波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

自分にできること

2012-03-11 16:22:16 | 巨大地震
あれから一年経った。
人生は何が起こるかわからない、といっても、突然家や職場が無くなったり、
親しい人や家族を失ったり、自分の命が終わってしまったり、
そんなことを誰が想像できるだろうか。
例えは悪いが、戦時中でも空襲警報ぐらいは鳴る。

絆、復興、前を向こう、なんて言っても、家族を失った被災者は,
きっと1年前から時間が止まっているに違いない。

私は、再発がん患者になったことで、命に限りがあることを実感しながら
生きているのだが、一年前の震災は、日本中の人にそのことを改めて考える
きっかけになったのだろう。
生きていること、普通に暮らせることの尊さを知ってから生きる時間は、
かけがえのない時間になる。
しかし大事な人にメッセージも残せずに突然命を絶たれてしまう無念さは、
想像することすらできない。

私にできることは、息子のボーイスカウトの震災募金にお金を入れることぐらいだ。
そして、今日は、被災した人たちの辛さ、無念さに思いを馳せながら過ごそうと思う。





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カンくんに、またまた怒ってしまった!

2011-03-26 00:01:55 | 巨大地震
今日は、久し振りに首相のメッセージがあった。
この1週間も、苦しむ被災者、原発、放射線、計画停電など、困難だらけだったから、
どんな話から始まるのだろうと、ちょっと固唾を飲んで見ていた感があった。

こんな未曾有の困難に耐えている国民に、国のトップは何を発するべきなのだろうか。
誠心誠意、心から被災者にお見舞いの言葉を発し、救援などに関わっている人たちに
も心から労いの言葉が欲しい、と感じていた。

ところがだ、カンくんは、壇上に行くなりすぐにカンペを読みだすふう。
あれー前回と同じようなこと言ってるのー。
なんか、現状説明と言い訳と、お決まりの頑張ってます発言、
エダノくんに言わせればいいじゃん、という内容も。
もっと他に言うことないんかい!

「たいへんな困難に立ち向かって耐えている被災者のみなさん、
皆さんのご苦労は、言葉で表せません。皆さん全員が安心して生活できるように、
最後まで、全力で支援していきますので、どうぞ、国を信じてください。」

とか、

「自衛隊、米軍、消防署、医療関係者、自治体、警察、ボランティア、
その他支援に関わるあらゆる方々の、惜しみない協力と使命感に対して、誇りに思う。」

ぐらいのことを、感情を込めて言ってくれ。
福島原発や避難所に行きたがるパフォーマンスより、
こういうメッセージに心を砕いてくれ。

そういえば、ルース駐米大使が、先日避難所を訪れ、避難者の肩を抱いてこう言ったそうだ。

「米政府はどんなときでも皆さんを支援する。できることは何でもしたい。
自然は人の命を奪うこともあるが、人の魂や思いを奪うことはできない・・・。」

胸にグッとくる言葉ではないか。カンくんは肩抱くことはしなくていいけど、
国民に向けてこれぐらいのメッセージはできないものか。
命削って耐えたり、頑張ってくれている人たちの
励みに少しでもなるような言葉を聞きたかった。
「言霊・ことだま」て大きいんだよ。影響力あるんだよ。
がん患者7年半もやっていると、身に染みてわかるんだよ。

地震数日後の天皇陛下のビデオメッセージは、話し方は穏やかだったが、
それはそれは心が感じられるメッセージだった。

あー、なんか情けなくなってきた。
もうトップの言葉から
励ましてもらおうなんてことはあきらめた。でも有能なリーダーなしに、日本人は我慢と努力と不屈の精神で頑張るしかないのか・・・。

今日は、昨日の診察の記事をUPするはずでしたが、また後日にします。




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やはり震災ネタ カッコイイ大工さん

2011-03-22 23:13:08 | 巨大地震
特に行くところもなくのんびりの3連休も終わった。
ここ数日体調は悪くなかったが、昨日はまた、眠気と軽い気分の悪さみたいな
スッキリしない体調だった。ジェムザールお休みの週だから、副作用はないと
思って安心していたが、何なんだろう。遅延性の副作用かな。
昼間もソファでトロトロしていて、なんか損した1日だった

今日の体調はまあまあ。でも昼間はなんとなく眠かった
あと、余震が相変わらず多いせいか、身体の揺れが気になるような。
本当に地震の時もあるし、自分の心臓で身体がわずかに揺れるのを感じる時もある。
なんだか紛らわしい。

そして、やはり震災ネタ。
心配なのは原発。まだ収束していない。
消防署は、最新鋭の特殊放水車を投入するようだし、何といっても
電源が復旧できそうなので、これは期待できる。電源が供給されれば、
明かりもつくし、もちろん冷却装置も。すべてがうまくいきそうだ。
原発敷地内には、自衛隊や消防隊だけでなく、東芝や日立、大成建設など、
装置のメーカーなど各企業が100人単位で社員を派遣して作業に当たっている。
あまりメディアにでは出てこないが、危険に身をさらしている
現場の人たちがたくさんいる、ということです。

ホウレンソウや原乳、水道水や海水でも放射性物質が確認されて、
農業、酪農、漁業にも大打撃です。影響は甚大ですね。
一昨日買ってきたホウレンソウは茨城産でした。とりあえずよーく洗って食べます。
絶対国が最後まで責任持って補償などしてほしいです。
場合によっては、期間限定で税金増やしてもいいぞ。

明日の朝も東北は冷え込むようですが、灯油は行きわたっているのかな、
薬やオムツは足りているのかな。
物流がだいぶ改善されてきているようだけど、末端の避難場所にも届いている
のかな、とかいろいろ気になります。

今日のテレビ見て、すごいな~と思う人たち

被災地の大工さんが、屋外に、お風呂を作った。
2畳ほどの木の小屋に、小さめの湯船。
外からお湯を流しこんで湯船にためるしくみ。
これがよくできている。すでに100人ぐらいの人が入りに来たらしい。
子供たちがうれしそうに何人か入っていた。
お風呂の用意は、大工さんとその奥さん。
「入りたい人は誰でも入ってくだい。」とのこと。
思わずテレビに向かって拍手しちゃいました
この大工さん、仮設トイレも作ってました。
「オレができることはこれだけだから。」カッコ良すぎ

避難所では、小学生たちが、いろいろな仕事を分担していました。
手持ちのワンセグテレビでニュースや生活情報を入手して、
それを紙に書いて掲示板に張ったり、食事を配ったり、肩もみ隊も登場しました。
高齢者の被災者たちがとても喜んでいました。ホッとする場面です

こうしてまたまた震災ブログですが、毎日めまぐるしく変わる情報に触れて、
感じたこと考えたことなど書いていきたいです。
きっと政府批判も出るでしょうが、だまっていられない
タチなので、お許しを
 



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震災に寄せて・・・怒りもそろそろ

2011-03-18 23:13:47 | 巨大地震
原発が深刻である。現場の方の被爆覚悟の作業は、本当に頭が下がる。まさに決死の覚悟である。

放射線被害で避難している福島の人たちの怒り頂点の訴えも最もで,これまた胸が詰まる。
「自分たちを見殺しにするつもりか!」
救援物資が、郡山付近でストップして、避難地域に届かないとのことである。
輸送業者が、従業員の被爆を恐れて輸送を止めて、
「避難場所からここまで取りに来てほしい。」と言ったらしい。
その不安、わからないでもない。見えない恐怖は不安を煽る。

放射線の被爆の値も、レントゲン被爆の量と比べた数値を出して、あまり神経質にならない
よう周知徹底してほしい。(NHKで詳しく説明していました。)
半日や1日滞在しても、胃のレントゲン被爆と変わらないか、場所によってはずっと低いとのこと。
私が行って作業してもいいです。CT年2回受けている身には、1000や2000マイクロシーベルト
(年間許容量)は何てことない。すでにガンだから将来の発ガンなんかあまり気にならない。
第一、 そういう認識持っているから、怖くない!これ大事。心理面大きい。
でも残念、大型免許持っていない。まあ、土台無理な話なのだが。

それとまたまた怒りが。自衛隊のヘリコプターが、空から物資を落とすことができないのだそうだ。
何で?航空法なるもので、「空から落とすと破損する、危ない」からだそうだ。
はあ???紙オムツやごはんやペットボトルが壊れますか?誰が危ない思いするんですか?
国のリーダーは何をしているのですか?怒りすぎて体調崩しそう。

と、本日の夕刊に、手続きが大幅に簡素化されて、各空港事務所に電話連絡すれば投下できる
ようになったらしい。だったらなぜもっと早く、せめて3日ぐらい前からできなかったの?
歯がゆい。でも明日からガンガン投下して欲しい。天候も良さそうだ。

盛岡まで列車も通じ、日本海からの輸送ルートも改善し、港も復旧してきていてるようなので、
明日にでも劇的に物資が届いてくれることを願うばかりである。

こうして、テレビ・新聞から刻々と伝わってくる惨状は、気をつけないと、精神的に
まいってしまう。停電も、対象地域からはずれると、何か申し訳ないような罪悪感さえ感じてしまう。
私たちは、まず、自分たちの健康管理をしっかりして、なるべく普段通りの生活を送り、
節電を心がけるのはもちろんのことだけど、変に委縮しないようにしよう。

地震から今日で1週間、それまでは、自分の病気や体調ばかり気にしていたが、
それどころではない精神状態になってしまっている。でも病気が治っているわけでも
体調が変わるわけでもない。自分は変わらずがん患者だ。だから自分の身体の声にも充分
耳を傾けていたわりたい。無力な私だが、今をしっかり生きることが仕事なのだから。

そろそろ「病気ブログ」を再開しなければ、と思います。




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CT検査の被爆量って多い!

2011-03-16 17:23:28 | 巨大地震
日本の震災への同情と支援の輪が世界中に広がっている。
「大変な災害によく耐えている」
「冷静で団結し、助け合っている」
「略奪行為の類が皆無」などなど。
確かに、これが海外なら、被災地から「オーマイガット!」と天を仰ぐアメリカ人の
姿や、商店の略奪行為も想像できそうである。
日本人は喜怒哀楽の表現に乏しい面もあるが、今回の海外からの評価は、日本人の誇る
べき資質なのだろう。本当に被災された方々の途方もない忍耐と努力には頭が下がる
思いだ。

しかし、こと国のリーダーたる首相は、アメリカの大統領のように、
国民の前で、感情あらわに演説してもいいのではないか。
原発の状況を、東電の丸投げ文読むばかりでなく、国民に向かって、自分の言葉で、
「今こそ団結して困難に立ち向かおう」
「被災された方々には、国が全力をあげて最優先で救済する。」
「日本全国だけでなく、世界中がみなさんと共にある。」
などなど。さすがにここはキリスト教国ではないので、
「神のご加護」は出さなくてもいいですが。
身振り手振り多少大げさにでも、国民を勇気づるようなメッセージが欲しかった。

それにしても福島原発の、次々起こる災難はいったい何なんだろうか。
一旦事故が起こると、人間は近寄ることもできず、手をこまねいて悪化するのを
みているしかないのだろうか。
1号機の冷却に問題があった時点で、IAEAや世界中の専門家にアドバイスを求めていれば・・・。
廃炉を覚悟で直ちに海水を注入していれば・・・。
そもそも事故当初の政府の危機感が足りなかったのでは?
東電任せにせず、初日から首相が強力なリーダーシップを発揮していれば・・・。
テレビ・新聞を見聞きしての率直な感想である。

ひとつ、一番腹立たしかったのは、東電が計画停電で、千葉県と茨城県の被災地を
対象エリアに入れて、実施してしまったことである。
避難場所がま真っ暗になる映像を見て、言葉もない。
千葉県の森田健作知事が烈火のごとく怒ったのは当然だ。
東電はそんな配慮もできない人間ばかりなのだろうか。
あわてて次からは被災地を対象からはずした。当然すぎる。

放射線の散布も、見えないだけに怖い。風評になるのも怖い。
周辺地域の方たちの不安や憤りはいかばかりか。

今回、ひとつ知ってしまった。自分の受けているCT 検査がいかに被爆量が多いかということ。
1回のCT検査に、6.9ミリシーベルト。胸部X線の100倍以上、胃のX線の10倍の量。
1人あたりの自然放射線の年間(世界平均)が2.4ミリシーベルトである。
私は年に約2回CT検査を受けている×7年間。もちろん健康被害なしの量なのだが、正直怖くなった。

もうひとつ。被災地での物資の足りなさをあちこちで言われている。
赤ちゃんに必要なものや薬や燃料など、早くしないと死者がでてしまうのではないか。
みんな九死に一生を得たのに、救援が不十分なために苦しむなんて、もうどうしてよいのやら。
「そろっていなくていいから、どんどん物資を送ってくれ。」
「必要そうなものを早く空から投げてくれ。」
「メディアの人も来るなら何かもってきてくれ。」
悲痛な叫びである。

パナソニックの乾電池数十万個が、被災地にほとんど届いていない?
理由は、政府の言い分は「自治体から要望がなかったから。」
どこまでお役所なのか。もうやるせなくて。

毎日毎時そんなニュースを見て涙を流すしかなくて、憤りも激しくて、そしてあまりにも
無力な自分。そんな自分の精神のコントロールと体調管理が必要である。

先ほど、天皇陛下のメッセージビデオを見た。被災している人たちに届いてほしい!





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災害時における弱者に思いを馳せよう

2011-03-14 22:00:45 | 巨大地震
テレビを見るたび、惨状が明らかになるにつれて、ますます辛くなってくる。
那須で暮らしている知人からの話によると、家の中はぐじゃぐじゃ、周りでも家半壊も
見られるとのこと。北関東、福島のすぐ下だもの、たいへんだったんだ。
ここのブログ読者の方々も大丈夫だったでしょうか。
テレビに映らないその他大勢の被災者は相当広範囲です。

そして、避難民の多さ。45万?今までとケタが違う。救援物資が足りないはずだ。
もっと緊急を要すあのは、孤立している人たちだ。米軍の支援などが力を発揮して
欲しいところではないだろうか。

被災者の方を見て、いつも思うこと。それは弱者はどうなってしまうのだろうか。
高齢者、乳幼児やその保護者、そしてもちろん病気を抱えた人など。
今思いつくのはそんなところだが、まだまだいろんな弱者がいるはず。
自分が弱者に入るから、尚更気になる。
健康な大人たちは、自力で動けるし身を守ることもできるが
(もちろん自然の脅威にひとたまりもないこともある)、映像に映ってない弱者の方たちは、
身を守ることも逃げることもできずに,無念のまま自然に身を任せる以外にない、
そんな人たちが大勢いる、そのことに思いを馳せないわけにはいかない。

赤ちゃんには、清潔な水やお湯、ミルク、オムツなど待ったなしだ。
息子が生後1ヶ月ぐらのころは、紙オムツ日に10枚は軽く使った。
母体だって厳しい。不便な避難生活なんて考えられない。
重い病気を抱えた人たちには、まず必要な薬の確保である。
もし自分が避難生活を強いられたら、とにかく手持ちの薬をバッグに詰め込むが、
やはり薬が切れたらと思うと不安でたまらない。
避難生活で痛みが出たら、なんて考えるだけでも恐ろしい。
快適な生活環境と医療・薬が整っていて初めて安心して治療生活が送れるわけである。
日ごろ当たり前として享受している事が、当たり前でなくなってわかる恐ろしさである。

そして昨晩遅くの計画停電の話、まったく驚いた。神奈川県東部の我が家は第2グループで、
9:20~13:00と18:20~22:00となかなか過酷なグループである。
ここでも弱者大打撃である。人工呼吸器のような生命に直結する機器を使っている場合は、
あの時間帯では充電や電池の準備もままならない。
第一停電の詳細をしらないまま寝てしまったかもしれない。
ライフラインはもとより、通勤・通学も大混乱であろう。
そんなことは、少し想像力を働かせればわかることである。
東電に言われたからといって、あっさり了承してしまうリーダーなのだろうか、日本の首相は。
結局東電は、今日になって2転3転、結局停電は限られた範囲で済んだ。
ギリギリまで判断を延ばしてのことだろう。みんな必死だ、誰も責められない。

日本国民全体が団結して乗り越えなければない困難である。
今自分にできることは、粛々として状況を受け入れて、できる工夫をし、同時に自分の
健康管理をしっかりすることである。息子がボーイスカウトで今回の震災募金活動をする
予定だが、寄付行為を子供にも学ばせよう。
そして祈ることしかできない。




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