなぁと思って。

でも、こんなに遅れちゃって・・・良かったでしょうかねぇ・笑

ダレダレの土曜日

2006年01月14日 | 徒然なる日常
今日は、朝から、この季節では珍しいくらいの土砂降りです。
本当に出かける気力すら萎えさせる大雨で・・・。
でも、雨のせいか、とても暖かいんですよ。私にしては珍しく、エアコンをかけなくても生きていられます(^^)

さて。
本日は、オットの大学時代の友達(ついでに私も知り合い)の結婚式です。
オットは招待されているので、今日は早々と出発。

でも、せっかくの結婚式、こんなに大雨では、新郎さんも新婦さんも、お可愛そうですね。神式ということで、ホテルの室内でのお式だから、実質、雨で困る・・・ということはなさそうですが。
とはいえ、せっかくの晴れの日・・・晴れて欲しかったですね。
でも、結婚式の日取りというものは、結構早~~~~くから決めちゃう物ですし・・・天気ばかりはどうしようもなりませんねA^^;;

私も、自分の結婚式の時、とにかく天気だけが気になっていましたもの。
私の場合は、結婚式を挙げた教会が、予約が多いところだったので、挙式の1年前から予約を入れていました。
なので、当然、天気なんて考慮のしようもない・・・ただただ、晴れるのを祈るくらいしか出来無くって。でも、5月上旬という時期だっただけに、晴れの確率が極めて高いのではないかなぁ・・・という賭に出ただけですがA^^;;

私の時は、教会の階段からのブーケトスとかあったので・・・本当に雨が降ったら致命的な式だったのですが、とても快晴で助かりました。
因みに、結婚前に、「雨降ったら、ブーケトスどうなるんですか??」と教会の人に聞いたところ、「屋内の階段でいたします」と言われてしまいました。あの、別になんの変哲もない、普通の通用階段で・・・・・。
いやはや、やはり、教会での場合は、天気は最重要ポイントですよね^^;

で、話を戻して、今日の結婚式。
オットが昼前から居ないので、パソコン独占状態!!!
休日には珍しいことです^^v
色々とサイトの更新やら何やら、したいことはたくさんあったのですが・・・。
なぜか、こんなに時間があるときに限って、ダラダラ~としちゃうのは・・・私が単にだらしないだけでしょうか。

いや、本当に、時間を有効に使えば、いろんなことが出来たはずなのに・・・。
ダレダレうだうだしている内に夕方になっちゃいました。
そういや、朝刊すらまだポストから取ってないや!!??(←問題発言)

今朝届いた、通販の珈琲も・・・まだダンボールすら開けずに、玄関先に置きっぱなしだしA^^;;

今日の洗濯物も、とりあえず、畳んだまま、部屋の隅に積んであるだけ・・・。


ヤヴァイかもしれないorz

本当に一人で居るとだらしなくなってしまって・・・ダメダメな私ですね。

という訳で、今からすること(しなければイケナイこと)。

●朝刊を取る
●洗濯物をちゃんとタンスにしまう
●宅急便のダンボール箱を開けて、きちんと片付ける
●何か食べる(昼食も食べていなかった^^;)

・・・かな??
それにしても、オット、何時に帰ってくるのでしょう?
披露宴は午後1時半からとのこと。
京都駅前のホテルで、なので、行き帰りの所要時間は、そんなにかからないはず。
2次会とかは無いみたいですが、でも、招待客の中には、大学卒業以来会っていないお友達も居るみたいなので、喫茶店でお話くらいはしてから帰ってくるでしょうね~。
いえ、今日は、京都駅方面に出るから、帰りにデパ地下で私の夕食を買って帰ってくれる・・・って言って出かけたんですよね、オット。
早く帰ってきて~、私が昼食も食べないまま、飢えています(><)

そうそう。
ちょっと凄いなぁと思ったのが。
年末に、その本日の結婚式の主役である、新郎さんとお話しする機会があったんです。
その時に、彼が言っていたのですが、彼の招待客で、大学の同期生は4人。
うち、2人は独身者。

な の で !!

席順を考えるときに、配慮して、その独身者のお二人の向かいには、新婦の友人のスチュワーデスさん二人が来るように、席を決めた・・・・とのこと。
す、すっご~~~っっっ。
あんまり、そんなこと考えたこと無かったのですが、やっぱり、結婚式の席順って、そこまで考えて配置するものなんですか!!??
っていうか、スッチーですか~。
なんか、某ドラマみたいだなぁとしみじみ思っちゃいました^^


・・・・・・。と。
ここまでブログを書いていたら、オットから電話が。
今から、ちょっとした二次会をするので、帰りは9時を回る・・・とのこと。

うわぁぁぁぁぁん(*><*)
私へのデパ地下の夕食は!!!!!?????


映画『銀色の髪のアギト』

2006年01月13日 | 映画鑑賞記
実は、昨日、『あらしのよるに』の後に、もう一本、映画を見ちゃったのですね~。
という訳で、ご紹介♪
『銀色の髪のアギト』!!

映画館なんかで、早々とポスターは見ていたのですが、あまり興味がなかったんです。
でも、一度だけ劇場予告編を見てしまって・・・。

「おおおおおおお~~~~~~!!!!! これは、私の好きそうな作品ではないかぁぁぁ!!!!!!」

と、ハートを打ち抜かれ☆
公開早々見に行ってきた・・・という訳です。

絵も、設定も、とてもファンタジックで、私のツボでした。
とはいえ、1時間半と短め、お話も意外とありがちと言えばありがちのとてもわかりやすい、アッサリとした物語でした。
でもでも、やっぱり、アニメオタクの私には、ツボだったんですよね~~~っっっっ。

で。
ストーリーですが。

どうも、一度崩壊しちゃった後の地球が舞台のようでした。
かつては、高層ビルだったと思われる、倒壊した瓦礫を、なんとか家の形にして、住んでいる人間。
その世界では、人間は、今まで森を痛めつけてきた代償を受けながら生きていました。
なんと、森が意志を持って凶暴化して、人間にとって一番大切な「水」を自分たちで管理しているのです。
圧倒的に水不足の世界で、人間は、水を貰うために森達に屈服して、支配されて生きて行かなくてはいけない・・・。
また、都市によっては、森に屈服することを嫌い、軍を持って、森に対抗しながら生きる・・・という所もありました。
どちらにしても、森は人間とって友好的な物、愛すべき物では無くなっていたのです。

そんな世界で、主人公アギトは、一人の少女トゥーラを助けます。
この少女は、地球が崩壊する前に生きていた「過去」の人間。
地下深くに隠された、過去の人間が眠ったまま保存されているという機械の中から、目覚めたのでした。
この世界では、こういう人たちがやってくるのは、あまり珍しいことではないようで、彼女の目覚める5年前にも、過去の人間が目覚めた・・・とのことでした。

トゥーラとアギトは、すぐに仲良くなります。
が、高度な地球の文明を知っているトゥーラは、自分が目覚めた世界の、あまりにも変わり果てた様子に、とても驚きを隠しきれませんでした。

そして、なんとか、地球を元の状態に戻さなければ・・・と、自分と同じく、過去から目覚めた軍事都市の青年について行ってしまうのです。

目的はひとつ。
トゥーラの父親が、かつて研究していた、森林復活システムを作動させ、地球を元の状態にすること。そのシステムを起動するには、彼女が「鍵」となるのです。

一方、アギトは、軍事都市に行ってしまったトゥーラを助けるために、自ら、森と契約して、森の力を授かります。
この森の力・・・。
授かった者の髪の毛は、銀色に変化します。
そして、どんなに武器で攻撃を受けても無敵な強化体となり、無限の力を得るわけです。
けれども、その森の力を使いすぎると・・・いずれは、木になって森に取り込まれてしまうという、危険な力。
アギトの父も、森の力を使いすぎて・・・木になってしまったばかりでした。

そして、いよいよ、システムを作動させたトゥーラでしたが、そのシステムとは・・・。
地上のもの、すべてを焼き尽くして、一度ゼロにしてから、再度、緑を生えさせていく・・・という危険なもの。
人間すらも、シェルターに入っていなければ、焼き尽くされてしまうのです。

外の世界にいるアギトを想う彼女は、システムを止めようとするのですが、それを阻まれ・・・。

結末は、見てのお楽しみ・・・ということで^^

映画自体は、最初、とてもマニアックな印象を受けたのですが、実際の所、とてもわかりやすいストーリーでした。
また、「森」が人間に牙を剥く・・・という設定は、ある意味、環境破壊など甚だしい現代の地球に対するメッセージのようにも感じられました。

やはり、自然は、大切に♪

それから、なんと言っても、CGがスゴイです。アニメもスゴイです。
美麗な映像を満喫することが出来ました。
キャラも可愛かったしね(*^^*)



映画『あらしのよるに』

2006年01月12日 | 映画鑑賞記
今日は、映画を見に出かけちゃいました。

実は、前々から、とても見たいと思っていた『あらしのよるに』。
明日で終わっちゃうんですよねっっっ。
これは、絶対に行かないとっっっと思い、本日、あわてて映画館へ。

お馴染みの絵本の映画化ですね。

嵐の夜、雨宿りのために立ち寄った真っ暗な小屋の中で・・・互いの顔が見えないまま、友達になり意気投合した、メイとガブ。
2匹は、「自分たちは似ていますね~」と、本当に仲良くなり、再会を約束するのですが、実際に会ってビックリっっっ。

ガブはオオカミ。メイは山羊。
なんと、食物連鎖の宿敵同士だったのです><

けれども、友情を優先する二人。
ガブは、時折、メイを食べたい衝動に駆られるのですが・・・我慢我慢で。
危うくも、秘密な、二人の友情ははぐくまれていくのです。

けれども、オオカミの群れが山羊狩りをする際に、ガブがメイを助けてあげたことにより、互いの群れに、2匹の関係がばれてしまいます。

2匹は、互いに、宿敵と仲良くすることを、それぞれの群れの皆から攻められ、処分の身に。

そして、2匹が、また群れに戻っても良い条件とは・・・。
次に会うときに、メイはガブからオオカミの秘密を聞き出すこと。それによって、弱い山羊が、オオカミの魔の手から、生き延びることが出来るのです。
一方、ガブが命じられたのは、メイと次にあったときに、山羊の秘密を聞き出すこと。それによって、山羊を大量に襲って、来るべき冬の飢えに備える・・・つまりは生き延びることが出来るのです。

食物連鎖の関係で、生き延びるためには、お互いを裏切らなくてはいけない・・・。

そして、スパイとして、2匹は再会するのですが・・・。

やっぱり、この友情は裏切れない・・・と、2匹は、群れよりもお互いの友情を選びます。そして、もう、それぞれの群れには帰れないから・・・と、一緒に濁流の川に飛び込んで、逃げるのでした。
そして、山を越えた向こうに、オオカミと山羊が共存して暮らせる、新天地を求めて、旅に出るのでした・・・・。


アニメ映画にしては、2時間くらいある長い映画でしたが、一瞬に感じられる面白さでした。
とにかく、2匹の危ういバランスの上に成り立った関係にドキドキしちゃいます。
それは、あたかも、ロミオとジュリエットのような、恋愛すら想起させるんですよね。あっ、ちなみに、メイもガブも、男の子ですよ^^
おそらく、性も、種族も超えた「愛」が、2匹の間にあるから・・・そう思えるんでしょうね~。

そして、次々と降りかかる災難に2匹が立ち向かっていく・・・いわば、試練を乗り越えていく姿は、見ていて感動を与え、また、勇気づけられました。
どんどん速いテンポでストーリーが展開していくので、
「いったい、この先、どうなっちゃうかな??」
とワクワクドキドキすることも出来ます。

私は、最初、2匹が駆け落ち?(笑)し、濁流から生還して、新天地を求めるシーンで、お終いかな・・・と思ったていたのですが、なんと、そこからも、まだまだ物語は続くのでした。
2匹で、過酷な雪山越えをする旅・・・それこそが彼らにとっては最大の試練になるのですが・・・。雪の洞窟でのシーンは、本当に涙が出てしまいました(;;)

そして・・・。
ガブとはぐれたまま、メイは、1匹で雪山を越え、無事に緑の森を見つけるシーンで・・・今度こそ、物語は終わるのかなぁと思ったら・・・まだまだ続く。

更に、別れ別れになったガブを想うメイに訪れた、久方ぶりのガブとの再会。

「おお~、今度こそ、ハッピーエンドだぁぁ」
と思いきや、なんと、まだまだ彼らには、難関が(@A@;

いつも、ハッピーエンドになりそうで・・・なかなかなれない試練続きの2匹の物語。
とにかく、おもしろいです。
そして、心温まる優しいストーリー♪
是非是非オススメの一本ですね☆

ちなみに、私はメイの可愛さに完全ノックアウトでした。

映画『ザスーラ』&『SAYURI』

2006年01月11日 | 映画鑑賞記
えっと・・・今日見たわけではないのですが・・・お正月に、映画館で見た映画の感想を、今日は少々語りたいと思います(*^^*)


まずは、1月2日に見た、『ザスーラ』。
これは、原作は、「絵本」なんですよ~。
私は見たことないのですが、映画化にもなった『ジュマンジ』という絵本の作者さんが書かれた作品だそうです。
そうそう、記憶に新しいのでは、一昨年映画化された『ポーラーエクスプレス』も、この人の原作絵本が元なんですよ。

そして、『ザスーラ』。
「ザスーラ」とは宇宙を舞台にしたボードゲームのタイトルみたいです。

仲の悪い兄弟の弟のほうが、古い家の地下室から見つけた、これまた、古そうなボードゲーム。タイトルは「ザスーラ」。
本当は、自分をかまって欲しい弟は、新しく見つけたゲームを持って、すぐにお兄ちゃんの所に行きます。
そして、ゲームをしようと、ルーレットを回してしまうのです。

・・・・すると・・・・。

家が根っこ(?)ごと、空に舞い上がって、そのまま宇宙に行っちゃって(@A@;
ごくごく普通の一軒家が、宇宙を宇宙船よろしく飛び回っている様子は、かなり滑稽ではありますが、でもでも。

実は、こういう想像、子供の頃、しませんでした??

私は、小学校の低学年くらいまで、夜眠るとき、よく、こういう想像をしていました。
家ごと、宇宙に飛んで行っちゃって、家族みんなで宇宙大冒険をするんだぁ・・・とか、自分のベッドが宇宙に飛び立って、自分と、そして一緒に寝ているウサギのぬいぐるみちゃんの2人で、宇宙探検をするんだ・・・・とか。

そういう、空想遊びをして遊んでいた私にとっては、この家ごと宇宙に飛び立つ・・・というシーンは、ある意味、すごく納得いったというか、違和感なかったというか・笑。

そして、話は映画に戻りまして。

宇宙に旅立ってしまったのは、その時家の中にいた、お兄ちゃん、弟、そして、2階で寝ていたティーンエイジャーのお姉ちゃん。

とにかく、無事、地球に帰還したかったら、ゲームをクリアするしかないんです。

そこで、兄弟は、ルーレットを回してゲームを進めていきます。

そして、止まったコマごとに、「ロボットに襲撃される」とか、「宇宙人に襲われる」とか・・・とんでもないカードを引き当てていき、そして、それが現実に起こってくるんです。
とんでもない災難に見舞われながらも、力を合わせて切り抜けようとする兄弟。

そして、弟が引いた、
「漂流する宇宙飛行士を助ける」
というカード・・・。

これまた本当に彼らの元に、青年宇宙飛行士がやってきます。

そして、この宇宙飛行士も、「ザスーラ」のゲームに使われている、彼らと同じカードを持っていました。

彼こそが、とてもキーパーソンなんですよ(*><*)
ああ、言いたいっっっっ。
でも、ネタバレになってしまうので、言えない・・・・。
ここは、言いたいのをぐっと我慢いたしませう。

子供達ばかりで苦労していた、宇宙冒険ですが、大人の宇宙飛行士がやってきたことにより、なんとか、危機を切り抜けていきます。
そこに、弟たちを疎ましく思っていたお姉ちゃんも加わり、4人が力を合わせて、ゲームクリアに向けて頑張るのです。

そして・・・。
ゲームがクリアされるとき・・・。
その青年宇宙飛行士の秘密が解り、今までは、仲の悪かった兄弟の絆が、とても強くなるのでした。

ストーリー自体は、凝っていないし、ある意味、とても単純な物語です。
でも、子供の頃の空想を思い出させる演出、そして、兄弟の絆・・・とても良い映画でした。
私は、こういう話、大好きですね♪


そして。
1月4日には、『SAYURI』を鑑賞。

ハリウッドが描く、日本の都・日本の文化・・・ということで、とても興味があった作品です。

物語は、貧しい漁村から幕を開けました。
貧困にあえぐ、貧しい家。
その家のまだ幼い娘、世津と千代は、都の花街に無理矢理売り飛ばされてしまいます。
そして、姉妹は別々の店に売られ、姉の世津は、女郎屋に、妹の千代は芸者の置屋にいくこととなりました。
この千代こそが、この物語のヒロインです。

千代は、置屋で将来芸者になるための教育を施されます。
でも、置屋での厳しい生活に耐えられず、また、姉恋しさから、逃げることばかりを考えていた千代は、とうとう芸者の道もたたれてしまい、雑用ばかりをタダ働きでする端女(はしため)にされてしまうのでした。

そんなある日、外で泣いているところを、ある紳士に優しく声をかけられ、かき氷をおごって貰い、また、お小遣いも貰うのです。
その男性との出会いから、千代は、
「自分も芸者になれば、あの紳士と再会できる・・・」
と芸者になる決心をするのです。

そして・・・何年かが過ぎ。
千代にも、芸者としてデビューするチャンスが巡ってきました。
そして、「さゆり」と名前を付けられ、花街一の芸者として、どんどん成長をとげるのです。

けれども、幼い頃から慕っていた、かき氷をおごってくれた例の紳士には、自分の気持ちを伝えることすらできず、また、他の芸者からの妬みや嫌がらせを受け、そして、自分の望まぬ言動を強いられる・・・。
好きでもない男性に「水揚げ」される。

芸者の、美しくも、厳しく怖い世界が、さゆりの目を通して、描かれていきます・・・。
そして、そんな中で、幼い頃から思いを寄せる紳士への愛と、また、逆に、そのほかの男性から寄せられる、愛や好色の間で、翻弄されていくのでした。

・・・とストーリーはこんな感じです。

とにもかくにも、美しい映画でした。

日本の美、女性の美、文化の美、景色の美。
すべてが、しっとりと、日本らしい「美」を持って描かれていました。

また、興味深かったのは、日本語と英語の融合した台詞。

物語の冒頭、幼い姉妹が無理矢理花街に売られていくシーンは、ずっと日本語。

私、一瞬、
「あれ??間違って、日本語吹き替え版にきちゃったかしら??」
と思ったのですが、冒頭のシーンが終わると・・・英語に切り替わりました。

これは、オープニングをわざと日本語にすることで、外国の観客の方に、「これは、日本の物語なんだ・・・」という印象を強くしようとしている効果かな・・・などと勝手に想像。

そして、まだまだ日本語はありました。
「おかあさん」、「こんにちは」
などなどは日本語が使われていましたし。
また、相撲のシーンで、
「しっかりせんかっっっ!!」
と力士に檄を飛ばすガヤも日本語。
日本舞踊の先生が音頭をとっているのも、
「いち、にぃ、さん、しぃ~」
と日本語。

不思議なくらい日本語が混じっていて・・・おもしろい効果だなぁと思いました。

外国から描かれる日本。
それは、とても神秘で美しかったですね。
そして、あの時代の芸者という独特で閉鎖された世界。
それゆえの美しさ、怖さ、エロティックさが、鮮烈に描かれていた作品だと思いました。


・・・・と。
お正月に見たのは、この2本♪
どちらも、お正月にふさわしい良い作品で、大満足でした^^

という感じで、今日は、お正月に鑑賞した映画のご紹介でした。

ノートルダムの鐘

2006年01月10日 | 徒然なる日常
元旦から、スカパー!の契約形態が変わって、なんと、ディズニーチャンネルが見られるようになった我が家(*^^*)
ディズニーが大好きな私にとりましては、このチャンネルを一日中流し続けていても、all OKというくらい、とても嬉しいんです。

特に、今は、お正月の特集なのか、ディズニーの歴代大作映画が目白押し♪♪
嬉しいですね~っっっ。

で。

深夜から、日付変わって翌日にかけて。

『ノートルダムの鐘』

を放映していました。
今から・・・10年くらい前のディズニーのアニメ映画かしら??

私、当時、劇場に行けなかったので、セルビデオ化されたとき、真っ先に買っちゃったんですよね(*^^*)
そういや、10年前は、まだセル「ビデオ」がメインだったんですよね・・・・。

もちろん、サントラも買いました。
好きですね~、この映画。

ディズニーの歴代アニメ映画で、私が一番大好きなのは、もう、絶対に、『アラジン』なんですよ。
音楽も良いですし、ストーリーも夢があって、冒険もロマンスも満喫できます。

でもでもでも。
ディズニーの歴代アニメ映画で、「音楽」が一番大好きなのは、この『ノートルダムの鐘』なんですね~(///)

オープニングから、クラシックのようなメインテーマ。
そして、要所要所で入る、メインテーマをアレンジした合唱も、とても本格的ですし。

古典小説をアニメ化したというだけあって、音楽の方も、本当にクラシック調で、とても重厚な調べが、物語の重さとマッチしていると思うんです。
本当に、歴代になく、重みのあるしっかりとした音楽なんですよねっっっ。

また、重厚だけでなく、部分部分には、コミカルな歌も入り(ガーゴイル3人組の歌)、そういうところで、ストーリー、雰囲気共に「重い」テーマを、柔らかく、見易く、心和ませてくれるんですよね。

と、いう訳で、この映画の音楽は、全編を通して、大好きなんです。

で、音楽聴きたさに、ずっ~と見ちゃっていました(*^^*)
でも、さすがに、am1時を回ってきたので、途中でお風呂入っちゃいましたが。

久しぶりに、『ノートルダムの鐘』を見ることが出来て、嬉しかったですね。

そういえば、この頃のディズニーアニメは、アニメーションが基本で、ここぞ!というところで、効果的なCGが織り込まれてて。ある意味、フルCGよりも良い感じですよね。
もちろん、美麗さで言うと、フルCGの方が綺麗なんでしょうが、セルとCGが交わっていることで、独特の「味」を出すんだと思います。

この映画でも、鐘を撞くカジモド(アニメーション)と、その彼のそばで、荘厳に重々しく動く鐘(CG)、とても見事でしたよね(*^^*)

う~(*><*)
やっぱり、ディズニーは良いですっっっ(///)