懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 昭和の建物

2016年11月21日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県早島町

昭和の建物、日本瓦や土塀、板壁は懐かしい日本の風景だ。
建物も看板も屋根も洋式化していくと昔の日本の建物に愛着を感じる。
路地や明かり窓、看板や壁、土壁を何千と撮ると面白いコレクションになる。
この前、写真展に行ったら倉敷の虫篭窓ばかり撮っているそうで50点ほど展示していた。







日本茅葺紀行 NO,329 稲架のある風景

2016年11月20日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 広島県熊野町

竹のあるところは真竹を使い股を組み竹を渡し稲を干す。
何段にもするところもあるが一段のところが多い。

茅葺民家を背にしての稲架の風景も撮れる時に撮っておかないと消える運命にある。
茅葺が消えるか稲架が消えるか

記録に残すには考えているだけでは物にならない。
その時期に足繫く通い探す、途中で阿保らしくなり続かないものだ。
しかも一年を通して通うのもなかなかできない。

写真家の熊谷元一氏は長野県阿智村の暮らしを一年間一日も欠かさず撮った。
ある家の暮らしを一年撮らせてもらった。
この家のご主人は一か月で断念するとおもったら一年続ける根性に恐れ入ったといっている。

定年後、毎日鳥を撮っている人、テーマを決めて撮っている人はいると思う。

自分の一度の人生悔いの残らないよう病気の事や年金の事を気にせず死ぬまで続けたいものだ。この人の人生は阿保でないとできないといわれたいものだ。


私の昭和鉄道遺産 その13

2016年11月19日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 伯備線布原信号所

C58175号機は新見機関区所属のため布原はよく走っていたと思われる。
C58175で検索しても映像は沢山でてくる。
この機関車は 昭和46年3月末に廃止されている。
デフレクタ~を切り取りに改造している。鳥取県の後藤工場で改造されている。


機関車が無くなってもフィルム時代にもかかわらず映像が残っているのは有り難い事だ。
蒸気機関車(鉄道)をテーマに撮影していた人が多かったのを物語っている。

今の人はほとんどがデジカメで一億総カメラマンの時代、、みんなどんな物をどうして撮っているのかが気になるところだ。
また撮った写真をどう使おうとしているのかが気になる。
今の時代はネイチャーフォトの人が圧倒的に多い。
取り組みの姿勢を聞いてもみんなが撮影しているからみんなが撮影に行く場所だからという人が多い。ネイチャー写真以外写真に非ずの人もいる。


2016年茅葺写真展 四季折々 その1 桜

2016年11月18日 | 2016茅葺写真展
茅葺民家と四季折々の風景を求めて各地を訪れても結構時間がかかる。
各地となると五年ははかかる。
田傍作物や林、山の風景、庭木や花、野草、行事、人々の暮らし
毎日カメラを持ち季節の変化を撮っている人がいる。
根気強く諦めないで続けることである。

今回は桜、冬の寒さから開放されパッと桜が咲きみんなが活動的になる。
外国人も桜見たさに日本にくる、
沖縄から北海道まで桜を求めて撮影や旅をする人がいる。
私もあと何度サクラと茅葺民家が撮れるであろうか
少なくとも毎年一度は撮影したい。






温泉 蔵王温泉

2016年11月17日 | 温泉
茅葺民家の撮影で各地を訪れている。
私は温泉には入れないが家内が入るついでに写真に撮ってもらいペットボトルに汲んできてもらい口に入れたり匂ったりして感触を楽しむ。

温泉は五感で楽しむ。
1.視覚 見る 色は白濁か透明か赤錆色か
2.臭覚 匂う 硫黄匂いか無臭か
3.触覚 肌、手の感触 滑らかか沁みるか
4.味覚 酸いか塩辛いか含有物不純物の触感 舌が一番敏感
5.聴覚 炭酸がでているか

温泉は出来れば天然温泉に入りたい。地下千メートルのくみ上げは有り難くない。

日本列島は火山が走っているので温泉は豊富、定年後はこれが楽しみにしていたのに残念。

温泉の条件は
1.火山や地熱による熱源がある。
2.降り注いだ雨が熱源で暖められる。
3.暖められた雨が地表に湧き出る
この三つの条件が揃わないと温泉にならない。

別府にしても蔵王、草津、酸ヶ湯、野沢温泉にしても千メートル以上の火山を背後に持っている。富士山は噴石や火山灰が厚すぎて雨が熱源に達していないという。
温泉と裏返しで火山の周囲では名水がある。噴石の礫層が水を通しやすい。
富士山の周辺は温泉は少ないが名水の湧きだしは多い。

蔵王の周辺は温泉が沢山ある。蔵王温泉は山形県側にある。山形市か上山市から何本も登るルートがあり風景が様々
蔵王は宮城。山形県にまたがっている。宮城県側にも温泉はある。
蔵王温泉の大露天風呂は川に流れていた温泉を利用した。
硫黄泉の強酸性 PH1.9 レモンの丸かじりの酸っぱさ 目に入ると痛い。
風呂は川底にあるので階段で降りるが男風呂は丸見えだったが今年行ったら通路にカバーして見えなくしていた。男風呂丸見えの時は女性の団体は喜び笑いあの騒ぎようは面白かった。
男はブスとした顔で女性たちの横を通り過ぎる。






茅葺民家  広島県旧大和町の民家

2016年11月17日 | 茅葺き民家
大和町は現在は三原市
綺麗に刈り込まれた生垣の民家、生垣も茅葺民家の似合う風景で残して置きたい日本の風景

雪のちらつく日に撮影に出かける。
日頃の風景と違った光景が見られるかと訪れる。
何かに出会える誰かに出会えると思いながら撮影を続ける。

こんな撮影は写真展をする、本を作るアルバムを作るという目標がないと継続できない。
その当時はホームページやブログにすする発想はなかった。
何かを続けるには継続するための工夫がいる。
それが個人のノーハウでもあろう。

1.仲間を作り刺激しあう情報交換する。○○同好会
2.知識のある人にアドバイスしてもらう
3.目標を明記する、人に公言する。年間目標 月間目標を決める。



日本茅葺紀行 NO,328 京都府旧美山町

2016年11月16日 | 日本茅葺紀行
美山町にはまだ茅葺民家が残る。平成の現代まで残るのは有り難いことだ。
この写真のエリアには二軒茅葺が並んだ家が五軒残っている。
関西の人は高速道路もできて近くなった。私のところから今は三時間半で行ける、
以前は一般道を八時間以上かけて行っていた。

関東のカメラマンの方も美山町は40年以上前から撮影していた。
私の43年前の新聞のスクラップに600軒茅葺があるとかいてある。
昔から茅葺の名所だったのだ。

蒸気機関車 石北線常紋下り貨物

2016年11月15日 | 蒸気機関車
石北線の常紋信号所は峠の上のスパンの長い区間で信号所がある。
特急などの列車通過の時は貨物列車は待避レーンで待っている。
信号所には駅員がいて乗り降りもできる。
しかし、降りるのは男だけ数人。女性は無縁の場所。
今は山でもマラソンでも女性が多いが昔は鉄道を撮る女性はほとんどいなかった。
峠越えなので上りも下り列車も補機がつき喘ぎながら登ってくる。
今は信号所はなくなったそうだ。貨物列車も減った(無くなった?)ので運行できるのか

トンネル建設時の強制労働で亡くなった人の嗚咽が聞こえるというイワクツキのンネルを通り行き来が必要だった。
買ってきた昼食のパンと飲み物を持ち一日誰とも話す事もなく列車を待った。
天気は珍しく快晴だった。
自分の人生の二万五千日の一日だった。


ごらんあれが竜飛岬

2016年11月14日 | 旅行
竜飛岬と言いながら岬の写真が一枚もない。
竜飛岬の売店の風景だけを撮った。
青森県五所川原から北上、一三湖を過ぎて家が少なくなる。
岬につながる道は二車線道路にしてくれている。

風が強い風力発電の風車が並ぶが何基かは羽根が折れている。
直す気もないのか建設したものの設備費が高くメンテナンスもしなくてはならず儲けにはなっていないであろう。耐用年数は何年であろうかもっても二〇年であろう。
数年に一度はベアリングの交換が必要だろうし今後は風力発電は残るのであろうか

竜飛岬の石碑がありボタンを押すと石川さゆりの津軽海峡冬景色が流れる。
駐車場の売店にタコを干してたのを売っていた。それを撮影する。
生乾きのため旅行の土産には出来ないといわれた。
タコ飯やおでんの具にするとおいしいだろう。
NHKラジオのぼやき川柳で先週の土曜日の作品の優秀賞に「寒空に蛸が裸で干されてる」
があった。課題は干す
この写真のようでもある。蛸は裸に決まっているが言われてみるとなるほど
売店の周りをうろつく野良猫、観光客からお恵みが唯一の食事か




2016年茅葺写真展 石垣と民家 その3

2016年11月14日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 福岡県浮羽町

浮羽町も茅葺のあるところは山間部に入る。
田圃は棚田である。
隣の村の星野村は棚田と彼岸花の人気スポット。
星野村へはもっと山越えで行かなくてはならない。
福岡県南部から熊本県にかけての地域は余り行っていない。
茅葺民家の無いところは空白地帯である。

棚田と共に民家の土地も石垣が積まれている。
こんな民家は全国各地にあったと思う。
昭和30年以降はセメントも安くなり建設機械を使うようになりコンクリートで施工するところが多くなった。

石垣もまた茅葺民家と共に昭和の遺物のように思う。
板張りの民家、日本瓦の屋根、土塀、町の中のお堂、火の見櫓など消えて行きそうな庶民の風景も残して置きたい。