梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

地獄の沙汰も金次第、納税者は命の保護もしてもらえない

2019-10-16 09:49:09 | 雑記
台東区で緊急避難施設に来たホームレスの避難を断った事が問題になった、
「区民ではないから」と言う理由だそうだが「緊急避難」と言う趣旨に反している事は間違いない、
他の区に問い合わせたら大田区や世田谷区などは多摩川河川敷のホームレスに広報をして収容に勤めていたと言うがずいぶん違いがある、
台東区の考え方の基盤にあるのは「税金を払っていないから」と言いう事だと言う、
税金は最低所得免除と言う制度があり「非課税」と言う納税者が有る、
非課税と言う扱いは納税をしていないのではなく「課税されない納税者」である
納税額で人を差別するのは基本的人権に反するだろう、
「新自由主義が浸透し、自己責任と言う考え方が蔓延している」と言う
貧困者と言うのは「自己の責任」ではない、貧困家庭に生まれたと言う不可抗力である、
石原慎太郎が言ったことが有るが「努力もしないで」と言う考え方がある、
しかしそれは同じ条件で生まれて同じ条件で生きていける事が基本である
親が怠慢で貧困に落ち込んでしまったのは親の責任ではあるがそこに生まれた子供の責任ではない、
平成になってからか、昭和の終末頃か、バブル崩壊のあと努力とは関係なく貧困になる人々が増えてきた、
それまでは企業には社会的責任として規制が有った、それが最低限の社会を保証して真面目に働いていたら人並みの生活を保障していた、
しかし「平成の平蔵」と有る大臣がアメリカ式の新自由主義を標榜し規制を次々外し、経済的価値が絶対正義になってコストの多くを占めていた人件費を保障しなくてよくなった、
資産は一点に集中し全資産の8割強を2割が保有する、
国際的に言えば世界の資産家トップ7人の資産は残りが持つ資産額と同じになったそうだ、
人間は社会的動物だが社会は多くの弱者と一部の強者で成り立っている
しかし社会はその弱者が生産する果実で成り立っている事を前の強者は解っていた
働く者達のコンデションを維持しなければ果実は実らない事は基本であるが今の強者は理解していても無視をしている、
自己責任、責任と権利は裏表の関係だ、権利もないのに責任を取らされたらたまったものではない、
“殆どの権利”を手にしている経済的強者は社会で起きるネガティブの“殆どの責任”を取る事で平衡する
果実の再配分を何とかしないとならない


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