今日読んだ「熟年売春」といい、先日のテレビでのアンケートといい、女が生きて行くのは大変なのか。
熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実 (ナックルズ選書) | |
中村 淳彦 | |
ミリオン出版 |
この本を読んだきっかけは、先日の東京での出来事。
ラブホの前を歩いていると、正面から親子が歩いてきた。
そして私の横で、ラブホの看板をさしながら言った。
「ここにしましょう」
えっ、親子じゃないの?
女性は私と同じくらいのちょっとぽちゃっとした中年女性。
男性は10代後半から20代前半のたぶん学生と思われるさえない細身の男性。
どっちがお客さんなのだろうか。
「色々な趣味の人がいるから、男性がお客さんでしょ」
都会はそうなのか。
まだ、私も売れるってことなのか?
まだ結婚していた時、本当にお金に困っていた。
ちゃんと企業に勤めていて、主人の実家に住んでいた。
住むことと食べることには困らなかったが、働かない夫。
その上、お金を使うことは人並み以上。
テレクラに電話をしたりしたが、まったく知らない男と寝ることはできなかった。
それでも、いつも思っていた。
最終手段は自分。
だから、借金してもなんとかなると思ったし、だからやってこれたのだと思う。
最近、仕事が嫌だと思ってもそこから逃げることができない。
それは「最終手段が自分」が使えなくなったからである。
50歳過ぎての再就職はなかなかない。
しかし、まだ「最終手段は自分」が使えるのか。
では、それを使うか?と言われたら使わない。
特定の人との契約、つまり「愛人」なら良いが、不特定多数の人と関係するのは無理。
「愛情のないSEXはできないとか言う乙女なの?」
そうではない。
怖いのは病気。
自分がもらってしまうのは仕方がないと思うが、それを本当に愛している人に移してしまうのが怖い。
さて、私はまだ独身なので、自分ひとりが食べることが出来ればいい。
ところが子供がいる女性は、子育てにもお金がかかる。
そのために体を売る普通の主婦もいる。
先日の不倫会見で、相手の子供を認知している話があった。
その話題を聞いて、街中アンケートをした。
「ご主人が不倫したら、離婚しますか」
ほとんどの女性が「No」
「相手が妊娠したら、離婚しますか」
3分の2の人が「No」
みなさん御主人を愛しているのかと思えば、そうではない。
「自分だけで生活して行く自信がない」
つまり、お金を稼いでくれる御主人は大事。
愛していなくても、お金は必要なのである。
私の職場にも別居中の女性がいる。
40歳を超えて、子供も高校生になった。
社員になりたいが、なかなか職が見つからず、私の職場でパートととして5年。
「離婚したら、養育費をもらえないから、旦那のキャッシュカードを私が管理している」
ところが最近、お給料の入金がなくなったという。
男だって馬鹿じゃない。
「離婚して、新しい人見つけた方が良くない」
「まだ子供に手がかかるから」
お金がすべてじゃないとは言うが、やっぱりお金がないと生きていけない。
どうすれば稼げるか。
お金を稼ぐのは楽じゃない。