懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

山陽新幹線 岡山開業四十周年

2012年03月13日 | 鉄道
三月十五日で山陽新幹線岡山開業が四十周年を迎える。

山陽新幹線岡山開業の日、私は東京駅で始発列車のテープカットを撮影していた。
東北の米坂線を撮影して夜行で早朝に東京駅に着き新幹線ホームでテープカットをまった。

出発ホームは報道陣が大勢いたので向かいのホームから撮影した。
鉄道ファンが10名ほど待っていた。
三月十五日の東京の日の出は五時五十二分だった。
まだ薄暗く三脚にカメラをセットして撮影した。

岡山は開業駅ため始発ホームは東京より人手がはるかに多く一般の見学者は乗降ホームから締め出されていた。
岡山の日の出は六時十五分で東京より二十三分遅い。
まだ暗く写真を見るとフラッシュをたいている。

私は始発列車を撮影してそのあとの列車で岡山に帰った。開業日だったので乗車客には記念絵ハガキが配られた。これをもらうために初日の列車に乗り込んだ。後楽園や岡山城の絵ハガキだった。

新幹線はすべて0系で新幹線を撮影する人も少なかった。
(0系は1964年から1986年まで3216両造られた)
新幹線が出来て間が無かった事で骨董価値がなかった。あの当時のフィルムはフィルム感度が低く新幹線の走行をブレずに撮るのは難しかった。
蒸気機関車など骨董価値のある鉄道風景が沢山あり新幹線は人気がなかった。

しかし、人間不思議なものでなくなるとなると異常な人気になるものだ。
0系新幹線しかりブルトレ、あれだけ走っていた気動車しかりである。
情報手段が発達して情報に左右される人が増えた。人気のある情報が正しいのだと判断する人が増える傾向がある。一杯走っていた頃には将来なくなる事が想定できないものだ。

テープカット


鉄道ファン