波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「アッピアの8度目の命日」~今年は20年前の結婚式用BGMに浸りながら・・・

2021-11-20 00:00:07 | アッピアの命日・法要
「ふみ」さん、初コメントをいただき有難うございました。
私の記事で本を読んでみようと思っていただけたのは嬉しいです。ぜひ瀬尾まいこワールドをお楽しみください。

今年も昨日の11月18日「アッピアの8度目の命日」が駅のイルミネーションの始まりを合図にやってきました。
もう8度目ともなるとごく普通の日なのですが、今回は懐かしい結婚式用BGMのCDに浸ることになりました。

在宅勤務の日は、一日中CDを取っ替え引っ替えBGMとして流しながら仕事をしています。その時の気分で・・・
在宅でも昼過ぎまではずっと電話しているため、実質BGMを楽しみながら仕事をするのはコーヒータイム以降・・・

昨日もコーヒータイムに何を聴こうかと考えていると、ふと20年前の結婚式で使った自作CDを思い出しました。
アッピアと考えに考えて作ったそのCDの曲目は次の通り・・・同世代の方には懐かしんでいただけるのでは・・・

1. 世紀を超えて/アディエマス (同名のNHKスペシャルのテーマ曲) ※式の始まり
2. 溢れる愛のなかでも/アンドレ・ギャニオン ※歓談1
3. 風笛/大島ミチルfeaturing宮本文昭 (朝ドラ「あすか」のテーマ曲) ※歓談2
4. JUST THE WAY YOU ARE(素顔のままで)/ビリー・ジョエル ※主役登場
5. ONLY ONE ROAD/セリーヌ・ディオン ※ケーキ入刀
6. エトピリカ/葉加瀬太郎 ※乾杯曲
7. HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW(そよ風の誘惑)/オリビア・ニュートン・ジョン ※新婦退席
8. STAND BY ME/ベン・E・キング ※新郎退席
9. TO LOVE YOU MORE/セリーヌ・ディオン ※キャンドルサービス1
10.THE POWER OF LOVE/セリーヌ・ディオン ※キャンドルサービス2
11.エレクトリカルパレード/東京ディズニーランド ※姪っ子からと姪っ子へのプレゼントコーナー
12.YOUR SONG/エルトン・ジョン ※新婦手紙朗読
13.THE POWER OF THE DREAM/セリーヌ・ディオン ※花束贈呈
14.LET’S TALK ABOUT LOVE/セリーヌ・ディオン ※主催者退場
15.I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU(心の愛)/スティーヴィー・ワンダー ※お開き

洋楽好きだった二人の大好きな曲に、当時よく一緒に聴いていた「image」「feel」シリーズをミックスしたもの・・・
仕事のBGMとしてかけたつもりが、20年前の懐かし過ぎる思い出に浸りながら聴き入ってしまいました。

リラクシング3曲の心地良い旋律でいい感じに心がほぐされた後に、アッピアの大好きな洋楽ポップス曲と、
当時私がぞっこんだったセリーヌ・ディオンで各コーナーを盛り上げる、結婚式でしかあり得ない自己満足CD・・・

アッピア他界後に初めてかけたような気がしますが、改めて20年前に二人の共同作業で作ったこのCDは、
今で言う「二人のためのプレイリスト」で、これこそが二人の思い出の遺品・・・と思いながら存分に浸りました。

息子が小学生の時に遊びながら自己演出で吹き込んでいた甲高い声のカセットテープが数本ありますが、
それと共に改めてその存在に気付いたこのCD・・・これらが我が家の家宝なんだと思えた「8回目の命日」でした。

2021年11月19日


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「アッピアの7度目の命日」~今回は色々な香りと共に・・・

2020-11-20 23:51:25 | アッピアの命日・法要
今年も秋の深まりと共にまたこの日がやって来ました。「11月18日」~アッピアの7度目の命日・・・

私の街では毎年命日を迎える直前にイルミネーションが始まるので、それが命日を迎える合図・・・
イルミネーションが大好きだったアッピアを思い出し「そろそろ命日だな」と意識するのが恒例となりました。

それにしてもイルミネーションを見ても今年は全くウキウキした気持ちになれないのは、コロナのせいでしょうね。
命日は平日でもあり特にいつもと変わらない日となりましたが、今年は香りを意識する一日となりました。

10年ほど使っていた加湿器がそろそろパワーも落ち、ここ数年は湿度が上がるのに時間がかかっていました。
今年はコロナ対策としてもより高性能な加湿器に買い換えようと、2週間前に新しい加湿器を購入しました。

初めて稼働させた日は一気に湿度が上がり、この10年の間に随分性能が良くなっていることに感動しましたが、
学校から帰ってきた息子は「なんか洗剤臭い」の一言・・・

使い始めのフィルターの匂いか、防カビ剤入りの除菌機能のためか、洗剤臭い理由は分からなかったものの、
それを聞いて「それならいっそのことアロマオイルを使ってみようか・・・」と思い立ちました。

色々な加湿器を物色している間に、今はアロマも同時に楽しめる加湿器も結構人気があることを知りました。
確かにどうせ部屋に蒸気を拡散するので、そのついでにアロマの香りも楽しめたら一石二鳥・・・

確かアッピアが残したアロマオイルがあったはずと棚の奥をごそごそ探してみると3本の小瓶が見つかりました。
レモングラス、ゼラニウム、ベルガモット・・・

その内の1本を脱脂綿に2~3滴垂らして、加湿器の横に付いているパネルと吹き出し口の間に挟むと、
一気にアロマの香りが部屋中に拡がりました。

これほど一気に拡がるとは思っていなかったので、「おお、いきなり香りの世界」とちょっと感動・・・

アッピアは、時々部屋を薄暗くしてアロマポットをキャンドルで温めて香りを楽しんでいました。
その時は自分の世界に入っていて邪魔しないようにしていたので、私自身アロマを楽しんだ記憶がありません。

生まれて初めてアロマの香りに包まれる感覚に感動して以来、ほぼ毎日交替で3つの香りを楽しんでいます。
私は柑橘系の香りが好きなので、3つの中では「レモングラス」が一番のお気に入り・・・

そして、命日には久しぶりにお線香をあげましたが、息子からは「やっぱりこの香りが一番いいな」の一言が・・・
アロマに付き合わされていた息子からの一撃でしたが、高校生男子には洗剤の香りもアロマの香りも同じか・・・

確かにお線香は慣れ親しんだ和の香りで、日本人としては一番気分が落ち着く香りかも知れませんね。
そして、命日に香り好きだったアッピアが残した「GREEN APPLE」のシールの貼った香りグッズに遭遇・・・

雑貨屋さんで買って来たのか、誰かにもらったのか、もう10年位眠っていたのかも知れません。
緑の葉っぱを乾燥させたものとポッキー状の細いグリーン色の棒が何本か入った未開封の箱が出て来ました。

確かにグリーンアップルの香りがするので香りを楽しむはずのものですが、どう使っていいものやら・・・
とりあえず何かのスイーツ用だった透明なプラカップに両方をがさっと入れて、仏壇に供えました。

命日から3日・・・なぜかずっと香りを意識する毎日となり、今我が家には色々な香りが漂っています。
アッピアもどこかでこの香りを嗅いでいるだろうか・・・

2020年11月20日


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一人で迎える「アッピア6度目の命日」~思い出すのはイルミネーションと「スターライトパレード」

2019-11-22 21:07:48 | アッピアの命日・法要
今週月曜日、アッピアの6度目の命日を迎えました。決して止まることなく時は流れる・・・

今回は初めて一人で迎えることとなり、平日でもあって特にこれと言ったイベントはありませんでしたが、
頭の中を巡っていたのが、クリスマスイルミネーションの思い出とセカオワの「スターライトパレード」・・・

週明けは命日だなと思いながら帰宅中の金曜日の夜、最寄りの駅前のクリスマスイルミネーションが始まりました。
ちょうどアッピアとこの地に住むことになった20年前頃から毎年行われているイベントです。

始まった頃に比べると随分と装飾も増え、毎年テーマを変えながら今ではすっかり華やいだ装いとなりました。
青と白の2色を中心に飾られているので、派手すぎず品の良い華やかな雰囲気を醸しています。

6年前の今頃は、とてもイルミネーションを楽しんでいる余裕はなかったのですが、
「イルミネーションが見たい」と言う息子と、クリスマスに横浜みなとみらいに行ったことを思い出します。

イルミネーション好きのアッピアには色々な場所に付き合わされましたが、多分一番付き合ったのは息子・・・
「クリスマスはイルミネーション」・・・と言うのは、アッピアから刷り込まれていたのでしょうね。

私は派手なイルミネーションよりも、一番好きなのは「横浜山手イタリア山庭園の『キャンドルガーデン』」・・・

アッピアもよく写真を載せていた山手西洋館の「世界のクリスマス」開催中のたった一日だけのイベントで、
西洋館巡りで色々な国のクリスマスの飾りつけを楽しんだ後に、この幻想的な演出を見るのが大好きでした。

一日とは言え、日没から2時間程度の本当に限定されたひとときのイベントなのですが、
たくさんの黄色に揺れるキャンドルの灯り一色だけで飾られた庭園の眺めは、シンプル・イズ・ベスト・・・です。

どんな煌びやかなイルミネーションも、人工的な光は見ていると飽きてきますが、
キャンドルの炎の風に揺れる自然なゆらゆら感は、ずっと飽きずに見ていられて穏やかな気持ちになれます。

静的な山手西洋館の「世界のクリスマス」は元々私が大好きなイベントだったのですが、
賑やかなクリスマス好きのアッピアを引き込んでいく内に、我が家の毎年恒例のクリスマスイベントになりました。

また、ちょうど命日の月曜日、そろそろ帰り支度をと思っていた時にオフィスのラジオから流れて来たのが、
セカオワの「スターライトパレード」・・・

私がセカオワファンとなったきっかけの曲ですが、この曲もちょうどアッピアの最期の頃と時期が重なります。
今も変わらずセカオワファンですが、「スターライトパレード」と「眠り姫」を聴くとどうしてもアッピアを想います。

  時間が止まったようなあの夜も
  笑ってた君はもうここにはいないんだね
  聖なる夜にworld requiemを謳うと星に願うんだ

命日の夜に、「スターライトパレード」をかけて思い出に浸っていたら、急に星を見たくなりカーテンを開けたところ、
どんよりした分厚い雲が空を覆っていました。

そうそうタイミング良く事は運ばないんだよな・・・と思いながら、
どんな煌びやかなイルミネーションも、自然の「満天の星」の輝きには勝てないことだけは確かです。

残念ながら、我が街ではいくら天気が良くても「満天の星」を見ることは出来ませんが・・・

2019年11月22日


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アッピアの「七回忌法要」~6年経ってアッピアは「モンシロチョウ」になった・・・?

2019-11-01 21:25:03 | アッピアの命日・法要
先週末は、アッピアの「七回忌法要」と父の「十三回忌法要」を兼ねて、大阪に帰省しました。

私の父は膵臓癌のため75歳で他界しました。
私は、父が他界する数日前から大阪の病院に泊まり込んでいましたが、あまり長く仕事を休むことも出来ず、
一旦こちらに戻った翌日の早朝に訃報を受け、アッピアと息子を連れてトンボ帰りすることになりました。

訃報を受けた時は家に戻ったことを後悔しましたが、翌日に予定されていた幼稚園のお遊戯会に
出られなくなって号泣する息子をなだめ、父との思い出話などをして息子の気持ちを落ち着かせていました。
その過程が自分の父親に対する思いを整理するために必要なことだったと、後で思い直すことが出来ました。

実家には、父親手製のバスケットゴールがあります。
手先が器用で日曜大工的に何でも手作りすることが好きだった父が、孫である息子が生まれてから作ったものです。

孫が成長したらバスケ部だった私とバスケごっこが出来るようにと言う思いで作ってくれたのか、
特にその理由を訊いたことはありませんが、帰省中にまだ幼い息子を抱きかかえてバスケ遊びをする父親の姿と、
キャッキャッと大喜びする息子の姿は今でも目に焼き付いています。

その後息子がバスケ大好き少年になったのも、あのバスケットゴールのお陰かも知れませんね。

父とアッピアの眠るお墓は和歌山にあり、実家で法要を済ませた後、お坊さんの車で移動しお墓参りをしました。
いつも法事の時には、車で家族をお墓まで連れて行ってくれるお坊さんには本当に感謝です。

アッピアの一周忌には、息子がお墓の前で横になる程具合が悪くなったことは以前にも書きましたが、
なぜかいつも不思議なことが起きるのが法要の時のお墓参り・・・

今回は、お墓の前でお坊さんがお経を唱え始めると、どこからともなく一匹のモンシロチョウが飛んできて、
お墓に供えている花に止まり、お坊さんがお経を終えるとまたスーッとどこかに消えていきました。

モンシロチョウがフワフワと飛ぶ様子は、何とも穏やかで平和な日々の象徴のように思えます。
ただの偶然かも知れませんが、もしかしてあのモンシロチョウは花が大好きだったアッピアの化身・・・?

とすると、アッピアはあれから6年経って「チョウのように穏やかで無垢な存在になった」・・・?
真実はともかくそう思えたらいいやと、見えなくなるまでチョウの飛ぶ姿を目で追っていました。

また、今秋に父とアッピアの法要をすることは息子に伝えていたものの、時期はまだ決まっていなかったため、
金曜日の夜に実家に着いてから、今日帰省したことと明日法要があることを息子にLINEで伝えると、
これがまた偶然にも、息子もホストマザーの実家に車で移動中・・・

カナダは先週末が3連休で、それを利用して初めて実家に泊まりがけで連れて行ってもらったようです。
全く同じタイミングで二泊三日でそれぞれの実家に行くと言う偶然さに、私と息子はお互いに驚きましたが、
これもアッピアが仕組んだちょっとしたサプライズ・・・?

今度息子に連絡する時には、
ホストマザーの実家で「モンシロチョウ」に会わなかったか、訊いてみるつもりです。

2019年11月1日


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「アッピアの5度目の命日」~セピア色に変色したプリクラ写真で感じる時の流れ

2018-11-16 22:45:03 | アッピアの命日・法要
アッピア夫です。

ここのところ日毎に朝晩の冷え込みが厳しくなり、着々と冬が近づいているのを感じますね。
今朝は、今シーズン初めてコートを着ました。

さて、二日後の11月18日には、早くも・・・アッピアの5度目の命日を迎えます。

去年の命日は、尿路結石発症直後の原因不明の背中と肋骨の痛みに苦しんでいましたが、
その後の、脊髄腫瘍判明、入院手術、自宅療養を経て仕事への復帰・・・

そして今年もまた、体調が万全ではない状態で命日を迎えようとしています。

まだ背中の手術跡には慢性的な鈍痛があり、仕事の疲れが溜まってくる夕方には痛みが強くなります。

また、左足の痺れもまだまだで、杖をつきながらの歩行も何かと無理をしているようで、
左足の股関節と右足首の痛みが慢性化していて、毎日の筋トレとストレッチで何とか持たせている状態・・・

去年の病気が判るまでの嫌な痛みとは性質が異なるとは言え、もう1年以上も様々な痛みと付き合っています。

ヤレヤレ・・・とは思うものの、癌の痛みと闘っていたアッピアに比べたら弱音を吐いてはいられない・・・
痛みとうまく付き合っていかなければ・・・そう思わされる毎日です。

先日の定期診察で、手術後初めて撮ったMRIでの背中の画像を見て、かなり衝撃を受けました。
背骨の一部分がゴソッと欠落していてそこだけ真っ黒・・・

頭では分かっていても、実際の画像を見せられるとやはりショックです。

また、腫瘍があった時の脊髄の画像も改めてゆっくりと見ましたが、
脊髄を通る神経が腫瘍に見事に通せんぼされ潰されていて・・・これじゃあ、脳からの指令を伝達できない訳だ・・・

11月18日は日曜日とは言え、息子は相変わらずバスケ部の自主練に参加し、私は用事があって出かけるので、
特に普段と変わらない休日となりそうです。

今年もアッピアが好きだったモンブランを買って息子と夜にでも食べるつもりですが、特別なことはそれ位・・・

ただ、5年の月日の流れを感じるのが、アッピアの遺影の前に置かれた結婚前のツーショットのプリクラ・・・
気づくとすっかり色褪せてセピア色に変色しています。

そのセピア色の写真を見ると少し物悲しさも感じるのですが、これが正に月日の流れ・・・

来年の七回忌には、私も少しは痛みや痺れから解放されていることを願いつつ、
心静かに命日を過ごしたいと思います。

2018年11月16日


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9年前の同じ日の「ビリー・ジョエル来日公演」を思い出す~アッピア4度目の命日を迎えて

2017-11-18 11:09:32 | アッピアの命日・法要
☆アッピア夫です。

尿路結石を発症してから約2週間・・・そして今日アッピアの4度目の命日を迎えました。

元々今日は、東京都で一番高い山である「雲取山」に登る予定だったので、
山小屋の温泉に浸かりながら「『命日に少し近くまで来たよ!』って想うのかな」・・・
などとロマンチックに考えていたのですが、本当に想像で終わってしまいました。

標高2017メートルの山なので、標高年の今年に登る意味もあったのですが、
さすがに「尿路結石」の後遺症で身体のあちこちが痛み、仕事と家事をするのが精一杯・・・
「体力もがた落ち」と言う状態の中で登山は断念せざるを得ませんでした。

「尿路結石」のその後ですが、もう出てしまったのかどこかで消滅したのかは判りませんが、
昨日受けた検査では結石の存在が確認出来ませんでした。

ただ、背筋と肋骨を中心に身体のあちこちに痛みが残っていて、
毎日夜中に背中の痛みで目が覚め、その後はゆっくり眠ることが出来ずずっと睡眠不足状態・・・

少し身体を動かしたり笑ったりする度に肋骨に痛みが走り、
「イテッ!」と言う言葉を毎日何度発していることか・・・

検査の結果結石も見当たらず、腎臓などの内臓に炎症も見受けられなかったため、
泌尿器科の後に整形外科をハシゴしました。

やはり激痛と嘔吐に長時間耐えた結果、背筋と肋骨に強い痛みが残ったのだろう・・・
とのことで、取り敢えず痛み止めの薬と湿布をもらって来ました。

そんなこんなで、先週末も今週末も色々と入っていた予定をキャンセルすることになりました。
それで思い出したのが、アッピアの体調が優れずキャンセルした「ビリー・ジョエル」の来日公演・・・

もう9年前のことになるのですが、偶然ながらアッピアの命日と同じ2008年11月18日に
東京ドームで行われたコンサート・・・しかもその来日時の公演はこの日だけ・・・
「ビリー・ジョエル」の大ファンであったアッピアは、このコンサートをずっと楽しみにしていました。

当時、体調が不安定であったアッピアは、コンサートが近づいてもなかなか体調が優れず、
「這ってでも行く」と宣言していたものの、当日は朝から寝込む程の体調の悪さ・・・

それでも、いつも平気で無理をするアッピアはぎりぎりの時間まで「行く」と言い続け、
私も「何とかして連れて行くか・・・」とぎりぎりまで葛藤した末に、結局断念することになりました。

アッピアは、その後もことある毎に「やっぱりあのコンサートは行きたかったな」と言い続け、
「途中で倒れてもいいから連れて行って欲しかった」と何度も言われました。

アッピアの他界後に「心残り」だったことの一つが、この「ビリー・ジョエル」のコンサート・・・
そして、このコンサート以降「ビリー・ジョエル」の日本公演は二度とありませんでした。

偶然とは言え、このコンサートと同じ日に他界したアッピアにとっても、
「わざわざこの日を選んだの?」と思わされる程、「心残り」の一つだったことは間違いありません。

残念ながらそのコンサート自体は、その後DVD発売もテレビ放映も行われていないのですが、
アッピアも良く観ていた、その2年前に行われた日本公演のDVDを観ながらこのブログを書いています。

ちょうど今、二人とも大好きだった「JUST THE WAY YOU ARE(素顔のままで)」が・・・
今日はアッピアが好きだった曲でも聴きながらゆっくりと命日を過ごします。

2017年11月18日


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「アッピアの3年目の命日」を迎えて

2016-11-19 00:38:13 | アッピアの命日・法要
☆アッピア夫です。

今日11月18日、アッピアの3年目の命日を迎えました。
「10年ひと昔」とも「3年ひと昔」とも言いますが、今はあっという間の3年間を実感しています。

当時小学4年生であった息子ももう中学1年生・・・今は思春期真っ只中で、自立心が加速し始めています。
「あれからもう3年になるね」と話していて、「あの時は大泣きしたよなあ」と冷静に振り返る息子に、3年間の時間の流れと成長を感じます。

当時は、「友達に同情されたくない」と学校から生徒に伝えることを強く拒んだ息子も、今は友達に「俺、お母さんいなんだ」と何のためらいもなく言えるようになりました。3年経ち、意識しない位当たり前のこととなったんですね。

私も息子も、仏壇にお線香を供えること自体が減りましたが、私は毎朝アッピアのことを想います・・・と言うとまるで美談のようですが、決してそうではありません。

毎朝、電気ケトルでお湯を沸かすのですが、沸騰すると自動でスイッチが切れます。私はすぐ切れるのだから切れてから保温ポットに移せば良いと思うのですが、アッピアは「沸騰し過ぎを防ぐために切れるのだから・・・」と、必ず自動で切れる前にスイッチを止めてポットに移さないと気が済まない人でした。

電気ケトルが沸騰し始めるとアッピアの顔が浮かび、「早く切らないと・・・」と急いでスイッチを切ることになります。些細なことで結局はどちらでも良いことなのですが、その些細なことが、毎朝アッピアを思い出させてくれるルーチンとなりました。

この3年で色々なことが片付きましたが、アッピアの衣類などまだ整理出来ていない物もたくさんあります。早く片付けたい気持ちと、そのままにしておきたい気持ちがぶつかり合って、結局そのままになっています。

アッピア宛に送られてくる郵送物も、未だに一つだけ止めずにいるものがあります。それは、地元の楽団からの「コンサートの案内ハガキ」です。この3年間一度も聴きに行ったことはないのですが、「案内ハガキ」そのものがアッピアを思い出させてくれる貴重な「贈り物」となっています。

息子がまだ幼く物心がつかない頃、アッピアは息子に向かって「あなたはどんな大人になるの?」「ママは、あなたが大人になった姿を見ることが出来ないんだよ・・・」と、涙ぐみながら良く話しかけていました。

当然、そんなことは覚えていない息子ですが、私は、アッピアに息子の成長を伝えるような気持ちでこのブログを書いて行こうと思っています。そして、私と息子の中でアッピアがどう変化し、影響を与えてくれるのかについても・・・

2016年11月18日 アッピア夫

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アッピアの命日に寄せて~byアッピア夫&アッピア息子

2014-11-18 22:05:21 | アッピアの命日・法要
☆アッピアの夫です。1年ぶりに帰って来ました。長らくご無沙汰いたしました。

今日がアッピアの命日ですので、さすがにこの日に更新をしないと皆様から見放されるのでないかと思い、更新いたしました。因みに「波乱万丈!男二人のドタバタライフ」は残念ながらまだ実現できておりません。もう少し落ち着いたら・・・と思っているのですが、「落ち着いたらドタバタとは違うやろ!」と一人つっこみを入れております。

早いもので、あれから1年が経ちました。私と息子の1年前のブログには、本当にたくさんの温かい励ましのコメントをいただき、どうも有難うございました。また、更新がないにも関わらず、今でもたくさんの方に訪れていただき、またコメントもいただけることに、言いようのない幸せを感じております。皆様からのコメントは何度も何度も読ませていただき、強く心を打たれました。「アッピア魂」「アッピア精神」・・・皆様に名付けていただいたアッピアの残してくれたものを大事にしていかなければと、私自身も時々訪れては気持ちを新たにしております。

ご報告ですが、11月2日に私の故郷である和歌山にあるお墓にアッピアを納骨すると共に、一周忌法要を行って来ました。私が生まれ育ったのが、和歌山県は高野山の麓にある田舎町で、家のすぐ近くに小高い山そのものが公園になっているところがあります。子供のころは暗くなるまで毎日のように遊んでいたところで、その一番高いところに実父の墓があり、アッピアもそこに眠りにつきました。実は、その墓地のすぐ隣に新しい小学校が出来ていて、今までは学校の名前を気にしたこともなかったのですが、納骨の際に見に行ってみると、何とずいぶん前に別の場所から姿を消していた自分の母校でした。自分の母校が思いもよらぬ場所に復活していたことに感激すると共に、何か深い縁のようなものを感じました。

アッピアは、私の父が他界した後何度かこの場所を訪れています。「私、こんな田舎で眠るのは嫌だな。もっと賑やかな所がいいな!」というようなことを言っていたのを思い出しますが、今はその田舎の緑豊かな静かな場所、そして昼間は子供たちの元気な声が聞こえる場所でゆっくりしながら、「田舎もまんざら悪くはないな!」と言ってくれているような気がします。

納骨の際に少し不思議なことがあったのですが、お坊さんが読経して骨を納めたとたんに、突然息子の具合が悪くなり、お墓の前に横たわるような状態になりました。お坊さんが帰る頃には少し回復しかけていたのですが、まだ顔面は蒼白でした。「まあゆっくり歩いて山を下りようか」とお墓を離れかけていたところに、先に出たお坊さんの車が戻って来ました。「何か忘れ物でもしたかな?」と思っていると、車を降りたお坊さんは「僕ちょっとおいで」と息子をもう一度お墓の前に連れて行き、念仏を唱えながら、息子の背中をポンポンと叩いていました。ほんの数分のことでしたが、「もう大丈夫ですよ」と言いながらお坊さんは帰って行きました。その後すぐに、息子は何事もなかったかのように元気になりました。もしかしたら、あれは縁も所縁もない場所に置いて行かれるアッピアの寂しさ紛れのいたずらだったのでしょうか。

不思議ついでにもう一つ。アッピアが旅立った後の正月のことですが、例年のごとく私の実家がある大阪で過ごしました。元旦に目を覚ました私が初夢でアッピアの夢を見たことを息子に話すと、「俺も見た」と息子が言い、具体的な内容まで話してくれました。私自身は夢の内容をはっきりと覚えていなかったため同じ内容の夢かどうかまでは判りませんが、二人とも初夢がアッピアだったことは間違いないようです。単なる偶然かも知れませんが、アッピアも毎年大阪で正月を迎えることを楽しみにしていたので、一緒に正月を迎えに来たのかも知れませんね。

心理学に「シンクロニシティ」と言う概念があります。「意味ある偶然の一致」や「エネルギーの共鳴現象」とも言われるもので、その人のことを考えていると偶然目の前に現れるとか、まるで導かれるように大切な失くし物が出てくるというようなことですが、そういった概念が本当にあるのかどうかは判りませんし、偶然の出来事に意味を持たせるのはあまり好きではないのですが、このような出来事を通して「姿は見えないけど、アッピアは傍にいるんだな!」と私達家族が思えたらそれでいいのかな、と思っています。

私も父親と母親の二役にもすっかり慣れ、息子の塾の弁当作りなどもそれなりに楽しんでいます。「お父さんって意外と料理がうまいね」と息子に言われ悦に入っていたりすると、「それだったらもっと手伝ってくれたら良かったのに!」と言うアッピアの声が聞こえるような気がします。息子も塾が始まって以来、予定のない日がないと言う位忙しい毎日ですが、学校や塾や習い事の合間には、誰にも邪魔されないつかの間の自由な時間を満喫しているようです。

最近、息子と良く言っているのが、「やっぱりお線香の香りって落ち着くね!」です。息子が学校で嫌なことがあってブツブツ言っていたり、不安に思うことがあったりすると、「じゃあお母さんにお線香でもあげて来な!」・・・この儀式で息子はすっかり落ち着きます。私もお線香をあげることで気持ちが和らぎます。アッピアはしっかり二人の気持ちの支えとなっていますのでご安心ください。

今日の命日は、アッピアの大好物だったモンブランを買って帰り息子と二人で食べました。特に特別なことはない一日ではありますが、「またこれから1年頑張ろう!」そういう気持ちになることがいいのでしょうね。

一周忌も終わって一区切りついたこともあり、また時間を見つけて時々更新しに来ようと思います。アッピアが残してくれたこの温かい交流の場をずっと守っていくためにも・・・
皆様も、これからも時々こちらを訪れていただき、末長く交流していけたら嬉しいです。これから寒さが深まって行きます。お身体を大事にしながら、それぞれの冬を楽しみましょう。我々も去年は冬を楽しむどころではなかったので、今年はしっかり楽しみたいと思います。


★アッピアの息子です。皆様お久しぶりです。

最近、仕事と家事の両立で弱みの現れたお父さんにつけこんでいます。
『お父さん、パソコン使わせて。』とぼくが言います。すると、返事が返って来ません。
次に、僕が『マッサージするから』といいます。そうすると、お父さんは喜んでパソコンの座を僕に譲ります。そんな感じで、毎日過ごしております。

ところで、今年の夏休みに、アッピアのケータイを譲り受けました。音楽、写真など、自由に使えるケータイは、今や僕の命と言っても過言…ですが、アッピアから貰ったケータイはとても性能が良いと感じています。

また登場するかも知れませんが、小学生の世間話に付き合って下さい。

2014年11月18日 アッピア夫&アッピア息子


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