梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

地震とヘイトスピーチ、人間としての恥だ

2016-04-16 08:02:02 | 雑記
また大きな地震が起きた、今度は九州だが東日本震災から5年目か、最近は随分頻々と地震が起きる気がするが年齢のせいで間隔のスパンが短くなっているのかとも思うがやはり阪神震災からこちらはそれ以前より短いような気がする、
世界的にも大地震が繰り返されているが地球という個体からすると皮膚の新陳代謝だから地質学的には特別ではないのかもしれない、地震という現象で大きな被害を受ける生物はやはり人類が一番大きくなる、結局自然に逆らって発展した分影響が大き良いのだろう、
かと言って粛々と受け入れられるほど熟成はしていないし人としてはそれが普通の生活だから文明社会が大きく傷つく事は事実だ、高尚な言い方をすれば「人間は自然社会に対してもう少し謙虚でなければならない」のだろう、
今回は川内原発も玄海原発も影響が無いというが若し震源地が原発にもう少し近かったら大きな影響が出たことは間違いないだろうと思う、核開発の推進こそ自然に対して、古い言い方をすれば「神」に対して傲岸不遜ではないだろうか、分子を超えて人類が手を加えるということは「クローン人間」と同様に犯してはならない分野のような気がする、
それは一旦暴走すれば人間の手におえないのは福島原発被災で既に証明され居るだろう、
「万全な対処をしたから」という言い方も自然に対する傲慢な思い上がりで自然の脅威を推し量ることなど出来ないのは東日本被災で証明されたはずだ、今までも「十分な対策をしているから大丈夫だ」と言っていたはずなのに今回の被災では全く無力だったし未だに原子炉の暴走を止められていない。
しかし更に悲しいのはこの震災の最中に流言飛語が飛び交うことだ、関東大震災の時に何の根拠もない流言で多くの隣人に被害を負わせた事を糧としないで同じことをまたしようとする連中が居る、当時なぜ彼らが井戸に毒を入れた、被災者を襲うと言うような虚言が現実感を伴ってしまったかといえば日本人の中に「常日頃彼らに対して不条理な対応をしている」事を自覚していたからだろう、震災で弱者になった時彼らが内在する恨みを報復するのではないかという事を実感として持っていたのだろう、言わば自分達が行ってきた行為の罪悪感の影に怯えたのだ、
しかし、今ヘイトスピーチを繰り返す一部を除いて日本社会では普通に居る隣人でこう言う状況になっても同じ被災者として支えあっていける事に何の疑問もない、インタビューに「下らないことを言わないでくれ!」と言うのが現実的な対応だろう、「第一この辺りに井戸なんか無い」というのが現実で当時とは違うがやはりヘイストたちは後ろめたいことろがあるのだろうな、人間的に自信があれば人種などで相手を貶めたりする必要はない