目黒の民藝館は、あの売店を訪れるのも楽しみのひとつ。
この間も、いつものごとく入り口の傘たてから、壁にかけてあるうちわのひとつまで
隅から隅まで眺めまくっていた私の目に飛び込んできた、型染めの敷物がこれ。
このグレーに、白のモダンな柄の整列が美しくも、どこかユーモラス。
しっかりと織られた厚地の布の感じもとてもよい!
玄関の靴箱の上に敷いて、真っ黒の花瓶に花でも生けたらかわいいなあと衝動買い。
売店の方に、どこのものかを訊ねたところ、
駒田佐久子さんという作家の型染めで、題がなんと「トンボ玉文様」というのだそう。
なるほど、そういえばね。そしてそんなシンクロニシティが嬉しいひととき。
画像の黄金色に輝くとんぼ玉たちは、昨年大阪のトンボ玉職人さんの元を訪ねる機会があって、
その時にいただいた、数十年ほど昔に作られたトンボ玉です。
かなり無造作に(?)山のように色別に放り込んであった大きな箱の中から、
好きなものを選ばせてもらった中のいくつか。私の小さな宝物。