ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

突然の御案内

2016-06-19 21:07:37 | 日記・エッセイ・コラム

2016年6月20日(日)

 

昨日の23時過ぎ突然友達からメールが届いた。

「明日ひま?」

「予定はないよ」

 

続けて電話が鳴った。

「悪いけど、明日富士山に付き合ってくれない?」

友達は年に数回、ホストファミリーとして留学生などを受け入れている。

今も、ロスから来ている女子大生を受け入れていた。

 

毎回、最後の週はディズニーランドに行くのがお決まりだったが、今回の留学生は来週、自分たちで観光する予定になっていた。

「どこに行きたい?」と聞いた答えが、

「富士山」だった。

 

友達の御主人は山登りをするが、今週は仕事で付き合えない。

で、困って私に連絡をくれた。

友人も友人の娘も登山は苦手。

天気も下り坂なので、富士宮の5合目から宝永第1火口までのお散歩になった。

 

自宅を9時半ごろに出発し、登りだしたのが11時。

駿河湾がうっすらと見える。

太陽が出ていないから気温は低い。

みんな経験ないから軽装でちょっと心配。

雨もパラパラしているし・・・。

 

留学生は中国人の女性。

両親が中国からアメリカに移住したので、アメリカで暮らしている。

日本語がとても上手。

歩き始めると、ダッシュする彼女。

「追いつかない」

後ろでは体力に不安な友人とその娘がゆっくりと登ってくる。

 

「何かスポーツしているの?」

「ジムに通っています」

よく考えたら、お正月に金時山登ってからハイキングさえ行っていない。

富士宮の5合目から宝永火口までは、6合目まで登って、あとは横に歩くだけだから、きついのは少し。

 

宝永火口に到着してガイド。

「ここは、いつも富士山を家から見るとお腹に大きな穴があいているでしょ、そこ。隣にある山が宝永山。今から約300年前にここが爆発して、隣に山が出来たの。火口は3つあって、この一番大きい第1火口は頂上の火口より大きいのよ」

「宝永山は富士山の赤ちゃんですか」

「おもしろい。そうだね」とまったくいい加減な返事。

 

あれは噴火したマグマが固まったもの。

本当は、「宇宙人が書いた文字なのよ」って説明したかったが、混乱しそうなのでやめた。

 

「火口の下まで行きたい」

元気な彼女。

友人と友人の娘を置いて火口に降りた。

 

「上まで行けませんか?」

宝永山を指す彼女。

「今日は時間がないから」

「子供も下りてきますよ。ダメですか?私、まだ元気」

雲行きも妖しいので早く下山したかった。

 

 何とか説得して、下山することに。

「頂上に登る道はどこですか?」

6合目の山小屋の横はまだ通行止めの看板

「ここだよ。でもまだ通行止め」

と、道を指差して驚いた。

何人も歩いている人がいる。

自分は大丈夫ってみんな思っているのね。

 

「私の兄も留学に来て頂上まで登りました」

「また、7月か8月にいらっしゃい」

「子供でも登れますか?」

「子供も登るよ」

「富士山は易しい山なんですね」

「天気が良ければね」

 

やさしい道だから、こんな観光客沢山。

天気がいいから良いけど、危険だよ。

 

色々なもの発見する。

マグマのあと。

噴火した石。

ほとんどが軽石だけど、火口にはこんな大きい石がいっぱい。

落ちて行かないのが不思議。

綺麗な石でしょ。

 

こんな花も咲いています。

 

 良いところでしょ。

いつでもご案内しますよ。

 

今日のお給金はこれ。

すず音のスパークリングとアロマキャンドル。

ありがとうございました。

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