梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

奴が引き金を引く前に息の根を止めるのは出来ない

2018-08-08 10:19:38 | 雑記
今年も原爆の日が来る、
原爆の日と言う表現はあまりしっくりとしない
しかしそれしか言いようは無いのかもしれない
韓国が日本に対して世界に発信している様な表現を取らせてもらえば「人道に外れた虐殺の日」か、
アメリカは「死に体」の日本に軍事施設ではない一般市民を対象に戦勝後の体勢の為に人体実験と戦略核の実験を行ったと言う事だろう、
アメリカの戦略方法は東京下町空襲をはじめ大都市絨毯爆撃もベトナム戦争の枯葉剤散布やナパーム弾による森林焦土作戦、ソンミ村一般人虐殺も含め国際法を無視した戦略が多い、
しかし核戦略時代になったら一方的戦略優位と言う事は不可能になっている、
相手が引き金を引く前に息の根を止めると言う事は100%不可能になっているだろう、
現在ロシアとアメリカの持っている核だけでも地球が数百回絶滅する量になっている、
現在の情報網はリアルタイムで互いの状況が確認できる、
ICBMと言うのは防御出来ない様に一旦成層圏の上まで上昇し弾道起動を持って落下する、
大陸間弾道弾は米露間では10数分の時間が掛かる、
発射が認められれば同時に相手も発射する、何方かが各ボタンを押せばその20分程度後で米露の殆どは一瞬に消滅しその汚染物質は数日で世界を一周する、
保有している核は誘爆を起こしてその被害は計り知れない、
それは人間だけでなく青い星は一瞬で死の星になってしまう
人々は自らの手で絶滅する事などだれも望んでいない、このボタンを持っているのはごく一部の戦争の犬か人間社会のルールを無視できる政治家だ、
トランプ大統領の独善的な経済戦争は未だ半滅までだろうしタイムラグもある、
しかし、狂人がボタンを押せば数日で壊滅する、
イスカンダルは無い、宇宙戦艦ヤマトも居ない、
力の均衡の上での平和など針の上に熱湯を一杯にした盥を載せている様な物だ
熱湯を捨てて盥を下ろせばこんな曲芸の様な事を続ける必要は無くなる
恐らくみんな知っている、勇気を持て核は捨てて貰いたい、
相手が近寄らないから距離が縮まらないならこっちが近寄ればその距離は縮む
50万人の生命を奪われた日本はその人命を無駄にしないで世界から核を無くすための犠牲とする為には世界核廃絶協定を批准しイニシアティブをとらなければなるまい
それが原爆被害者に対する本当の鎮魂になる、いやそれしか魂は鎮まらない、

子供を設けると言うのは生産性の話ではない、選挙に拒否権を!

2018-08-02 13:06:55 | 雑記
“自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が、同性カップルを念頭に「子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張した。”
この発言をめぐって多くの抗議が行われている、
無論の事だ、この議員はなんでこんな事を得々と記事にするのか解らない、
事の是非は言うまでもないがそれは個人の考え方だからどう考えようとも仕方ない事だが
こんな事を皆の目に留まるSNSに書き込むと言うのはどう考えても「馬鹿」としか言いようがない、
この人は新聞やニュースと言うものを全く読んでいないのだろうか、
閣僚や議員などの発言が毎日の様に記事を賑わせていて本人が「つい」と言おうとも「表現に配慮が足らなかった」と言おうとも世の趨勢は新しい方向に向いて進んでいて失言には抗議が集中し責任問題になる事位は十分に分る、
呑み屋でおだを上げているのとは違う、責任ある国政の責任者、国民の代理議員だ、
酒の勢いでも言ってはいけない事は当然の事だ、
それがネットに、或いはインタビューで得意げに発表する神経が解らない、
中身も無論とんでもない話だ
私自身LBGTに諸手を上げて擁護すると言う程出来ている訳ではない、
「それは変だ」と言う気程の事はないが「よく理解できる」とは言いかねる、
しかしそう言う形で生まれてきたのだから仕方ない事位は理解できる、
身近に居る訳ではないので実感は伴わないが最近になってカミングアウトをした人の記事を見る限りそれは単に性差の形が違って生まれたと言う事だと言う事は何となくわかる、
確かに同性で家庭を築けば子供は生まれないと言う一面もあるが複数の記事を見れば女性同士の場合には人工授精で子供を作るカップルも、養子縁組をして育てる家庭もある、
百歩譲って「子を成さないのは」と言う事は一面の事実は有るが「生産性」とは親を馬鹿にした言い方だ、
生産と出産は全く違う、子供を作るのは「生産」ではない、生産と言うのはあくまでシステムの効率の事で子を成し育てるのを「生産システム」と表現するとは頭と人間性を疑う、
彼女はそんな風に命をとらえ、家庭の愛情を只の生産システムと考えているのだろうか、
こんな人間にこれからの日本社会を運営させると言うのはとても納得出来ない、
少子化は子供を増やすと言うのは単に数字の問題では無い、次世代に社会を託して行くための基盤を作らなければならないと言う事だ、
しかし今のままでは日本の社会は継承できなくなると言う型問題であり、その為には子供達に将来の希望を与える事が出来る社会が必要な問題なのだ、
それを「生産性」と言う様な解釈で対応されてしまったら親から子に受け継ぐ文化、知性と言うものは育まれない、子供は生産物ではない、効率よく産めばそれ良いと言う話ではない。
比例代表では彼女の様な人に議員になって貰いたくないと思ってもどうしようもない、せめて選挙が終えたら「拒否選挙」でもやってくれないか、
そこで承認されて初めて議席を得られると言うのはどうだ、
地元票は集まるだろうが他から見たら「あいつだけは辞めてもらいたい」と言うのはアメリカのトランプ大統領を見ていれば良く解る、無論安倍晋三も粗朶と思うが

やさぐれていた頃の思い出

2018-08-01 12:57:08 | 昭和の頃
先日バスを待っていると少し後に18過ぎと思われる少女が並んだ、
(どこかで見た顔)と思ったらすぐに思い出した、
随分若い頃の事だ、苦い思い出である、彼女を思い出すと自己嫌悪に苛まされる、
当時の私は何も考えていなかった、給料は殆ど全部飲んでしまう、
貯金などは無いに等しい、その内飲み屋の付けで次の給料もとんでしまい、又付けで飲むと言う悪循環である、
親はいないので兄弟から借金もあるが段々借りにくくなってそうは増えない、
古いアパートに住んでいて喫茶店で知り合った悪童たちと飲み歩く、
当時は何の理由もなく自分は結婚はしないだろうと考えていた、
田舎の友人は「お前は独身主義者」だと言っていたが(結婚はしない)と決めたわけでもないが結婚して家庭を築くと言う様な事も全く思っていなかった、
偶に風邪が悪化して熱が酷く、食事もとれない状況があると(こいつはちょっとやばいかな?)と考えたり(見つかるころには腐ってるんじゃないか)とか考えていたがそれが恐怖と言う事ではなく結構坦々と考えていた、
精々(エロ本は片付けてた方が良かったか)と思う程度だった、
呑み屋で知り合った女の子とは適当に付き合っていて中にはアパートに泊まってゆくような子も何人かあったがその子はその手の子ではなく仕事で知り合った子だった、
髪を真ん中で分けて後ろでゴムで止めただけの地味な子だったが何度かドライブに誘ったり軽く飲みに行ったりしていたのだが本人は遊び歩く同年齢の子に憧れていたようで
夜遊びを繰り返し家にも帰らない事もあったらしい、
私は飲みあるくのに女の子がいる店は一人では先ずいかない、
美味い肴と美味い酒か焼鳥屋と言うかもつ焼きやでビールと焼酎と言う飲み方で女の子と一緒に行くのは大抵誰か友人がいた、
友人の中に呑み屋の女の子と仲良くなるのが得意な奴がいて此奴と行く店で店の子を連れ出す、
彼はタクシードライバーでねぐらは会社の寮だったので大抵私のアパートになり店の跳ねた後部屋で飲む、
そんな関係で私の相手になった子が店が終わった後転がり込んだりしていた
そんな割り切った子が入れ替わりで何人かいたのだが彼女とはそう言う関係にはならなかった、
ある日突然彼女から電話が来て「今から行っていい?」と言って来た、
新宿に居ると言う、時間は多分夜の9時頃、そこからだと1時間はかかる、話の内容から金の話だろう、「良いよ」と言ったがその先を考えた、
案の定「必ず返すから貸してほしい」と言う、大した金額ではないが恐らく帰っては来ないだろう、
「上がったら?」と言ったが黙っている、顔が硬直している様だ、こういう時に力づくと言うのは苦手である、
しばらく沈黙の後彼女の言った金額を渡して帰したが無言の彼女の背中が惨めそうでそれが自分のした事も惨めで強烈な自己嫌悪に襲われた、
その後合う事も無かったが70を越して彼女によく似た少女を見たら当時の嫌悪感がよみがえって来た、
済んだ事を後悔してもやり直せるわけはないと言う信条で過去の事は悔い改める材料にはしても悔い悩むことはしないと言う生き方をしてきたがこういう後悔は滓のようにどこかに残っていてふとした時に浮き上がって来る、
時には穴が無ければ掘ってでも入りたい様な事を数年に一度は思い出すことがある、
随分昔に過ぎた事だし取り返せる話でもない
まあ楽しかった事を思い出して一人にやにやと言うのもぞっとしないがね