どだい政治家のやる事は庶民からすると諸手を上げて賛成できるような事をやった事は無い、こっちで選んでおいて何を勝手なことをと言われればそうなんだが個人的に言えば私の持上げた党が勝ったためしがないので此れは仕方がない、しかし選挙前に言ったことと実際にやる事は全く違うのも政治家の常だがそれにしても今回の自民党政府はよくもまあこれ程世論と違う事を推し進めてしまう物だ、
安定与党政府となればこうなる事は解りきっている、少数意見の尊重など今の自民党と言うより安倍政府に期待する方が無理だ、
消費増税はそれでも多少綱引きはあったようだが今回の特定秘密保護法に関しては学会からマスコミ、一般市民も含めて大反対をしている、政府の旗振りの様な新聞各社ですら反対論調であり、市民アンケートでも７割強は反対で有ると言う報道もある、
しかし、此れを決めるのは代議士の投票と言う事になっているわけだからそんなものは何処吹く風と言う訳だがこんな事がまかり通ると言うのは何処かおかしい、しかもこの法律はその経緯事態が幾らでも隠す事が出来ると言う訳だからこのまま通過したら後は好き勝手と言う訳だ、仮に次の選挙で又野党に転落しても一旦通った法案はそう簡単には覆せない、其れこそ与党が変る度法案を廃案にしていたらとてもじゃないが政治は動かない
此れだけ多くの世論を押し切ってまでこの法案を通す事が彼らにどんなメリットが有るのか本当の所が解らない、政財官がタッグを組んで政策を事故に都合の良い方向に向けていると言うのは昔から言われているし確かにそうだろうと言う印象は間違いなくある、
しかし例えば消費増税は官僚の差配が大きくなる、それで公共事業に投下すればゼネコンは潤う、原発を推進すれば此れに関連しているメーカーとやはりゼネコン大手は大きな金が動く、官僚も天下り先がどんどん増えて且つ継続する、集団的自衛権の行使は当然大手航空機メーカーや精密電子機器メーカーが潤うだろう、しかし今回の特定秘密保護法で潤う輩の想像が付かない、まあ今後前記の様な事に関して国民にしらしめず都合の良い法律を制定したり現政権に反対意見が大きくなる前に潰す事も可能になる、が其れであの安倍総理にどんなメリットが有ると言うのだろうか？無論そんな物が有ってたまるかと言う事は確かだが何が目的であれだけゴリ押しをしているのか想像も出来ない、
それ以上問題なのは一旦政権（政権と言う言い方はどうも好きになれないな、今回の事も政治権力その物だ、政治は権力ではなく責任だろう）の座に付いたら好き勝手に何でもできる、次の選挙などは「成功すれば又出来る、駄目でも自分が思った事が出来れば満足だ」と言うのでは国民はたまった物ではない、原発は小泉氏が畑を降り始めた、しかしそれでも解散にでも追い込まない限り過半数を超えた与党は強引に押し切るだろう、
国民の7割が反対だと言ってもその意見を行使する方法はない、北朝鮮や中国辺境と殆ど変らないのだが、彼の国ほど現日本は情報も集会も自由なんだが飼い慣らされたのか、諦めているのか、特定秘密保護法が通れば拡大運用で彼の国と変わらなくなりかねない、なんとか現時点で安倍政権の暴走を食い止める事は出来ないのだろうか