波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

今日で「アッピアブログを一区切り」とさせていただきます~息子の成人を迎え・・・

2022-04-02 01:34:53 | ごあいさつ
今日は4月1日・・・桜の満開と共に、息子は今日から記念すべき18歳成人第一号の一人となりました。
大学の入学式はまだながら、今日はクラス別面接と何と入学前の英語テストがあり、実質大学生活がスタート・・・

英語や留学重視の学校のため、年に2回の英語テストがあり必須の英語科目の成績にも反映されるようです。
受験後すっかりゆるモードに切り替わっていた息子は、このテストでガツンとやられ、受験よりきつかったと・・・

受験時の英語レベルでクラス分けされていて、英語テストの結果が毎年のクラス分けにも影響するよう・・・
クラスには一応担当教授がいるものの、進行や説明は先輩学生が行っていて学生自治が徹底されている様子

6月に開催の新入生歓迎の学園祭に向けて実行委員やクラス企画委員決めがあり、息子はクラス企画委員に・・・
委員は立候補制ですが、委員をやることで確実に友達が増えるだろうと考えて積極的に手を挙げたようです。

クラスでは周りに座っている人に積極的に話しかけて、男子3人と仲良くなり一緒にランチに行ったとのこと。

中学入学の時には「友達ができなかったらどうしよう」と担任の先生も心配するほどナーバスな感じだったのに、
あれから6年経って随分と成長したものだなと感心しながら、楽しそうに話すその内容を聞いていました。

人は社交性のある人に集まり、多様な人と親しくなることによって自分も成長し楽しい生活を送ることが出来る。
これは社会人になってからも一番大事なことだと思うのですが、新成人の日に社交的に振舞ったことが嬉しい。

また、お洒落にも目覚め始め、真冬でも短パンにハイソックスのスタイルを卒業し、ついに香水もつけ始めました。
履修科目が決まったらすぐにやりたいバイトも決めていて、新生活の準備をどんどん始めているよう・・・

早速、本人名義のクレジットカードを申し込み、本人専用の通帳も渡して自分のお金の管理も任せるつもりです。
ということで、息子が成人となり子育てにも区切りがついた今日をもち、このブログも一区切りにしたいと思います。

断捨離を行う中で、これまで手を付けられなかったアッピアの物も躊躇なく捨てることが出来るようになりました。
アッピアの他界後8年半経ち、子育てを終えたことでやっとそういう割り切りが出来るようになったように思います。

これまで、好き勝手なことを書いて来た私のブログを応援し続けてくれた方、ずっと励まし続けてくれた方、
いつもコメントや応援クリックをたくさんいただいていた方々・・・本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

最初は、アッピアの意思を引き継ぐという使命感だったものが、自分の思いを素直に書くことの楽しさにハマり、
本当にその時々に思ったこと、感じることを自由に書いてくることが出来ました。

アッピアが他界した時に小4だった息子は、年齢だけではなく成人として恥ずかしくない位までに成長しました。
アッピア亡き後の男二人の成長物語を書いて来ましたので、今日の息子の成人を区切りとさせていただきます。

尚、このブログはこのままにしておきます。
アッピアが書き綴っていたものが、これからも病気と向き合う方々の何らかのお役に立てましたら幸いです。

もしかしたら突然書きたくなって投稿することもあるかも知れませんので、その時には温かく迎えてください。
これまで、本当にどうも有難うございました。ひとまずお元気で・・・

2022年4月1日


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「ミニマリスト」は無理でも目指せ「シンプルライフ」~21年ぶりの断捨離と家大改造

2022-03-26 00:00:18 | はじまりの出来事
ついに桜が開花し、それと同時に極端な花冷えが訪れ、せっかく片付けたセーターをまた出してくる始末・・・
独裁者の自分勝手な戦争は拒絶しますが、自然の摂理の中で生きている以上気候だけはどうしようもない。

受験の反動ではじけ過ぎた息子は、毎日のように遊びやカラオケに行ったりバスケをやったりしていましたが、
ついに天からお灸を据えられたようで、バスケで足首をねじり全治3か月の靱帯損傷・・・まあ大人しくなりました。

遊びはお預けとなったものの、安静にしながらメルカリショッピングを楽しんでいて毎日のように荷物が届きます。
ここぞとばかりに溜まったお小遣いを使っていますが、新生活に向けて色々と揃えたい気持ちはよく分かります。

私はと言うと、先週の3連休から今の住まいで初となる21年分の「断捨離と家の大改造」に取り組み始めました。
私もこの1年で溜まったエネルギーの大解放ですが、息子とは真逆の「断捨離」に向かうのは良いことかと・・・

まずは、見て見ぬふりをしてストレスを抱えないようにしていた、ミニゴミ屋敷状態の息子の部屋からスタート・・・
息子の部屋は、学習机、本棚、ベッド、タンス、幼少期の遊び道具収納ボックスなどで空きスペースはほぼなし

それに加えてヒーター、加湿器、机に収まりきれずに床に散乱する参考書類、仕舞われない衣服の丘・・・
クローゼットはあるもののそこは私の衣服のスペースで、息子の制服などは私の寝室にというねじれ状態

元々アッピアと息子が寝ていた今の私の寝室から、息子が小学生になる時に私が寝ていた部屋に移ることになる。
そして服の収納はそのままだったためのねじれ現象をやっと解消し、クローゼットに息子の衣類を集約・・・

タンス、収納ボックス、本棚を撤去し、ベッドと机のみにして配置換えをすると見違えるほどスッキリした空間に・・・
余計なモノがなくなったことで、息子はまるで一人暮らしを始めたかのような気分でその快適さに大満足

次に、私の寝室のクローゼットの大部分をずっと占領し続けてきたアッピアの大量の衣類の処分にやっと着手・・・
服以外に大量の鞄や靴などのアクセサリー・小物類、ケース・収納ボックス類、ガーデニンググッズなども処分

3連休でここまでやりましたが、まだまだ「断捨離」すべき場所が一杯あり、次のターゲットは大量の書類関係・・・
それに、大量の本・アルバム・CD・カセットテープ、各種コード類、筆記・文具類、ボードゲーム、カラーボックス等

手を付けだしたら正直キリがないものも、この際なので聖域なく「断捨離」して限界までモノを減らす覚悟です。
この家の入居前の内覧会で感じた広々とした空間のイメージに限りなく近づけて、目指すは原点回帰・・・

息子の子育てが終わる子離れの機会に、ついでにモノ離れもして「ミニマリスト」までは無理だとしても、
可能な限りモノを抱えない「シンプルライフ」を送れるよう、気持ちと空間を切り替えようと思っています。

それにしてもモノを捨てることの何とも言えない快感と、それによって得られる清々しい爽快感と心の余裕・・・
「断捨離」はモノを捨てることではなくて自分のしがらみを捨てることだと聞いたことがありますが、正にその通り・・・

子供とアッピアの思い出だけは残しつつ大胆な「断捨離」を・・・因みに絶対に捨てられないモノが一つあります。
息子がまだ声変わりする前に一人遊びで吹き込んでいたカセットテープ・・・

これだけは他人には何の価値もない、私だけの一生の宝物・・・

2022年3月25日


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受験明けのパーティ「スウィート・エイティーン」~息子の高校最後で卒業後初のイベント

2022-03-19 00:00:06 | 最近の出来事
今日は年に1度の健康診断日・・・私の会社では半日有休がセットのマイケアデーという特別休暇になります。
年度内の好きな日に自由に取得できるものの、結局3月になって慌てて予約するのは毎年恒例のこと・・・

以前の健診は2時間位かかりましたが、コロナ下の今は細かく時間を区切って少人数単位で回しているので、
1時間もかからずに済み助かります。人が大勢いる中で時間かけて行うのはもう時代遅れとなった感があります。

健診が終わって更衣室の空き待ちの間、かなり立派な熱帯魚の水槽を懐かしい思いと共に見入っていました。
息子がまだ小さい頃に我が家もアクアリウムに凝った時期があります。と言っても凝ったのは私だけですが・・・

35㎤位の小ぶりな水槽ながら、砂利に大中の石を配置して、数種の水草を植えて水の世界をレイアウト・・・
その中でネオンテトラ、グッピー、プラティなど小型で一般的な熱帯魚を飼育していましたが、本当に楽しかった。

水槽の世界は自分好みにデザインできて、色鮮やかで小さな熱帯魚たちが優雅に泳ぐ姿は全く飽きない・・・
一方で大変なのは、飼育された方はご存じだと思いますが、苔や食べ残し、糞などでとにかくすぐ汚れること・・・

2週間に1回水を入れ替えて、2時間位かけて内側や部品をせっせと掃除していたことを思い出しますが、
思い出したくないのは、沖縄旅行に行って自然の海中の世界を堪能して帰ってきたら魚が全滅していたこと・・・

旅行前にセットしていた自動給餌器の調整不具合で、餌が大量に放出されてしまったための悲劇でした。
可愛がっていた魚が全滅し、息子からは犯罪者呼ばわりされ、ショックが大きくそれ以来水槽はただの置物に・・・

そんな懐かしくも苦い思い出と共に観ていたら、何とウクライナ国旗と同じ上が青、下が黄色の魚を見つけました。
「ロイヤルダムセル(ロイヤルデムワーゼル)」という名で、ロイヤルブルーに黄色のコントラストが鮮やか・・・

この鮮やかで優雅に泳ぐ姿を見ながら、水槽の中のような自由な日常を早く取り戻してほしいと祈っていました。
魚にも気性が荒く混泳が難しい種類や、いじめや喧嘩もあるようですが、さすがに戦争や大量殺戮はしないよ・・・

そして、息子は今日「スウィート・エイティーン」という卒業2週間で早くも同窓会的なパーティに行きました。
同窓会というよりも、それぞれの結果はどうあれ皆が受験を終えての打ち上げパーティという位置づけのよう・・・

2週間前に高校の制服で卒業式を迎えた仲間が、今できる精一杯のお洒落をして新たな雰囲気で集まる。
息子は私と同じ体型のため、ブレザー・スラックス・シャツ・ネクタイ・靴と全て私のものでコーディネイト・・・

コロナ下のため派手な演出はなしで、ゲームやおしゃべりを中心に盛り上がったようですが、
合格した人も浪人が決まった人もそれぞれの結果は気にせずに同期の半分以上も集まったことが素晴らしい。

結果はどうであれ来月には皆成人となり、これからは形が変化しつつもずっと続いていく関係が同期・・・
縁あってこの学校で出会い6年間一緒に過ごし、コロナ下で出来ることを一緒に考えてやってきた仲間・・・

こういうささやかながらも貴重な関係が長く続いていくことを願っていますし、
誰にでもあるこのようなささやかな日常を武力で破壊されることだけは絶対に許さない!

2022年3月18日


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晴れて志望校合格の息子は「受験生も卒業」~まるで「ショーシャンクの空に」・・・

2022-03-12 00:07:34 | 息子の成長
「pisa」さん、お久しぶりです。嬉しいコメントをいただき有難うございました。
本当に親子それぞれに楽しめた中高生活でした。コロナ下で制約も多い中、そう思えるのは貴重なことですね。

そして、昨日晴れて念願の志望校に合格した息子は、無事に「受験生」も卒業することとなりました。
ちょうど私も在宅勤務中で、合格確認した息子が部屋を飛び出して来て二人で雄叫びとハイタッチの大騒ぎ・・・

薄暗い世界からサーっと明るい世界が広がる感じを覚え、これはまるで「ショーシャンクの空に」だなと・・・
「ショーシャンクの空に」はもう30年近く前の米国映画で、当時アカデミー賞7部門にノミネートされた感動作

刑務所が舞台でずっと薄暗い中で物語が展開するのですが、最後に一気に明るい世界が広がるのが印象的・・・
独特の物語性と世界観に引き込まれ、意外性や意表を突く展開はなかなか他には代えがたい希少な作品です。

それはさておき、この1年間「受験」と言う名の地下室に閉じ込められて、幽閉されているような感覚だったので、
合格が分かった時の解放感はもう半端なく・・・息子は当然私以上ですぐに遊びに飛び出していきました。

今回息子の大学受験に付き合って感じたのは、共通テスト受験後の2ヶ月間はあまりにも長い、長すぎる・・・
推薦や私立で受験を終えている人はとっくに解放されていますが、国公立が決まるまでにこれ程長いのは酷・・・

共通テスト受験後、私立の併願校受験に1ヵ月、その2週間後に国公立受験、さらに2週間後の結果待ち・・・
その間に入学可能性の低い学校に入学金という名の寄付金を振込み、合格待ちの半端な状態で高校卒業・・・

卒業1週間後の合格が確実とは言えないため、不合格の場合の後期試験に備えてまだ勉強は終えられない。
と言って冬休みから続いている追い込みももう3か月になり、人間は半永久的に集中力が続く訳でもない・・・

それでも、まだ合格であれば「終わった~」で済みますが、落ちたら浪人か併願校入学かに悩まされる。
大学受験は勉強だけでも大変なのに、なぜこれほど長い期間精神的にキツい状態を強いられるのだろう・・・

家族の私がそう感じるのだから受験生本人はもっと感じているはずで、息子ももう耐えられず限界だったと・・・
今入試改革の真っ只中ですが、真っ先に改革すべきはもっと短期間で健全に試験に臨めることなのでは・・・

最後にもう1度受験の可能性がある息子は、卒業式後は同じ状態の仲間と学校の自習室で勉強していました。
一人で抱え込んでいたストレスが卒業式で一気に溶けて、以降は友達と勉強する方向に向いたようでした。

在宅勤務と同様に、人間は社会的な動物なので一人で黙々と勉強するのは健全とは言えず、楽しくない・・・
息子は特定の塾には通わず、複数の塾の志望校向けの短期講習などを上手く利用しながらの受験でした。

確かにその方が安上がりで独特の塾の利用の仕方に感心していましたが、その分一匹狼的で良し悪しが・・・
やはり勉強は学校の授業のように、皆で集まって時々息抜きしながら楽しくやるのが一番なのかも知れません。

高校生も受験生も卒業した息子は、今は溢れ出る解放感と共に、遊びと入学後の計画作りに忙しそう・・・
結局それが一番楽しいんですよね。何はともあれお疲れ様・・・

2022年3月11日


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昨日はついに息子の「高校卒業式」~泣いて、泣いて、笑って、また泣いて・・・

2022-03-05 00:46:24 | 感動の出来事
桃の節句、雛祭りの昨日は、晴れ渡った青空のとても気持ちの良い日で、まさに卒業式日和の一日でした。
そして、息子と私は6年間親子それぞれに楽しんだ中高一貫校の卒業式を迎えることとなりました。

コロナ下で卒業式は短縮版となり、コロナ前は近くのホテルで行っていた謝恩会も会場の体育館で簡素に・・・
簡素だからこそのアットホームで温かい卒業式と謝恩会となって、私は感極まり過ぎて放心状態になりました。

例年は吹奏楽部の演奏で始まるところ、今年は密を避けて管楽器講座の指導者4人による演奏で開幕・・・
演奏終了と同時に207名の卒業生が入場し、君が代を「斉唱」ではない「黙唱」で各自が心の中で静かに歌う。

いつもは吹奏楽部のバーンとした演奏で始まるのでしょうが、こういう厳かな幕開けというのも思い出に残ります。
それからメインの卒業証書授与・・・今年は一人ひとりの名前を読み上げて起立後に各クラス代表が受け取る。

そして、校長式辞、表彰、受賞者紹介と進みますが、驚いたのが何と6年間の皆勤賞が12人もいたこと・・・
コロナ下で熱があったり体調が悪いと休まざるを得ない中で、これだけの人数が受賞ということに感心感激。

その後保護者から学校に贈る記念品の紹介、在校生送辞、卒業生答辞、校歌黙唱と進み、いよいよ卒業生退場

一人ひとりの卒業生が壇上で先生方全員に一言挨拶を交わしてから保護者席中央を退場して行くのですが、
泣きながら今日を最後に学校を去る卒業生たち一人ひとりを見ていると、自然と涙が溢れてしまう・・・

それが、中1の頃から良く知っている子ならなおさら・・・そして息子は先生に挨拶している時からもう大泣きし、
退場する時も拭う手の間からも涙がボロボロと・・・それにつられて私の感情もついに決壊してしまいました。

退場曲は各クラスで自由に決めたようですが、息子の後の1クラスでは自作自演の替え歌で泣き笑い・・・
福山雅治の「家族になろうよ」を替え歌にした「卒業しようよ」がとにかく面白く、これが出来る自由さが素晴らしい。

先生や保護者も爆笑する中を泣きながら退場していく卒業式という風景もなかなかない貴重な体験でした。
最後は青春をイメージした軽快な合唱曲、YOASOBIの「群青」でぐちゃぐちゃの感情と共に卒業式終了・・・

その後は、私も一員である卒対委員とボランティアの保護者の運営で、保護者から先生に感謝を贈る謝恩会・・・
保護者代表の先生への挨拶、校長・副校長・担任の先生への花束・記念品贈呈と進んで行く。

代表挨拶は、最初の中1クラスで出会って親しくなった縁で、ずっと一緒に委員をやって来た一番の父友・・・
泣き笑いを誘う飾り気のない温かいスピーチが得意で、今回も存分に泣き笑いさせられました。

最後は保護者だけ残り、記念品の説明や卒対委員から保護者に向けた挨拶で和やかにジ・エンド・・・

一連の式典を終えて感じたのは、やはり自分は客席側ではなく運営する側が根っから好きだということと、
本当に感動するのは豪華な出来合いの式典ではなく、簡素ながらも心温まる手作り感なんだということ・・・

男二人をそれぞれに成長させてくれた大好きな学校に感謝しつつ、私も保護者として卒業します。
6年間のたくさんの出会いや思い出と共に・・・

2022年3月4日


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家入レオ「10th Anniversary Live」~2年半ぶりの10周年記念生ライブで考えたこと

2022-02-26 00:00:01 | 感動の出来事(ライブ)
受験本番直前の息子を置き去りにし、先週日曜日は2年半ぶりに家入レオの生ライブを満喫してきました。
今回は「デビュー10周年記念ライブ」のため、コロナ下で無事に開催できたこと、無事に参加できたことに感謝・・・

17歳の高校生シンガーとして鮮烈なデビューから10年・・・俗っぽくならず彼女らしく成長したなという思いです。
直球で投げてくる歌声が力強くてカッコイイと言うのが最初の印象ですが、性格も同様に一途で真っ直ぐな彼女

デビュー当時は少し尖がった雰囲気があり、テレビにもあまり出ないため実像をよく知らなかったのですが、
5年前に初めて行ったライブで心を掴まれ、2回目の「デビュー5周年記念ライブ」で完全に虜になりました。

今回のライブは、デビュー当時の曲から新曲までの10年を一気に駆け抜けるたっぷり23曲の3時間・・・
彼女の良さは曲ごとに多彩な表現で楽しませてくれることで、ライブが魅力的なアーティストならでは・・・

疾走感のある曲はとことん走り抜き、優しい曲は一人ひとりに語りかけるように、明るい曲は飛び切り明るく・・・
彼女の真骨頂は、激しい曲は突き刺さるくらい激しく、ダークな曲は怖いくらいダークにと、とにかく表現が豊か

まだ10代の頃の彼女は、ビジネス社会の大人には騙されないぞ的に鎧を身にまとっていたように思いますが、
信頼できる大人に囲まれて20代へと成長していく中で、元々の明るく素直な自分を出せるようになりました。

最初の頃は自分の内から出てくる自作曲しか歌わなかったのですが、徐々に他人が作る曲も歌うようになります。
彼女の素晴らしいのは、自分が考える曲のイメージを自らが依頼しに行き、決して人任せにしないところ・・・

だからこそどの曲も彼女の曲となるし、その曲の世界観をどう引き出すかを考えて1曲1曲を丁寧に作り上げる。
それが分かるからこそ感慨深く聴けるし、その曲にはどういう思いが入っているのかを考えさせられる。

元々のロックシンガー的なイメージのままを望んでいるファンの中には、彼女は変わってしまったという人もいる。
誰でも成長と共に曲も表現の仕方も変化するしそれが当たり前・・・だけど、決して彼女の芯や軸はブレていない。

彼女の魅力を熱く語ってしまいましたが、ひたむきに自分の曲を追求してきた10年の成長の姿に刺激を受け、
改めて若い時とは違う自分の10年後の変化を恐れずに前に進んでいくエネルギーを貰ったなと感じます。

そして、今回若い才能の成長の姿を見る一方で、15歳のフィギュアの若く豊かな才能を潰したR国のことや、
高梨選手を含む5人のジャンプスキーの才能豊かなアスリートのひたむきな努力を平然と無にしてしまうC国・・・

高揚した気分のライブの帰り道でそういうことも頭に浮かびました。そしてR国の勝手な都合による他国侵攻・・・
命と成長という人間が根源的に持つ何人もの権利が理不尽に奪われることを考えるととてもやりきれない。

なんで人はこんなに才能豊かにたくさんの感動を生み出すのに、一方では平気でそれを踏みにじるのだろう・・・
人間ってとても不可解な生き物・・・だと思います。

2022年2月25日


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「カーリング女子」が明日オリンピック初の決勝に~もう抜け出せない「氷上のドラマ」

2022-02-19 17:41:26 | 感動の出来事(スポーツ)
日本人も大活躍し、また数々の物議を醸した冬季オリンピックも終盤となり、明日ついに閉会式を迎えます。
そして、明日はオリンピック初優勝がかかるカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」の決勝戦・・・

前回の平昌オリンピックで初めてカーリングの面白さにハマり、今回はもう一緒に戦略を考えて闘っていました。
「氷上のチェス」とも言われるカーリングはハマると抜け出せないので、勝手に「氷上の落とし穴」と呼んでいます。

見始めたら決着がつくまで途中で止められず、気づいたら平気で2時間、3時間経っている。しかも疲れもせず・・・
長い試合時間ながらも、始終ヒヤヒヤ、ワクワク、ドキドキして飽きずに楽しめるので「氷上のドラマ」とも言えます。

カーリングはハウス(円)に向けてストーンを投げ合い、最後にハウス中心に最も近いストーンを置いたチームが、
相手チームのストーンの内側にある自分たちのストーンの全ての数を得点に加算していくゲーム・・・

簡単に言うとそうなるのですが、これが将棋と同様に奥が深く、何手も先の展開まで読みながら戦略的に進める。
しかも、ストーンの数や位置関係などで状況がコロコロ変わるため、柔軟に戦略を立て直す必要があります。

失敗かなと思うショットが次の相手のショットで好転したり、完璧と思ったショットが次でどんでん返しされたり・・・
緻密な戦略と計算で進めていきながらも、最後を決するのは一発勝負の1ショットということもまた醍醐味・・・

最近その戦略が随分分かって来たつもりの私は「次はこうだろう。いや待てよ・・・」とひたすら考えています。
試合そのものが人生に思えてきて、浮かれていたら足元をすくわれ、コツコツやっていたらいつかチャンスが・・・

相手のストーンに狙い通りピッタリくっつけた時の達成感や、相手のストーンを蹴散らした時の爽快感もあり、
そこに、彼女たちの明るく楽しく逞しく闘う様子が見ているこちらを元気づけてくれる。

昨日は、予選最後の試合に負けて予選敗退が濃厚となり、泣きながらのインタビューの最中に決勝進出が決定。
泣いているのか笑っているのか複雑な彼女たちのけれんみのない表情を見ながら、これは試合展開と同じ・・・

彼女たちの明るさにスポットが当たりがちなのですが、優勝を争える高い技術力と戦略性をしっかり持っている。
全員のショットの正確性はもちろんながら、他国から「クレイジースイーパーズ」と称えられるスイープ技術・・・

スイープはブラシで氷面を擦ってショットしたストーンのスピードや方向を細かくコントロールするものですが、
日本はこの技術力も高く、特に「鈴木夕湖(ゆうみ)」選手の高速スイープは日本の大きな武器となっています。

鈴木夕湖、藤澤五月、吉田知那美・夕梨花姉妹の4選手は、いずれも北海道北見市出身でいわば幼馴染。
それぞれの事情から地元に戻り大好きなカーリングを続けていく中で結成され成長してきた「ロコ・ソラーレ」

ドーピング問題、疑惑判定問題、開催国・仲間のR国の露骨なプロパガンダ満載に嫌気を感じる今回の祭典が、
せめて純粋なアスリートである彼女たちの明るく爽やかな嬉し泣きで閉幕となってくれることを願うばかりです。

最後に、藤澤五月選手の好きな言葉を噛みしめつつ、明日の決勝戦を楽しもうと思います。
「チャレンジしている間の失敗はない。諦めた時が失敗である。」

2022年2月19日


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「今日だけ神様を嫌いになりました」~冬季オリンピックのアクシデントで響いた言葉

2022-02-12 00:00:18 | 最近の出来事
現在、冬季オリンピックが行われています。ほぼ100%人工雪という過去にない異例な環境の中で・・・
そして、今日はスノボ男子ハーフパイプで過去2連続銀メダルの平野歩夢選手が最後の試技で逆転の金メダル

彼は平昌五輪後に東京で初採用のスケートボード種目に挑戦することを決意し、見事出場を果たしました。
ただ東京が1年遅れの開催となり、半年しかない期間で完璧に仕上げて優勝するのですから凄いの一言・・・

さらに凄いと思ったのが、2本目の試技が誰にも負けない最高難度の構成でミスなく終えるも2位の成績・・・
私も「それはないよ」と思いましたが、彼も納得できず最後も同じ構成でより完成度の高い演技で文句なしの優勝

インタビューでも淡々としていますが、それが自然体の彼は自分に自信を持ち、いつも平常心でメンタルが強い。
最近は大舞台にも負けないメンタルを持つ日本人も増えましたが、その中でも彼は群を抜いている気がします。

この競技の第一人者でオリンピック3度の金メダリスト、そして今回を最後に引退する米国ショーン・ホワイト・・・
最後は4位に終わり、平野に駆け寄りハグし称える様子が「もうお前に任せたよ」と言っているようで泣けました。

そして、元々雪のない所で行われている今回のオリンピックは、選手にも環境的にも様々な問題があるのですが、
一番の問題は「史上初の夏冬開催都市」の称号を得ることを目的に、人工雪の中で競技が行われていること・・・

人工雪は過去にも雪が不足して競技に影響する場合に、それを補う目的で一部使用されていましたが、
今回の会場は衛星写真を見ると唖然とします。白い競技コース以外は茶色の山肌が限りなく広がり異様です。

特に選手にとっては過酷で、自然雪と比べると雪質がかなり硬く転倒すると大怪我になる可能性が高いようです。
実際に、日本人選手も既にもう2人が練習中の転倒で怪我をし、試合欠場や帰国する事態となっています。

スノボ女子の芳家里菜が脊椎損傷の大怪我で欠場・帰国、スキー女子の近藤心音が右膝靱帯損傷で欠場・・・
こういった情報はマスコミ報道がされておらず、開催国からの報道圧力があるのだろうと容易に想像出来ます。

また、人工雪が溶けるのを避けるため標高が高く-20℃位まで下がるような場所に競技場が作られているため、
選手にとっては極寒で身体も硬くなり、大きなジャンプ競技で転倒した場合には命にも影響し兼ねないようです。

そして、ジャンプ混合団体では高梨沙羅選手が1回目のジャンプ後にスーツの規定違反で失格となりました。
太ももが規定より2cm大きかったようですが、この時は他国も含めて女子選手のみ5人も失格者が出ました。

高梨選手のスーツはノーマルヒルの時と同じで、日にちの経過と共に体型が変化することもあるようですが、
ここまで続出するのは異例らしく、他国の某監督も「我々はどうも操られているようだ」と批判しています。

飛ぶ前にスーツの規定検査がされますが、今回は飛んだ後にもランダムに再検査されているようです。
飛ぶ前に検査して問題ないのに飛んだ後の検査で失格になるのは、確実に恣意的と言えそうです。

いずれにしても本人には何の責任もないのに、高梨選手は涙を流し責任を感じて相当落ち込んでいました。
それでも、気持ちを持ち直して2回目も飛びK点超えのジャンプを決め、最終結果4位の成績に貢献しました。

彼女のその強い精神力と何があっても責任を果たそうとする姿勢には敬服させられました。
そして、同じ混合チームの佐藤幸椰選手が試合後に語った言葉が・・・「今日だけ、神様を嫌いになりました」 

検査のやり方などに対する思いもあったでしょうが、それを「神様」に言い換えた彼の人間性にも敬服しつつ、
あらゆる競技で露骨な疑惑判定が続出している国でのオリンピック開催には、今後は個人的にボイコットします。

2022年2月11日


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ついに「高校卒業記念フォトブック」完成~今年の1月はこれに始まりこれで終わり

2022-02-05 00:00:04 | 嬉しい出来事
息子の学校は、オミクロン株感染の猛威の中で二桁の生徒の感染者が出て、現在再びオンライン授業に・・・
同僚の学校では、感染が疑われる生徒が次から次へと体調を崩し学校を休んでいるものの特に対策はなし・・・

学級閉鎖や休校も全国的に増えていますが、これだけ生徒に感染者が拡がると保健所もとても機能できず、
仕方なく対応は地域や学校任せに・・・それにしても、何の対策も取らない学校の対応ってどうなんだろう?

ここまで拡大すると、もう何が正解か分からず、それぞれの地域や学校毎に判断するしかなさそうですが、
生徒は軽症でも高齢者や基礎疾患のある身内が感染すると生死に関わるので、それだけは避けないと・・・

そうした中、正月から1ヵ月間毎日毎日取り組んできた息子の学校の卒業記念フォトブックがついに完成・・・
スポーツフェスティバルの写真を冊子にしたものですが、今は完成の達成感と疲れが交錯しています。

完成と言ってもまだ形にはなっておらず、専用ソフトで編集し終えてやっと注文出来たという意味での完成・・・
実際の完成品を目にするのは、卒業式前日の生徒毎に記念品をまとめる作業を行う時となります。

全40Pのフォトブックの構成は「表紙~開会式~各競技~昼食時のバトン部とダンス部のパフォーマンス~
オフショット~閉会式~終了時のクラス混合の記念写真的なバラエティ豊かな写真~コメント付最後の一枚」

表紙と最後の写真だけはすぐに決まりましたが、それ以外の写真は色々なパターンで写真を入れ替えながら、
試行錯誤していく中でそれぞれのページの雰囲気で決まっていき、何回も何回もこれで良いのだろうかと・・・

こだわったのはストーリー性、クラスの写真枚数を出来るだけ公平にすること、クラス毎に異なるカラーのバランス、
そしてフォトブック作成の元々の理由である某女子のカット、実行委員生徒の活躍をさり気なく盛り込むこと・・・

そして、息子のクラスが優勝したことを強調したい気持ちを抑えて、公平に競技を楽しんでいる様子を中心に・・・
更に、自分の息子を贔屓しているなどとは思われたくないため、息子の写真は1枚しか使わず・・・

まあ色々なことに気を使いながら、様々な競技とお祭り的な楽しい雰囲気を詰め込んだつもりなので、
卒業式にこのフォトブックを手にした卒業生たちが、皆で笑い合いながら盛り上がってくれたら・・・

毎日フォトブックと格闘しながら思っていたのが、コロナ対応と同じで正解がないことに取り組むことの難しさ。
対応の遅さやコロコロ変わる方針を批判することは簡単ですが、正解のない選択肢を選ぶとはそういうこと・・・

「このフォトブックやばい!」・・・卒業生の誰かがそう言ってくれたら、それだけでこの1ヵ月の苦労は報われる。
それを楽しみに1ヵ月後の卒業式を待ちたいと思います。

2022年2月4日


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オリヴィア・ロドリゴ「ドライバーズ・ライセンス」~免許更新の間ずっと頭に流れていた曲

2022-01-29 00:03:12 | 音楽とピアノ
「Fumi」さん「orai」さん、コメントをいただき有難うございました。
息子の受験も後1ヵ月で終わります。とにかく早くスカッとしたい気分、本人が一番その思いが強いでしょうが・・・

昨日に+1の誕生日を迎え、今日は自動車免許の更新に行きました。似非ゴールドライセンスですが・・・
講習で説明のあった、最近の道路交通法改正の主なトピックスは次の通り・・・

「妨害運転(あおり運転)による事故の罰則新設」「ながらスマホによる事故の罰則強化」「準中型免許の新設」
「75歳以上運転者の更新時技能検査の義務化」など・・・

「準中型免許」は初耳でしたが、今は普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許の4種類に分かれるようで、
18歳でこの免許を取れば小型貨物の運転が出来るため、ドライバー不足の解消を目的としているようです。

そして、法改正以上に講師が熱くアピールしていたのが、免許証に「旧姓も併記できるようになった」ことと、
長年続いてきた受付時間8:30~17:15が、9:00~16:00へと「警察署の営業時間が短縮になった」こと・・・

旧姓併記は1年前から可能となり、警察署の営業時間短縮は現在試験導入中で正式には6月1日から・・・
営業時間ギリギリに駆け込む人が絶えず、日常的に残業が発生していたため働き方改革の一環のようです。

生活安全を守ってくれる警察署、消防署、自衛隊などの方も労働者ですからね。時代的にも当然の流れかと・・・
講師の方も長年警察官を務められたようで「ついにここまで来たんです」的に語っていたのが印象的でした。

そして熱い講師の話や動画視聴もそこそこに、30分の講習の間私の頭の中でずっと流れていた曲があります。
オリヴィア・ロドリゴの「ドライバーズ・ライセンス」・・・因みに免許更新のテーマ曲ではありません。念のため・・・

彼女はグラミー賞4部門(レコード賞、楽曲賞、新人賞、アルバム賞)にノミネートされ、注目を集める若き新星・・・
米国で女優として活躍し始めたばかりの彼女は息子と同じ18歳で、この曲で1年前に歌手としてもデビュー・・・

テイラー・スウィフトに憧れて曲作りをしていた彼女は、去年の初めにこの自作曲を発表したところ大ヒット・・・
ビルボードで初登場1位となり、その後8週連続トップを続けることになりました。

この曲のピアノの弾き語りを初めて聴いた私も、一瞬でその感傷的で切ない雰囲気のこの曲の虜になりました。
その後にこの曲の純粋でいじらしい歌詞を知ってから余計に好きになり、今でも寝る前によく聴いています。

恋人とドライブを楽しもうと免許を取ったのに失恋してしまった彼女は、彼を助手席に乗せることが叶わず、
彼の家の近くや思い出の場所を通りながら、恋人を家に送り届けるシーンをイメージして一人でドライブする・・・

ティーンエイジャーの瑞々しい感性の曲を聴くと、こういう感性って自分にもまだ残っているのだろうかと・・・
少なくともこういう感性を感じて、受け止めることの出来る大人でい続けたいものだと思わされます。

本来1月31日に発表予定だった今年のグラミー賞発表は、コロナの影響で4月4日に延期されました。
随分と待たされることになりましたが、彼女が今回何個の賞を獲るのかを楽しみに待ちたいと思います。

それにしても、こんなに感傷的で切ない気分で免許更新したのって初めてかも・・・

2022年1月28日


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