波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

突然思い出した「岸辺のアルバム」~台風による川の増水・氾濫を目の当たりにして

2017-10-28 00:11:52 | 驚いた出来事
☆アッピア夫です。

先週末は台風21号が日本を縦断し、今週末にはまた22号が同じ経路を・・・

最近の台風の被害は甚大で、地球温暖化をもたらした人間に対する自然からの仕返しを、
嫌と言うほど受けているような気がします。

全国のあちこちで土砂崩れや河川の増水や氾濫が起こりましたが、
私の住む場所の近くを流れる多摩川も氾濫危険水域を超えるまで増水しました。

大きな人的被害までにはなりませんでしたが、河川敷は広範囲に亘って冠水し、
野球やサッカーのグラウンドの多くがすぐに使えないほど酷い状態となりました。

テレビでこの映像を見て突然思い出したのが、「岸辺のアルバム」と言うドラマ・・・
同世代の方であればご存じかと思いますが、歴史に残る名作ドラマです。

私が小学生の頃・・・多摩川が氾濫し真新しい家が流されていく映像をニュースで見ました。
東京都狛江市で起こった台風による水害だったのですが、
家が濁流に呑み込まれるというのは、幼い私には強烈な映像として記憶に残りました。

数年後、その水害を元に山田太一が脚本を書いたドラマが「岸辺のアルバム」・・・

当時のドラマは、いわゆる「ホームドラマ」と言われるほのぼのとしたドラマが多かったのですが、
このドラマのテーマは「家族と家の崩壊」・・・異色のドラマだっただけに余計に印象に残りました。

ごく普通の中流の4人家族が、それぞれに秘密を抱えながら生活をしていく中で、
その秘密が引き起こす出来事が絡み合って徐々に家庭が崩壊していく・・・
そして、その象徴として最後に家が水害で流される・・・

そのラストシーンが、多摩川の水害で流されていく家の実際の報道映像でした。
そのシーンで流れるジャニス・イアンの「ウィル・ユー・ダンス」の曲と共に強烈に脳裏に焼き付いています。

このドラマを観た時は多感な中学生・・・
不倫や倒産などと言うドロドロしたものに対する好奇心が大いに掻き立てられたのを覚えています。

ドラマの最終回では、流される寸前の家から「大切な思い出だから」とアルバムを持ち出すのですが、
そこにはいかにも幸せそうに写っている岸辺で撮った家族写真・・・

その幸せそうな写真と現実のギャップが印象的で、余韻タップリのドラマでした。
今でも鮮明に覚えているので、驚異的な余韻と言うことになりますが・・・

その後、東日本大震災でもっともっと多くのものが流され、
もの凄い数の人の命も奪われる経験をすることになりましたが、ますます巨大化する自然災害・・・

もう「まさか」や「想定外」と言う言葉は死語と化し、
「いつどこで何が起こってもおかしくない」時代に入ったんだなと再認識させられています。

2017年10月27日


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「風邪で寝込むと身長が伸びる?」~2日間寝込んだ息子の背が・・・

2017-10-21 00:02:08 | 驚いた出来事
☆アッピア夫です。

まだ10月と言うのに突然真冬のような寒さになりましたね。
東京の都心では44年振りや60年振りなどの記録ずくめの毎日・・・

急激な気温の変化に身体がついて行かず周りでも風邪が流行っていますが、
息子も学校の研修旅行から帰った途端の冷え込みに、疲れた身体がついて行けなかったか、
月曜日と火曜日の2日間風邪で寝込み、学校を休みました。

こう言う時にLINEは便利・・・
仕事をしながらちょこちょこっと様子を確認出来るのは助かりますね。

ただ、昼間は結構眠り込んでいたようで、普段はLINEの既読や返信がないことには
ほとんど気にならない私でも、さすがにこういう時になかなか既読がつかないと心配になります。

まあ何とか2日で復活し水曜日には登校出来たのですが、クラスの友達と話をしていた時に、
どうもいつもと違う変な感覚を覚えたようです。

気づくとほぼ同じ身長だったはずの友達を少し見下ろしている自分がいて、
その友達からは「〇〇〇、休んでいる間に背が伸びたよね!」と言われ、
他の仲間からも「やっぱり背が伸びたよ!」・・・と次から次へと言われ、
本人も身長が伸びたことを自覚したようです。

そう話す息子と「どれどれ・・」と並んでみると確かに2~3㎝ほどは確実に身長が伸びていて、
私の身長に限りなく近づいていました。

「風邪で寝込むと身長が伸びる・・・?」

成長期なのでたまたま急に伸びたタイミングと風邪のタイミングが重なっただけではないか・・・
少し痩せたため背が伸びたように錯覚するのではないか・・・

色々考えましたが、調べてみた結果「風邪で寝込むと身長が伸びる」のはどうやら本当のようです。

人間の頭は10㎏程もあり大変重いため、それを支える背骨は常にその重みを背負っている・・・
頭の重さのために、人の身長は寝起きに最も高く、寝る前に最も低くなるようです。

私の身長は166㎝と男性としては低い方で、少しコンプレックスがあるのですが、
以前何かで夕方に測った時に165㎝と言われ、コンプレックスだからこそ1㎝の違いにも敏感で、
「違う・・・166㎝だよ!」と心の中で叫んでいたことがありますが、
「そう言うことだったのか・・・」と改めて納得させられました。

息子は2日間ほとんど横になってずっと頭の重みから解放されていたので、
その間に骨は邪魔されずに存分に成長出来たと言うことなのでしょうね。

身長を伸ばすには、健康のための三要素である「食事」「運動」「睡眠」が基本・・・

特に「睡眠」が大事なのは、寝ている間に成長ホルモンが大量に分泌されるため・・・
と言うことは今や常識ですが、それに加えて
「頭の重みから解放されるため、寝ている時に最も伸びやすい」とも言えるんですね。

スマホをいじりながら良くソファに寝転がっている息子は、
「こう言う姿勢も実は身長を伸ばすためにいいんだね」・・・

「おいおい・・・それはちょっと違うだろ!」と思いつつもあながち間違っているとも言えないのかも知れません。
「寝る子は育つ」・・・本当にその通りなのですね。

2017年10月20日


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「突然『ガス漏れ警報器』が鳴り響く」~原因はお酒と換気扇・・・

2017-10-13 23:10:08 | 驚いた出来事
☆アッピア夫です。

我が家には「砂糖」と言うものが存在しません。
料理で甘みをつける時には、日本酒かみりんを使います。

砂糖の甘さは甘みが強すぎてだめなんですね。
子供の頃、母親は普通に砂糖を使っていましたが、私は甘ったるい煮物がどうも苦手でした。

一人暮らしで自炊を始めた時から、自然と砂糖を使わずにお酒を使うようになりました。
以前は料理酒を使っていましたが、ちょっと値段は高いのですが、今は純米吟醸酒を使っています。

私のお気に入りは、「玉乃光」と言う京都伏見で造られる人気のあるお酒で、
普通に飲むにしても日本酒では一番好きなお酒です。

円やかで本当に美味しいお酒で、料理に使うのは正直勿体ないのですが、
一度料理に使ってみたところ見事に美味しかったため、それからずっと使い続けています。

ところで、今回は料理や日本酒の話ではなく、そのお酒で「ガス漏れ警報器」が鳴ってしまった話です。

先週、お酒を入れて煮物を火にかけ、息子に火に注意するよう頼んで風呂に入っていたところ、
突然「ガス漏れ警報器」が鳴り響きました。

当然のことながら、煮ている最中に火が消えてガスが漏れたのだと思い、
すぐに息子に確認してもらったのですが、火は消えていませんでした。

何はともあれ、一旦火を消してもらったところ、しばらくして警報器は鳴り止みました。

すぐに風呂から上がって匂いなどを確認しましたが、特にガスが漏れている様子もなく、
「かなり年数が経っているので、警報器もバカになったかな?」などと思っていると、
警備会社から警備員が駆けつけました。

K「警報器が鳴りましたがガスは漏れていませんか?」
☆「いえ、特に漏れている様子はないのですが・・・」
K「もしかしたら、お酒を使って調理をしていましたか?」
☆「はい、お酒で煮物をしていました。」
K「原因はそれだと思います。お酒のアルコールが気化し、警報器が鳴ることがあるんです。」
☆「ええ・・・本当ですか?」
K「はい。お酒を使って調理する時は、必ず換気扇を強くするようにしてください。」

どうやら、ガス漏れ警報器は、お酒やみりんなどのアルコールの気化に反応して鳴ることがあるようです。

「やれやれ・・・」と思いながら、「そう言えば・・・」とふと気がついたのが、
しばらく換気扇のフィルター掃除をやっていなかったことです。

見上げた換気扇のフィルターは「これじゃあ気体の通り道すらないよな」と言う位の汚れようでした。
多分2年近くはフィルターを換えていなかったように思います。

当然、急いでフィルターを取り替えて換気扇を綺麗にしました。

警報器が鳴った一番の犯人は、実はお酒ではなく汚れが酷すぎて役目を果たしていない
換気扇だったようです。

今度は自分の至らなさに「やれやれ・・・」

しかしながら、今回の出来事のお陰で、図らずもガス漏れ警報器が正常に作動することが確認できました。
また、お陰で換気扇も綺麗に・・・

めでたしめでたし・・・
皆さんも換気扇のこまめな掃除とお酒を使った調理にはお気をつけください。

2017年10月13日


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「『認知症』は回復するもの・・・?」~隣のご主人が2年ぶりにすっかり元通りに

2017-10-06 23:18:07 | 驚いた出来事
☆アッピア夫です。

以前にも登場しましたが、我が家の左隣はドアの開け閉めに無頓着な60歳前後の夫婦・・・
あまり社交的ではなく、会えば挨拶する程度でほとんど交流はありません。

一方、右隣のお宅は70歳代の夫婦ですが、夫婦共に気さくで社交的な人柄・・・
こちらのご夫婦とは16年前の入居以来何かと親しくしています。

息子が生まれた時には、「出産祝い」を頂戴し、
結婚するまでお隣に同居していた娘さんが出産した際には、お返しに「出産祝い」を渡しました。

古里から送ってきた果物を互いに分け合ったり、
長期に家を空けた際に新聞を止めるのを忘れていた時にはわざわざ預かっておいてくれたり、
何かとお世話になっています。

アッピアが発病した時にも包み隠さず話し、励まして頂いたりもしていました。

そんな気のいいご主人が認知症になったのが約2年前・・・
「隣の〇〇のお父さんとエレベーターで会ったけど、俺のことが判らなかった。認知症かも・・・」
始まりは息子のそんな一言でした。

それから数日後にお会いしたご主人は、やはり私のことも認識していないようでした。
「いい人だったのにね・・・」息子も初めての出来事にショックを受けたようでした。

その後、数ヶ月の間にお隣で色々な動きがあり、どうやらご主人の介護が始まった様子でした。
そして、めっきり外出が減ったご主人とは会う機会も減りましたが、
たまに会う度に痩せて老けていく姿が痛々しく感じられました。

半年くらい前にマンション内でお会いした時には、一人で歩くのもおぼつかない様子で、
奥さんに付き添われてゆっくりと歩く姿がもの寂しく、その後は見かけることもなくなりました。

「〇〇さん、どうしてるかな・・・?」時々息子とそんな会話を交わしていました。

それが、先週末約半年ぶりにマンションの入口で、そのご主人にバッタリとお会いしました。
そして驚いたことに、何とその姿は認知症になる前のご主人と全く同じ元気な姿・・・

やせ細って弱々しかった姿が嘘のように、2年前と全く同じ体型と顔つきと笑顔・・・
しかもお一人で普通に歩いていました。

少し驚きながらも、おそるおそる「こんばんは。」・・・と声をかけると、
以前と同じつやのある太く元気な声で、「よお!お帰り。」

その後、エレベーターで同じ階に上がりそれぞれの家に分かれるまで、
まるで2年間のブランクなど全くなかったかのように、ごく普通に世間話をしました。

「今、久し振りに隣の〇〇さんと会ったけど、前の元気な〇〇さんに戻ってたよ。」
「いやあ驚いた・・・こんなことってあるんだね・・・マンションの入口で会ってね・・・」
気づいたら、息子相手に機関銃のように話していました。

私の認識では、認知症は根本的な原因すら分かっておらず、治療によって進行を抑えることは出来ても
回復は困難・・・と言うものでしたが、その認識は一瞬にして覆されました。

これはほとんど例のない奇跡的なことなのかも知れませんし、
もしかしたら治療法が進んでいて、意外と他にも同じような例があるのかも知れません・・・

その出来事で思い出したのが、アッピアがいつも言っていたこと・・・

「絶対に諦めない。諦めたら終わり。」
「治る可能性はゼロではない。少しでも可能性があればそれにかける。」

その言葉が急に思い出された驚きの出来事でした・・・

2017年10月6日


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