梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

日本会議はネオナチ以上に危険ではないか

2016-08-18 08:14:08 | 雑記
日本化会議と言う団体が参院選で三分の二議席を確保したとき間髪を入れず「改憲の絶好の機会」とぶち上げた、
これで早々に「改憲」に向けて動き出そうとした 矢先に今上天皇が「生前譲位」を公言した、これは憲法の変更に関わる部分が出てくる、
日本会議は天皇制を柱の一つに掲げているので改憲論議にはこちらを優先せざるを得ない、
しかも彼らが神格化を推し進めている天皇ご自身からの発言である、
早速「万世一系の天皇は侵さざる存在であり崩御による譲位を守るべきである」と反対意見を上程した、
彼らにとって「天皇陛下は現人神でありあらゆる事も天皇の御意思が優先される」としておきたい、それは彼らにとって天皇陛下と言う存在は「万能のジョーカー」であり手元にある限りあらゆるルールをキャンセルできる万能の切り札でありその効力は強いほど効果があるからだろう、
ジョーカーが意思を持っては困るのである、ジョーカーを何時使うか手札を揃えている時にジョーカーが変わっては非常に困るのだろう、
彼らが本当の意味で万世一系の天皇家を敬っている訳もない、鎌倉幕府も足利幕府も徳川幕府も皇室は利用できる錦の御旗でしかなかった、倒幕時の薩長連合も「勝てば官軍」の錦の御旗であって明治天皇もそういう意味では新政府のお神輿でしかなかった、
その後の対外戦争も決して天皇の意思とは関係なく帝国政府が旗印に掲げて自らの欲望を推し進めただけだった事は一般的に知られている、
太平洋戦争を推進したのは軍属でありそこに利用されたのが「統帥権」と言う彼らが自ら決めた国のルール上のジョーカーだった、昭和天皇はジョーカーであったがその切り札を使っていたのは日本帝国軍であり東条内閣と言う軍事内閣がジョーカーを国会で、そして国民に頻々と使うことによって国は戦争と言う破壊と殺戮に暴走していった、
今の与党政府の80%以上が「日本会議」に属しているという事はいくら否定しても「美しい(強い)日本」を目指す政権だという印象は否めない、
「美しい日本」はアメリカの意思に沿って対中戦略の橋頭保として利用されているという印象は強く、中韓の対アメリカ憎悪は見事に対日憎悪となり軋轢部分は日本で頭越しに米中は国交を深めてゆく事になる、利害が反目し調整が必要となれば日本はその材料にされるだろう、米中間で尖閣を手土産に沖縄の米軍基地化などと言う事も考えてしまう
杞憂かもしれないが天は落ちてこないかもしれないがダウンバーストはいきなり起きるかもしれない