懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車  給水塔のある風景

2012年03月10日 | 蒸気機関車
山陰線 豊岡機関区 C57.D51型蒸気機関車


蒸気機関車の時代には給水のため給水塔があった。機関区には必ずあった。
機関区の間隔の長いところでは途中の駅で給水設備があった。
機関区が80km程度にあった。
蒸気機関車の燃料と水はテンダーといわれる貨車を機関車の後ろに牽引している。上段に石炭を搭載し下が水のタンクになっている。
小型の機関車は機関車とタンクが一体になっているのでタンク車と呼ばれている。
タンク車は燃料水の積載量が限られているので走行距離が限られている。

長距離を走る機関車は給水給炭のため20分以上の停車時間があった。

この給水塔は蒸気機関車が去って無用の長物になってしまった。
古いのはレンガ造りのもあって味わいがある。
いまだに撤去もされずに鉄道ファンの撮影対象になっているところもある。
フィルムカメラの時は必要な物しか撮影しなかった。給水塔自体は撮影の対象ではなかった。
蒸気機関車を撮影したらその脇に給水塔があった程度で意識して撮影していない。
いまさら言っても仕方がないが将来消えてなくなる物、大きく変わるものは記録としてむ残すべきだった。

デジカメの時代、給水塔を撮影している者はいないかと検索したら物好きがいる。
日本給水党(塔)というサイトもあった。飲料水の給水塔を撮影している人がいた。

姫路機関区 C57型蒸気機関車


函館本線 倶知安機関区 D51型 蒸気機関車



行橋機関区 9600型無蒸気機関車