梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

難民法改正?改正?

2021-05-12 10:55:42 | 雑記
入管難民法改正案が審議中らしい
2016年に入管局長が出した通知がある
「五輪の年までに安全・安心な社会の実現を図る」
「社会に不安を与える外国人を大幅に縮減する」
難民申請に関する法律である、それが「社会に不安を与える外国人」と表現されている、
ネット住民の話では無い、戦前の敵性国家の話でもない
現在のしかも入国管理局の話である、国際的に恥ずかしい認識の表現だ、
トランプ大統領時代のアメリカですら申請受理率は25.6%、カナダは55.7%だそうだ
「難民」の定義は「帰る国家を持たない民」だ、トランプ大統領の「不法移民・非合法入国民」とは違う、
何らかの事由により祖国に弾き出され、帰る国家を持たない流浪の民と言う事だ、
悲しい事に世界ではこういう境遇になってしまった人たちが多くいる、
ヨーロッパでは原則受け入れて保護しているのは「人は誰も平等に生まれてくる」と言う意識がある、
しかしその人数は増加の一途をたどり国家財政を脅かし更にその中にはやはり難民ではない不法労働者が含まれていて問題になっている事は確かだ、
しかし十把一絡げで「社会に不安を与える外国人」と表現するのは如何なものか、
まるで「日本人以外は悪い人間」と言う様な表現だ
第一「外国人」と言う言葉も死後に近いそれこそ昭和までの差別的表現で報道でもあまり使わない、
開かれた日本と言う以前の問題で日本は経済技術では先進国と言う評価を得ているがその精神構造は相変わらず鎖国時代の認識のままのだ、
もっとも江戸時代の末期横浜開港のころの庶民は「外国人=悪人」と言う様な認識をする事は無い様だ、
過大評価することも無く、見た目が違うが同じ人間だと言う認識だったらしい、
いわゆる尊王攘夷派と言う連中が外国人を目の敵にしたのは「日本が乗っ取られる」と言う意識から誰かが意図的に「神国日本を侵される」と言う論法で無知の人間を扇動した結果で結局明治になったとたんその様な輩は消滅し文明開化民にすんなりと同化してしまう
しかし太平洋戦争に邁進したころの政治家軍属は「日本人優秀民族」と言う思考となり
「日本人以外劣等悪辣」と植え付けられていたのだろうと思う
今の政治経済は「利益至上」新自由主義だからそんな愚かしい言葉は発しないだろうが
官僚と言う閉鎖組織の頭では未だグローバルな人権意識と言うものがないのだろう
日本の玄関口がこんな無様ではやはり世界で日本は「異常な民族」として孤児になる


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