年金の物価調整分が2.6%上がる所が0.9%に押さえられた、一方年金額の上昇は当初の予定より低く抑えられたと言う、数字はともかく「高齢者の負担を増やし、若年層の負担を減らす」方向だと書かれている、私はいわゆる「団塊の世代」である、中卒なので16歳から働いている、途中零細企業に居た為に空白があるが30年以上はかけ続けている、厚生年金だったので自己負担は所得の7~9%である、
私が20歳から40歳くらいまでは年金で支える人数はデータに寄れば一人に対して30人位だったらしい、だから年金機構は潤沢な資金を蓄えており無駄な施設を次々建設し、其処に高給な人間を送り込み資金を半分以下にしてしまった、施設はまるで屑の様な金額で払い下げられ高給でその施設に天下った連中は「定年」になり更に高額な退職金を手に入れて悠々自適に老後を送っている、
しかし昭和の後半から少子化が急速に加速し我々団塊の世代が年金を受給する頃には支える人間は5人で1人と言う状況になり、早晩1人で1人を支える計算になるという、
当然、「これは不可能だ」と言う事になり今回の措置になったのだろう、しかし私が年金を給料から天引きされた頃は「今掛けて置けば退職した後は所得の7割(当事はそういっていた)を貰える、」といっていた筈だ、それが「半分」になり、更には「限度額」になった、
当事は定年55歳だったので「56歳から平均年収の半分以上を死ぬまで貰える」だったが現在では「65歳から3割」程度になった、支える者が少なくなったから仕方ないと言う理屈で押し切られたら納得はいかない、これを民間保険会社がやったら詐欺だろう、
確かに「無い袖は振れない」事は解るがなんとも釈然としない、これを押し通せば今払っている年代も(都合が悪くなれば簡単に変えられる制度)など信用するわけも無いだろう、保険は信用が商品のシステムである、支払うシステムが経済的理由で簡単に下げたらそのシステムは機能していない事になる、
妻は高校を降りてからずっと働いていた、結婚して子供が独立してもずっと経理の仕事をしていた、当然彼女は厚生年金をかけ続けていた、一時国民年金になったが25年以上は掛けている、その妻の友人は19歳で結婚してずっと専業主婦で来た、年金も第3号の法が出来るまで全く掛けていない、しかし年齢になったら月3万超えの年金を受け取っている、妻の年金は月10万少々、其処から介護保険と健康保険を惹かれると9万少々である、「納得いかない」と言うのは当然だろう、彼女が支払った年金額は恐らく7~800万程度になる、しかし専業主婦の友人は全く支払っていないのだ、専業主婦の居る働き手は「扶養控除」を受けている、しかし保険料はそれに見合って減額されているのだが実質貰う段になると共働きの年金者より多く貰える事になる、無論名義は妻宛名のだが資金の出所は同じ財布だ、やはり釈然としない、恐らく税金でまかなわなければやっていけない時期が来る事は目に見えているが全く収めてきていない者と1千万近く収めてきた者が同じ恩恵を受けるというのは納得の行く話しではない