「女性版バイアグラ」米承認
8月20日の新聞記事
どういうことなのだろうかとちょっと悩んだ。
バイアグラは有効成分の「シルデナフィル」が勃起抑制酵素の働きをさまたげることで勃起を促進させる薬ある。
性的興奮を増大させる薬ではない。
今回、FDA(米食品医薬品局)が承認した「Addyi(アディ)」は女性の性欲不全を改善させる経口薬である。
脳に直接作用し、性欲を高めるのである。
性欲の低下は3つに分類されるらしい。
欲求相(したくなる)、興奮相(ぬれる、勃起する)、オルガズム相(感じる)。
バイアグラは興奮相、アディは欲求相であるが、大まかにくくると性欲の低下となる。
そのため「女性版バイアグラ」となっている。
FDAの報告を見たが、この臨床は難しかったのではないのだろうか。
臨床では実薬とプラセボとよばれる主成分が入っていない錠剤をそれぞれの患者に与え、その結果を報告する。
たとえばバイアグラなら、勃起した、勃起しなかったとわかることだが、やる気になった、やる気がなかったは気分の問題も出てくる。
結果はそんなもんだろうなという感じである。
この薬は、閉経前の女性に適用される。
臨床も平均年齢は36歳、性的欲求低下障害の平均期間5年だった。
一般的な副作用は、めまい、傾眠(眠気)、吐き気、疲労、不眠や口の乾燥。
注意事項はアルコールと併用しない。
低血圧、失神を引き起こす可能性がある。
好きな人とSEXが出来ないは確かに深刻な悩みだったと思う。
これが改善され、愛情を深め、子供が出来れば素敵なことである。
今回はアメリカでの承認。日本ではどうなのか。
重い副作用が確認されているため、医師の診察が必要になるため簡単には手に入らない。
しかし、そういう薬品が裏で売買されている。
男性に知らず知らずに服用されて・・・等の事件が起こらないとよいと思う。