波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「ブログを書くということ」~小林麻央さん逝去に当たり

2017-06-24 10:16:11 | 悲しい出来事
☆アッピア夫です。

残念ながら、小林麻央さんが逝去されました。
麻央さんは、ブログを通じて多くの方を励ましていましたね。

また、今回のことをきっかけにコメントをいただいた「大野」さん、どうも有難うございました。
息子さんが同じ14歳であることと「マインドフルネス」に興味をお持ちとのことで、本当にご縁を感じます。

二人のお子様との日常は決して平穏なものではないのかも知れません。
それでも「学校に行かなくてもいいので人生を楽しんでほしい」と言う思いに、
色々なことを受け入れて見守っている姿が思い浮かび、こちらが励まされます。

麻央さんの逝去をきっかけに、改めて「ブログを書くということ」について考えさせられました。
私がアッピアから引き継いでこのブログを書いている理由はいくつかあります。

アッピアブログを埋もれさせず、必要とされている方に何らかのきっかけになれば・・・
ブログやアッピアを通じて知り合った方に日常の様子を感じてもらえれば・・・
子供の成長や、日々思うことをアッピアへの報告を兼ねて・・・

そして、もう一つは自分のため・・・

「ブログを書くということ」は、前回書いた「マインドフルネス」にも通じるのですが、
自分の気持ちや考えを整理することが出来ます。

人は日々色々なことを考えて生活していますね。ああだ・・・こうだと・・・
深刻なこともあれば、取るに足らないどうでもいいこともあります。

「人間は考える葦である」・・・これは哲学者パスカルの有名な言葉ですが、
葦は、細くて弱々しい植物です。いつも強風や自然現象に翻弄されて生きています。
一見頼りなさそうに見えるのですが、風が止むと何事もなかったかのように元の状態に戻る。

人間も葦と同じで、決して自然や運命には逆らえない弱い存在だけれども、
人間には「考える」と言う特別の力がある。

「現実を受け入れて、柔軟に変化していくことで葦以上に逞しく生きていくことが出来る」・・・
というようなことを言っていたと思います。
(うろ覚えなので解釈が間違っていたらすみません・・・)

調べてみると、パスカルは生まれながらの天才だったようですが、
子供の頃から病弱で麻央さんと同じく30歳代(正確には39歳)でこの世を去っています。
小さな頃から病気と向き合う中でそのような考えを持つに至ったのでしょうね。

人間は「考えることが出来る」のと同時に「書くことで気持ちや考えを整理出来る」と思っています。

私は、子供の頃から何かを考える時や気持ちがもやもやした時には、ひたすら書き出していました。
ノートに走り書きするような感じで・・・

もしも、思春期の頃のノートを見ることができれば楽しいでしょうね。
残念ながら、そんな貴重品は一冊も残っていませんが・・・

今は、このブログが自分の気持ちや考えを整理するノート代わりになっています。
その時々に思いつくままに雑多なことを書いていきますので、これからもよろしくお願いします。

最後に、麻央さんどうか安らかに・・・

2017年6月24日 アッピア夫


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「『マインドフルネス』セミナーを体験」~心が満たされるシンプルな方法

2017-06-17 08:17:45 | 最近の出来事
☆アッピア夫です。

「人」にスポットを当てた様々なビジネスを展開している私の会社で、
新しい企業研修の一つとして「マインドフルネスセミナー」と言うものを始めることになりました。

それを始めるに当たり、社員向けの体験セミナーがあり初めて参加しました。
「マインドフルネス」とは、その言葉通り「心が満たされる」「心を整理する」と言う概念を意味します。

仏教の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の考え方に基づきますが、
そこから宗教的な要素を除いた「メンタルトレーニング、ストレス軽減法」として発展してきたようです。

集中力を高め、ストレスと上手く向き合い、自分の心を良い状態にするために行われるもので、
仏教の座禅や瞑想を現代風にアレンジして、誰もが気軽に出来るようにした「ストレス対処法」と
考えると分かりやすいかと思います。

米国で「グーグル」が企業研修で導入して企業経営に良い効果を出したことからクローズアップされ始め、
米国では企業、政府関係、学校、医療、スポーツなど様々な分野に広がりを見せているようです。

「マインドフルネス」になるための一つの方法として「マインドフルネス瞑想法」と言うものがあり、
今回はその瞑想法を体験することになりました。

方法は簡単で、足を肩幅位に開いて自然に椅子に座る⇒背もたれに寄りかからず背筋を伸ばす
⇒手は別々に膝に置いても軽く重ねても良く、どこにも力を入れず楽な姿勢で目を閉じる。
そして、自然な鼻呼吸に意識を集中しながら40分間そのままじっとするだけ・・・

「じっとするだけ・・・」と簡単に言うものの、実はこれが難しいんですよね。

その状態に入るために最初に少しルーチンがあるのですが、
いくら呼吸に意識を集中していても、すぐに雑念が浮かんできます。

また、雑念が引っ込むと今度は眠気が襲って来ます。
私も何度か無意識の中に落ちそうになって、カクンとなりました。
これを続けて行くと、雑念や眠気も抑制できるようになるようですが・・・

40分間やり終えて思ったことは、
「じっと座ってこんな風に何も考えずにいたことが、これまでにあっただろうか・・・?」
「『何もしない』『何も考えない』って、こんなに気持ち良いものなんだな・・・!」
と言うことでした。

たったの1回で得られるのはこの程度ですが、これを続けて行くことによって、
ストレスを軽減し自律神経のバランスを正して、良い精神状態が生まれる・・・

アッピアも、ヨガや瞑想、アロマテラピーなど精神を安定させるために色々とやっていましたが、
病気と闘う上でも効果のあることではないかと思います。
実際に、米国では予防医学や治療の効果を高めるためにも取り入れられて来ているようです。

何と言っても常に「マインドフルネス」な心で、毎日を送りたいものですね。

2017年6月17日 アッピア夫


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「今年も暑さの中で『スポーツフェスティバル』を観戦」~やっぱり青春は熱い

2017-06-09 22:46:26 | 感動の出来事(学校イベント)
☆アッピア夫です。

「ぐー」さん「ゆずママ」さん、コメントを有難うございます。
こうやって新しい方から有難いコメントをいただくと、アッピアブログを引き継いで、
「こうやってアッピア亡き後のことを書いていていいんだよな・・・」と本当に励まされます。

さて、今日は1年振りに息子の学校の『スポーツフェスティバル』を観戦しました。
去年同様「やっぱり暑くて熱かった~」・・・

中高校生の全クラスが4色のカラーに分かれますが、去年黄色であった息子は今年は赤色となりました。
初めて観戦した去年は、チームカラーに合わせた生徒の工夫を凝らした多様なデコレーションが新鮮でした。

校舎併設のグラウンドがないため、外部の陸上競技場を借りて行うのですが、
去年はその競技場のあまりの広さに息子がどこにいるのかよく分からなかったため、
今回は双眼鏡を用意して準備万端で臨みました。

そして、生徒が集合し開会式が始まり双眼鏡で息子を探したところ、何と息子の髪の毛が「ピンク色」に・・・

そんな話は聞いていなかったので、一瞬「うゎ・・・」と思ったものの、
2年目になって「随分学校のカラーに染まってきたな」と少し嬉しくなりました。
(カラーに染まった髪の毛を見て、学校のカラーに染まったと言うのも下手なジョークのようですが・・・)

息子の学校では、イベントは立候補した生徒が実行委員として、「企画~準備~運営」の全てを行います。
もちろん、先生はサポート役としてしっかり関わってくれるのですが、
「原則的には生徒に任せる」と言うのが学校の基本方針・・・

そして、校則やイベントにおける制限などは特になく自由で、基本的に生徒の自己判断となります。

そのため、『スポーツフェスティバル』は、競技としては真剣にやるのは当然ですが、
それ以外は特に縛りがなく、皆が自由に一つの学校の「お祭り」として楽しんでいます。

チームカラーに合わせて髪の毛を染めるのはもちろんのこと、自由なデザインで創るカラーシャツも、
女子の場合はシャツの裾や袖に細かく切り込みを入れて様々な結び方をして個性を出したり、
顔のペインティングや装飾は当たり前で、腕や脚などにも様々なデコレーションが・・・

中には、髪の毛~顔~腕~靴まで、全身青色の男子や、女子は髪の毛もカラーだけではなく、
編み込みで不思議なデザインをしたり、色々な小物でデコレーションして個性を出しています。

そういうコスチュームで全力疾走したり本気で競技をするので、そのギャップが面白いし、
競技以外ではお菓子やアイスクリームを食べながら応援したり、色んな人と写真を自撮りしたり・・・
競技場も自由に歩き回り、あちらこちらで様々な交流が行われて本当に楽しそうなこと・・・

私の青春時代には、厳しい校則にいかに反抗するかに皆が智惠を絞っていましたが、
校則などは厳しければ厳しい程破りたくなるもの・・・反抗することが「カッコいい」ことでした。

校則がなく基本的に自由だと、そもそも反抗する対象がないし自分でどう行動するかを考える。
息子を見ていると、そう言う中で自由を謳歌しながら自然と自己判断力がついてきているような気がします。

「どう、結構似合ってるでしょ!評判良かったよ。」
初めて髪を染めて悦にいっていた息子でしたが、お風呂に入れば元通りになってそれも終了・・・

今日も「暑く、熱い青春の一日」・・・でした。

2017年6月9日 アッピア夫


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「脳梗塞で緊急入院」~同僚の奥さんの出来事から学んだこと

2017-06-03 11:02:49 | 病気について
☆アッピア夫です。

今週、同僚の奥さんが「脳梗塞」で緊急入院しました。しかもまだ34歳という若さで・・・

奥さんが日帰り出張に行っていた大阪での出来事で、
夕方にその連絡を受けた同僚はそのまま新幹線に飛び乗り大阪に・・・

出張の朝、起きがけに真っ直ぐに歩けず左に傾いてしまうことや、
若干ふらつきもあり、「何かおかしいな・・・」と思ったようなのですが、
これから出張なのでそれどころではなく急いで用意し出かけたようです。

夕方に仕事を終えるまでは気持ちも張っていたのでしょうね・・・
仕事を終えた途端に吐き気をもよおし、「これはダメだ」と思ったようで、
すぐにスマホで病院を調べて連絡、「MRI⇒脳梗塞が判明⇒集中治療室でそのまま入院」となりました。

幸いなことに手術には至らす薬での治療となり、主張先でもあるので1週間で退院となりました。
今後はこちらの病院に通院することになるようです。

とにかく大事に至らず、今のところ目立った後遺症もないようなのでひとまずは安心ですが、
34歳という若さでの発病に驚くと同時に、奥さんの的確な判断にも感心させられました。

吐き気が酷かったようなので、「まずは内科に・・・」という判断をしがちなのですが、
すぐに「脳外科」を選択したのが大事に至らなかった一番の要因だと思います。

実父が脳梗塞を経験しているようで、その時のことを思い出し「もしや・・・」と思ったのかも知れません。

「脳梗塞」は「心臓疾患」と同じで1分1秒を争う病気・・・対応の遅れが確実に後遺症に影響しますね。
時間と共に脳がどんどん壊死していくのですから当然ですね。

長嶋茂雄さんは、自宅で倒れたのですが発見が遅れ、残念ながら大きな後遺症が残ってしまいました。

私の母親も、アッピアが一番大変であった同時期の4年前に脳梗塞を発病し自宅で倒れました。
一人暮らしであったため誰も気づかなかったら命も危なかったのですが、
ちょうど倒れたすぐ横に電話機があり、とっさに連絡出来たことで助かりました。

今でも手足の痺れなどの後遺症があり、体調もそれ以前とはかなり変わってしまい、
げっそりと痩せてしまったことを思い出します。
残念ながら体調が悪くアッピアの葬儀にも来られなかった程でした。

今回の出来事で、何か体調に異変を感じたときに、「すぐに対応すること」と「どの診療科に行くか」・・・
この二つの判断が大事だと改めて考えさせられました。

私は何かあった時に行く病院を決めていますが、自分で行けるならともかく・・・
「病院名と連絡先」くらいは息子にも伝えておく必要があると気づきました。

「そなえよつねに」・・・これは私と息子も関わっているボーイスカウトのモットーです。

2017年6月3日 アッピア夫


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