梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

衆院解散は自民党の誤算にしたい

2017-10-02 16:29:50 | 雑記
全く記を見るに敏と言うか、恥も外聞もないと言うか民進党のドタバタを見たとたん解散をする、
「今なら勝てる」と言う理由で解散したのは誰がどう見ても間違いないだろう、
民進党は安倍政権が加計問題で支持が下がったタイミングで全く見事なフォローアップだ
個人的スキャンダルよりその間の強引な国会運営で支持を下げる筈が海外からまで批判の有る政治運営に反応せず、個人的ともいえる問題(むろん許せる問題では無いのだが)に反応するマスコミや世論も情けないのだが取りあえず支持と不支持が逆転しこのまま選挙になったら与党が危ない、或いは与党になったとしても過半数どころではないと言う状況になり、さらにその潮流が加速するかと言うタイミングで野党筆頭は分裂してしまった、
世論もマスコミも挙ってこのていたらくを書き上げ、(やはり政権与党に成れる所ではない)と言う雰囲気はあっと言う間に安倍政権の支持率を持ち上げた、
全く見事なフォローでそれこそ「安倍政権支持低下に忖度したドタバタ」だがそれを見てこのタイミングで衆議院解散を蛮行した安倍政権が今度は見事に北朝鮮問題に空白期間を提供しこちらが北朝鮮のフォローをしてしまっている、あのとっちゃん坊やは大笑いしているだろうよ、
民進党はついに歴史ある社会党を消滅させて降って湧いた「希望の党」に群がったが小池百合子にいい様にあしらわれてしまっている様だ、
あの中に本当に日本の政治を何とかしなければと考えている輩がどの程度いる事か、
もう一度安倍自民党圧勝などと言う事になったら改憲を強引に推し進める事は目に見えているだろう、その事と脱原発、安倍政権が民主政治を無視して成立させた悪法に反対すると言う事は一致しているのだから野合と言われようと小選挙区は反自民で集約させてなんとしても自民党を排除してもらいたい
大連合政権でも構わない、走りながら調整してゆけばいい、この蛮行が安倍自らの首を絞める事を心から願いたい

昭和の歌、星屑、星空

2017-10-01 08:29:50 | 昭和の頃
昭和の頃流行った歌謡曲(古い!)の題名には「星」がよく出てきた、題名になくても歌詞に出てくることもある、
守屋浩と島倉千代子の「星空に両手を上げて」という曲もあった、
三橋美智也が歌った「両手を合わせて変えろ〜」と言うのは星が出ていたのか?
千昌夫の「星影のワルツ」も大ヒットしたのだが私にとってはやはり坂本九の「見上げてごらん夜の星を」が私には一番の名曲だ、
あの頃の歌では星は輝くスターではなく無数に光る星屑が主題だった、
「僕らのような小さな光がささやかな幸せを祈っている」と歌う、主人公はおそらく未だ若く貧しいが希望に燃えた若い二人だろう、あの頃の私も貧しく中卒という最底条件で東京スタートを始めた頃だった、
しかし不安はなかった、頑張ればきっとなんとかなると思える時代だった、
未だ敗戦の混沌は色濃く残っていて高度成長期の開始直前だが経済は急激に上昇していた
しかし今は経は成長しきって安定というより停滞状況にある、頑張れば必ず報わるという希望というものが無くなっているのか、
政党の名前が希望であってもそれが若者の希望に結びつくのか疑問である、
あの頃星空や星屑が歌われたのかは多分未だ東京でも見上げれば星屑が見えたのだろう、
しかし今の東京は殆ど星は見えない、それは東京が人口の明かりで眩くなり自然の星空を覆い隠しているからだろう、
それは生活弱者の状況にも似通っている、あの頃は多くの若者は裸電球と4畳半トイレ炊事場共同のような環境で結婚してもやはり木造アパートで風呂名無しが当たり前だった、
だからほんの僅かな光でも十分に希望の光だったのだが今は最低限のと言われてもトイレ共同などはなく殆どの個人は電話を持っている、
周りの明度は昭和の生活で言えば中流以上の環境になっている、無論時代が違いコストもかなり違うがそれが「星」を見失う事になっているのではないだろうか、
しかしその明るさは業界が投光するサーチライトの光であり自らが輝いているわけではない、投光されたひかりは影が濃くなりそのギャップに目がついていかないのだろうか、
生きるのには衣食住の他生きる目的が必要でその目的は到達可能でなければ意味をなさない、希望を現在の、次世代の担い手に示す方法が欲しい。
資産は経済の体力で金はその血液だが血液は体内を巡らなければその効力は意味をなさない、現在の様に資産格差が大きくなり1ヶ所に停滞していればいわば血栓である、
あるいは動脈瘤である、血栓は脳の働きを阻害し、動脈瘤静脈瘤は破裂すれば死に至る
リーマン・ブラザーズの破綻は世界経済を重体にし回復には未だ完全ではないが「経済新自由主義」は同じ危険を孕んでいる、
瘤が破裂しない手立てを考えるより血液を体全体に行き渡らせる事を早急にしなければならない、
それは資産課税が一番効果があると思う、効果があるということは既得権者の抵抗は相当なものだろうが現在の飽和状態から脱却するには一番の即効性があるだろう