梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

不起立問は思想信条の話以前の問題だろう

2012-03-25 08:03:31 | 雑記
何度も報道される「国旗掲揚と国歌斉唱不起立問題」だが問題の本質がずれているのではないか、
何故あそこまで拘らなければならないかが見えて来ない、
事の本質は「教育現場」と言う将来を担う非常に大事なポジションで起きて居ると言う所にある、
彼らの主張するのは見える範囲で言えば個人的な思想信条であろう、しかし教育の場は「思想信条」を極力排除し多方面の主義主張が有ると言う事を公平かつ冷静に知らしめる事が必要だし教育の理念もそうなっている筈である。
義務教育の場では「国歌斉唱と国旗の掲揚を起立して行う」と言う事は決められている事は今回の騒ぎで再確認している筈である、しかし彼らは其れを無視しているだけでなく更に公的な場に個人的思想を強要する行為をしている、職務的に言えば明らかに職務違反だろう、
教育的観点から言っても「決められている事が自分の思想と違うから従わない」と言う事を公平無私であるべき教育の公的行事に於いて規範を示すべき立場の「教師」が行うと言う事はどう言う事か推して知るべきである。
思想信条と言うなら職場を離れてから個人的に行うのは当然だが他の場所で彼らの言って居る事はどうもはっきりしない、「国歌斉唱と国旗の掲揚」その物に反対しているのか、それとも「今の国歌と国旗は認められない」と言うのか、確か此の形で異を唱えた女性教師が居たが其れが統一見解かは示されて居ない、
うがった言い方をすれば”理論的に根拠を示したら理論が確立出来ないから漠然と反対だ”と言っているとも思える、世界的に見ても「国歌、国旗の無い国」は存在しないし筈だし、「今の国歌と国旗が信条に合わない」と言うなら世論を喚起し「国歌と国旗の内容を変更する」と言う運動を進めるのが本当だろう、気に入らないから従わないと言うのは再三言うが反抗期の初期段階にも匹敵する愚かな行為だ、その様な人々に未来を託す子供達を任すのは実に危険だ、
せめて「色んな意見が有るが私はそう思う」と言う程度で「決まりだから従うが自分は納得出来ない、しかし社会に出ればこう言う事は幾らでもあるが決まりは守るのが社会と言うものだから諸君もそうして欲しい」と言う位の良識は持ってほしい物だ

官僚機構の膿を出す絶好の機会だ

2012-03-24 11:38:07 | 雑記
厚生年金基金の預託先が運用に失敗し破綻した、此れだけなら運用の失敗と言う事だがその事実を隠して更に集めて穴を大きくしたと言う、
この「AIJ投資顧問」と言う会社を推薦していた会社に厚生省や社会保険庁の天下りが多く居ると言う、今までは何もしないのに多額の所得を税金から受け取っていると言う事が問題化していたのだが今回は更に多くの被害を出した元凶になった、
社会保険庁に居たとしても「投資」に関しては全くの素人だろう、其れが何故「AI投資顧問」と言う会社を推薦していたのか、彼らが何のメリットも無く動くとは考え難い、何らかの見返りがあったと考えるのが妥当だろう、この問題は徹底的に調べて貰いたい、
非常に大きな権利を有しながら責任が全く無いと言う常識的な世界でも国際的な世界でも考えられない地位を築いている官僚組織と言うものに今回の事件は膿を出す絶好の機会だろう、
今までは官僚機構と言う壁に守られて中々強制力を行使できない所だったが金融法違反のみならず詐欺事件としての立件も可能だろう、直接加害者はこの投資顧問会社だろうが関連事項として強引と言える位の操作をお願いしたい、官僚と言う人達に「行使した権力の結果は責任を取らせる」と言う道筋をこの機会に確立してほしいと強く願う

梅園

2012-03-23 14:16:36 | ぶらり
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」と言う、桜は枝を切ると木が弱るが梅は逆に繁ると言う事らしいが最近テレビで日本全国から桜の枝を集めたと言う展示をやっていたが、専門家がやっているのだから問題はないのだろうな。
私が生まれた家には古いがあまり大きくない梅の木が1本有ったはずだが花の記憶が殆どない、親に叱られながら梅雨時にとってかじった記憶の方がほとんどである。花と言えばすぐ脇に八重桜の古木が有ってそちらの思い出しか見当たらない、裏手に山桜の大木が有ったが小学校の頃切り倒してしまったが何でだったのか、
大人になってから梅園と名が付く有名な庭園も幾つか行った事が有る、しかし自分はどちらかと言えばあまり大仰に広がった庭園より寺の片隅だとか山裾に竹薮を配してその前に数本咲いている様な雰囲気のほうが自分には合っている気がする、
小田原の北側に早雲寺と言う寺がある、北条早雲の菩提寺だそうだが古木の杉に囲まれた谷間の寺なので苔生した庭園で、其処に古い鐘楼があってこの近くに矮小だが古そうな梅が何本か植わっているがこんな雰囲気が好きである
随分前に水戸偕楽園に行った事があるが満開には少し早く閑散としていたせいも有るが(こんな物か)と言った印象だった。
近くに有るのは本門寺の池上梅園だがここは敷地が狭い分殆ど傾斜地になっていて趣は良い、
奥に入ると池と茶室が有って此処の雰囲気は良いのだが肝心な梅の印象は残っていない、
東横線の大倉山にも大倉山公園という所に梅園が有って行ってみたことがあるが此処の建物は洋館である、大きくはないがこじんまりとまとまった公園だ、
蘇我の梅園と越生の梅園は有名だがそのおかげで車の頃は敬遠することになって未だに行っていない、昨日御殿場線でその蘇我の梅園脇を通過したが確かに見ごたえはありそうだ、しかし今の足の具合では今年は行けそうもないな、来年の時期には越生か蘇我を見てみようかと思う、
蝋梅と言う花もある、梅の名前が付いているが種は違うそうだ、まあ花を見ると一目瞭然と言う形ではある、どちらかと言えばマンサクの様な形をしているが「香りが良い」と言うので嗅いで見たがよく解らない、
此れは高崎の達磨寺(達磨市で有名だからこう言うのかと思ったら「少林山達磨寺」が正式名称だった」の正面石段を上がると左手に有る、何年か前は此処で達磨を買っていたが最近は西新井大師に替わってしまった、段々行動半径が短くなっているのが実に情けない、


梅の花と銭湯の話

2012-03-22 13:12:50 | 雑記
仕事で三島に行く事になった、時間が有るので新幹線はやめて東海道線を乗り継いで向う、
少し寒いが窓の外は花盛りである、駅の土手に菜の花が明るい黄色の花を並べている、
未だ桜は早いがその分梅が満開である、横浜を過ぎて戸塚付近から盛んに咲いている、紅梅も混ざって中々良い頃合だ、乗った電車は小田原行きだが小田原ではホームが違うと言うアナウンスにしたがって1つ手前で乗り継いでゆく、次は熱海止まりだ、4分程度で島田行きが発車した、
小田原まではかなり好天だったが熱海に入ると厚い雲に覆われたが此れも函南に出た時には綺麗になくなっている。
三島まで先方が車で来ていたので便乗して「小山富士道の駅」に向う、時間は10時過ぎだ、
この道の駅は正面が富士山だが頭上を無粋な高圧電線が横切っている、
平日の午前中だと言うのに車庫は満車になっていた、店の人に聞いてみたら「近くに大きな霊園があって此処で花を飼ってゆく人が多いので」と言う話だった、
良い天気だが風は冷たい、神経痛が出ているので立っているのも大変だ、1時間程度で調査を終えて次の道の駅に移動する、
途中で蕎麦で昼を済ませる、この店は浅草商店街の女将さん会の会長と言う人がやっている店らしい、何年か前に浅草寺のライトアップでこの女将さん会会長さんとあった事がある、その時に「静岡で蕎麦店をやっている」と聞いたのが此処だった、
次は「須走道の駅」此処は未だ出来たて真新しい作りだった、土地が2段になっていて上の階が食堂と足湯になっていたが足湯の方は寒冷期は休みの様だ、
この土地ならではのエコ施設があった、自家発電装置がなんと水力発電だった、富士の豊富な伏流水を使っている様だが基本的には緊急装置の様だ、すこし富士山も撮って来たが殆ど景色は写してこなかったが帰りに御殿場線で変える途中車窓は見事な梅の満開だった、

道の駅から







御殿場線は単線である、駅も殆どが無人駅だ、しかしプラットフォームが嫌に長い、4両連結なのに10両分以上有りそうだ、そういえば丹名トンネルが開通するまでは東海道線は此方を廻っていたのでその時の名残かも知れない、

フォームから少し富士山が見える



列車は梅と形うちで有名な曽我を抜けて国府津に入る、何年か前に女房とこの線に乗っていた時に「秋葉原無差別殺人」が起きてずっと携帯のニュースを見ていた事を思い出した、
時間が半端になったので5時過ぎに帰宅する、先日見つけていたもう1つの銭湯に行って見た、
最初に行った銭湯もそうだが見た感じでは客の平均年齢は70歳前後だ、64歳の自分が若手だと言う世界は中々無い、しかし此方には高校生と見える男の子が二人居て平均年齢を引き上げている、今度孫が銭湯に行きたいと言うので連れて来るのだが今の子供達は余り入らないのだろうな、家に風呂が有るのだが手軽だし広いのでちょくちょくと拠って見ようかと思うのだが若干もったいない気もする

生活の継承ーー家庭

2012-03-20 17:20:33 | 雑記
親が言うのも何だが我が娘はかなりの横着者である、2年程一緒に暮らす羽目になった事があるが自分にはとても耐えられたものではなかった、何しろ会社から帰って来ると着て居た洋服をダイニングの椅子の背に掛ける、其れは誰でもやるが娘はその服をそのままにして次の日に別の服をきて出勤しても昨日の服はそのままである、そして次の服を着るとすると椅子には2着の服が重なって来る、多い時はその服が4着になったりする、出窓はまず物置と化していた。
しかし、此の娘が洗濯だけは良くやる、しかし取り込んだ洗濯ものを畳む事は殆どしない、其れを丁寧に畳んで居るのは亭主の方だがこれはまあ夫婦の問題だから此方がとやかく言う筋合いではない、しかし洗濯だけはまめにする、どうやらこれは母親である我が女房の影響の様だ、
内のかみさんは洗濯が好きである、此れは自他共に認める物でどんな状況でも洗濯を楽しそうにやっている、楽しそうにという表現は若干違うかも知れない、どちらかと言うとリズムを取る様にやっている、精神状態が不安定になるとひたすら洗濯をする事で精神の安定を取り戻している様だ
此れは娘が小さい頃からなので娘の何処かに「洗濯は楽しい物」と言う事が刷り込まれたらしい、
しかし、どう言う訳か「畳んで仕舞う」と言う所は入らなかったらしいのが残念だ、
親から子にと言う事は遺伝とは別に生活習慣として引き継がれる事が多い、件の娘も我が家の卵焼きは全くのプレーンだったが結婚相手の家庭は砂糖をたっぷり入れる卵焼きだったのでかなり違和感が有ったらしい、作ったら「甘くない卵焼きなど食べられない」と言われたらしいが娘にとっては「お菓子かケーキじゃ有るまいし」と女房に訴えて居た、家庭はこんな風に引き継がれてゆくんだなと妙に感心した