波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

締め切りに間に合った・皮膚転移経過報告

2012-08-30 12:03:15 | 日記
頭が重くて眠いです。そう、睡眠不足です。パラリンピック見出したとか?いえ、違います。

息子の読書感想文、今日提出、今朝までかかりました。
夏休みの自由研究にえらい時間かけたから、読書感想文は締め切りも近いしパスしようと思ったんです。
ところが、「こうやって付ききりで息子の宿題見てやれるのもいつまで?来年できるとは限らないし
(いやいや本音は来年もやる気満々ですけど)、頑張ってやってみよう」

ということで、なんと息子もついてきてくれました。もうこれは私の自己満か?

今週月曜日に課題図書を読む、火曜日にネタ出しと下書き、水曜日に下書き続き、今朝早朝清書、
という、超ギリの作業、二人三脚で完遂しました。実際は、原稿用紙3枚に納めるべく、昨夜深夜まで
私が下書きを推敲していました。息子は今朝早朝の清書に備えて早めの睡眠。

なんか、この切羽詰まった感、社会人のころの、顧客プロポーザル提出前の緊張感に若干似ていて、
若干(?)懐かしかった。いやいや、それは違うか。当時は地獄の過酷さだったからね・・・。

ま、それはいいとして、私はソファで仮眠して4時に起き、息子は目覚ましで5時に起き、
原稿用紙3枚(1200字)清書、書き上げました。ハイタッチ!フーーー、息子、頑張りました!

だってさ、意地でも今日て提出しなきゃならない理由もあったのですよ。

昨日、学校の教室にて(息子の供述)

息子の担任先生(30前、教員2年目、男性)が

  「読書感想文、今日締め切りでいいですね。」

息子「え?締め切り明日じゃなかったっけ?ぼくまだ出していません。」

担任「○○さん、出すんですか?だったら早く出して下さい。」

息子・・・ムカツク。

プリントに、締め切り8月30日(木)とちゃんと書いてあった。ギリギリまで提出目指している
人もいるのじゃ。勝手に締め切り変えるな。今回は(母も)がんばったのだから、コンクール
に出すのだぞ、ハハハ。

多少寝不足の息子も、解放感にて、学校から帰ったらテレビだPCゲームだ、と楽しみにしている様子?
ん?うすぐ帰ってくる?早く記事UPしなきゃ。

そういうわけで、午後は二人でのんびりします。私は昼寝か?


私の状況報告。

皮膚転移が微妙です。ナベルビン1クール(2回)が終わり、皮膚転移の赤みの範囲は縮小しているようだけれど、
盛り上がりの、水ぶくれが小さく破れた部分・・・・浸出液が透明から少し血が混じった黄色に変化し、
もしかして膿んでる?潰瘍になる気?な感じに変化しているのです。

そう言いつつ、数時間おきに患部を観察すると、少しかさぶたっぽく乾いてきた感もあり、なかなか気持ちも
落ち着かないです。とにかく変化が早いので、やはり気になります。良い兆候なのか悪い兆候のか???
タイケルブとゼローダを止めてから、一部のしこりも成長を再開したようです。

でもここ数週間は、父に大きな病気が見つかりバタバタしたり、自由研究だ、読書感想文だと
頭を悩ませ、皮膚転移に没頭することはなかったので、忙しくてかえってよかったのかも。
仕事を持っていると病気のことばかり考えなくてすむ、というのはこういうことなのかな、
とも思いましたよ。

それなら、また忙しくしなきゃ。夏キャンセルした旅行の再計画じゃ!




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VOL-Netのイベント、私も参加しました。

2012-08-26 17:06:33 | 日記

昨日は、私もVOL-Net10周年のイベントに、東京国際フォーラム
(スターウォーズのコンサートやった所!)まで行ってきました。

乳がんブログ村でも何人か参加されていたのですね。
私は、お弁当付めでぃかる寄席、自分でできる東洋健康法(1)、ドクターとおしゃべりサロン、
ハンドマッサージのリラクゼーション、「乳がんでゆれる私たちのくらし」と、
欲張って参加してみました。

このイベント、すごくよかったです。寄席なんて面白いアイデアだし、サポートドクターの方々も、
くだけたリラックスした雰囲気の中で本音が出てくるし、深刻でまじめな内容でも笑いが絶えない場でした。

リラクゼーションセミナーも、30分でコンパクトでありながら内容充実で、皮膚障害の私は、
爪や指のケアの話などとても参考になり、ペア組んでのハンドマッサージも気持ちよかった。

何とはなしに参加した、ラストのセミナー「乳がんでゆれる私たちのくらし」も、専門家の講義とフランクな
ディスカッションで、進行の方も素晴らしかった。

何がよかったかというと、私個人の感想として、再発患者が疎外感を感じる場面がなかった、というとかな。
実際再発患者の参加もとても多かったと思う。

乳がん告知直後の方から、10年以上の方まで、違和感なく双方向の感覚で参加できる雰囲気でした。

私はひとり参加でしたが、昨年、かながわ乳がん市民フォーラムでお世話になった方が、
今回スタッフで私に声をかけてくれて、ドクターとのサロンの輪に入れてくださったり、助かりました。

それでもずっと一人はつまらないなあ、と思い、近くの方に声をかけたら、たまたま同年代・再発患者で、
話がはずみました。

こういう場でつくづく思うことは、「自分は一人じゃない、仲間がこんなにたくさんいる」ということ。
闘病でいちばんつらいことのひとつは、私は「孤独感」だったから、仲間の存在を知るだけでも力になるんです。

「乳がん術後何年ですか?」の質問には、思った以上に1年以内の人が多く、まだまだとまどい、悩み、不安を
たくさん抱えている人たちなんだろうな、と想像がつく。
だから自分は、ベテラン患者として、少しはサポートしてあげられる立場にもなりたいな、と思う。

(あー、それなら、記事をマメに更新しろー、ですね。)

 



「せっかくだからゆっくり行ってきなよ。」は息子の発言。学童行ってくれてありがとうね!
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初めて息子と通院・その1

2012-08-24 18:07:01 | 診察
昨日は、暑い中、フーフー言いながら、息子と通院デート。
炎天下に弱い病人にとっては、最寄駅から病院までの徒歩10分が(途中急な登り階段あり)、堪えます。

まずは主治医診察、の前に、せっかくだから看護師助さんに息子を紹介しにケアルームに寄った。

助さん 「えー、息子さん?わあ、こんにちはー。へえー、初めて来たんだよね、夏休みだもんね。
     お母さん、がんばってるんだよー。・・・・」

助さん、テンション高いよ。普段おしゃべりな息子も、何と返してよいかわからず、愛想笑いしてた。

すぐ診察室に呼ばれて、もちろん、主治医にも挨拶した。助さんも同席。

主治医 「あ、こんにちはー。目が・・・お父さん似かな?3年生だよね?・・」

話下手な主治医も、一生懸命話しかけてくれました。でもたいてい、目は私に似ていると言われるが。
診察中は、息子は中待合室で待っていてもらった。

まずは視・触診。

私  「あのー、先週の土曜日(花火の日)の夜に、この盛り上がっているところの水ぶくれを触っていたら、
    少し破れたようで、水がしみ出してきたんです。(いやあ、実はちょっとびっくりで、ブログに書け
    なかった。)量は少しで、ガーゼ当てて、翌日には水も出なくなって元通りな感じです。
    まあ、少し恐怖でしたが・・・。この水って、がん細胞は含まれているんですか?
    ・・・・それと、今週は肋骨にまた痛みが出てきましたけど、ロキソンニンで凌げています。」

主治医「がん細胞はねえ・・・ないでしょう。これは、リンパ管に溜まった水で、腫瘍が皮下組織を押し出して、
    リンパの流れが悪くなり水が溜まったものだよ。(書き方不正確かも)
    でも、皮膚転移の感じは、落ち着いている感じだけど。」

助さん「そうだよね。赤みの広がりは、小さく薄くなっている気がする。」

私  「やっぱりそう見えます?よかった。ナベルビンの前は、日に日に広がって盛り上がっている感じが
    あったんですけど、ナベルビン後は、成長が止まった感じです。」

主治医「効いてるかもしれませんね。アッピアさんは、ナベルビンが長く効いて、しかも時間が経っているから、
    そういう場合は効果が期待できるんですよ。まずはナベルビンで様子を見てみましょう。」

私  「あのー、ゼローダとタイケルブを止めたことで、せっかく小さくなったしこりたちが、
    また大きくなる、ということはありますかね?」

    実は密かに気になっていたこと。

主治医「うーん、それはもしかしたらあるかもしれない。でも、今の治療の目的は、アッピアさんが今不快に
    感じている皮膚転移の改善だから、まずはそこをターゲットにやっていきましょう。もししこりに悪さが
    出てきたら、その時はまた考えましょう。」

うんうん、私納得。同じ見解で安心しました。

後は皮膚障害の副作用の報告と、様々な軟膏・ローションを処方してもらって、終了。

診察室の扉を開けて、電子辞書で遊んでいた息子に、また助さんがなんかかんか話かけてくれた。
おかげで息子もリラックスできて、ありがたかったです。

次は、お隣の病棟の化学療法センターに移動し、ナベルビン点滴。
今日は混んでいるので、受付だけ済ませて、息子とお昼を食べにいくことにした。

さてどこ行く?いくつか候補はあったけど、外はあまりに暑そうだし、思い切って3階の有名レストランに
行くことにした。ここはいつも並んでいるし、少々お高いので、ここ5年間ぐらいは入ったことがなかった。
今日も丁度お昼時で十数人並んでいてが、意外に早く進み20分ほどで入れた。そうだね、席数多いものね。

息子のリクエストで、天ぷらそばとハンバーグステーキを注文。息子の大好物2つ頼んで、半分こだって?
まあ、今日は特別サービスだ。

ん?ウマい!そばのつゆも美味しいし、ハンバーグのデミグラソースもいい味!
息子も大喜び!さすが名店。少しぐらい高めでもこの満足感ならいいぞ。
他のメニューも食べたくなった。うーん、灯台下暗しだったかな。でもちょくちょく入るのは
ちとぜいたくな気もする。でもお楽しみができたぞ、フフっ。

息子 「また連れてきてよー。ここのハンバーグまた食べたい!」

むむ?まあ、良いだろう、通院付き合いで、良い思いしてくれたなら。

さあ、残りは点滴と精神科受診。滞りなく無事終了・・・・と思いきや、
この後私にトラブルが。

長くなるので、続きは後日。(早めに更新する予定デス)




長い一日でした。いろいろありましたが、息子の昨日の一番の思い出は「ハンバーグ」だって!
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ああ!解放感

2012-08-22 22:46:54 | 日記
ボーイスカウトのキャンプから元気に帰ってきた息子、いろいろな体験談をして、
たっぷり楽しんできた様子。私もホッとしたし、夏休みの良い思い出ができて良かった。

ところで、私は今、ちょっとした解放感に浸っているわよん。
宿題の自由研究の模造紙への下書きが終わったあ!清書は100%本人の仕事さ。結局、私が半分以上やってしまった。

私も模造紙に手書きでまとめるなんて初めて。全体の構成や表など、書いたり消したり。
だいたい今時、大人の世界では手書きなんてありえないよね。パワポとエクセルでサクッとできてしまうだろうに
・・・・模造紙3枚・疲れた。文章の内容は、一応2人で考えました。
そもそも何でこんな自由研究になったのだっけ?
そうだ、息子が夏休みの前半に熱で動けなかったからだ。創意工夫教室や地区のイベントに行けずに、
「ならば思い切って、実験・研究で行こう。」なぞ、完全に判断を誤ってしまった。

まあ、おかげで、数日間、自由研究の事で頭が一杯で、皮膚転移の観察もあっさりしていたよ。

さて、明日は通院日。ナベルビンになって、以前のように毎週の通院になってしまった。
猛暑続く中都心まで行くのは億劫だけど仕方ない。明日は、初めて息子を通院に連れて行きます。
診察も点滴もあるけれど、時間つぶしの本やマンガを持たせて出かけます。
私の通院の様子を知る良い機会だし、もう少3だから大丈夫でしょう。お昼はどこに連れて行こうかな。




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ひとり花火

2012-08-18 21:50:49 | 日記
今日の多摩川花火綺麗でした。フィナーレも華やかで癒されました。
え?アッピアは花火見に行ったの?いえいえ、我が家は多摩川沿いの高級マンションの最上階なので、
部屋からよく見えるのです。冗談はさておき、家から見えるのは本当です、ただし、部屋からではなく、
玄関側の廊下から、世田谷会場と川崎会場両方がよく見えます。世田谷の方が近いです。

このマンションに住んで11年だけど、最初の数年はよく大勢招いてにぎやかに花火見ていましたね。
実際、小さい子の世話や飲み物の準備などに追われて、自分はゆっくり見られないよね。
ここ数年は家族でのんびり楽しんでいます。だけど、今日のように一人で見たのは初めて。
玄関に簡易イス出して、梅酒ロックチビチビやりながら気ままに楽しみました。オヤジか?

プチ一人暮らしは快適ですよ。まず、家の中が汚れない。風呂もトイレも。ホコリも立たない。
洗濯も少ないし、炊事も適当、というかまともにやらない。あーーー、ぐうたら最高!

でもこうやってブログに向かっているのは、人恋しいからかも。
年に1回といわず、毎月3~4日プチ一人暮らしできるとちょっといいかな。何とも自分勝手な私です。

さて明日息子は、どんな顔して帰ってくるのか。少し逞しくなってくるかな。




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3年ぶりナベルビンスタート

2012-08-17 17:12:16 | 診察
毎日暑いお盆の時期、他のブロガーさんも、旅行や帰省や花火など、夏らしく過ごしているなあ。
もちろん、治療真っ最中で歯を食いしばって頑張っている人もいるし。
暑いけどみんなそれぞれ自分のやることをやっているね!

我が家は、昨日から、ダンナと息子がボーイスカウトのキャンプで、日曜日まで私はプチひとり暮らし満喫中・・・
と言いたいところだけど、昨日は通院、今日も身内の病院付き添いでパッとしない夏休み。
しかも頭の中は、息子の自由研究のまとめでぐるぐる。何で母が悩まなあかんのや。

昨日の通院の報告です。

いやあ、昨日はホントに暑かった。病院に着いてもなかなか汗が引かない。
こういう時に限って早く診察に呼ばれた。しかもまず触診。必死にセンスであおぐあおぐ。

私 「外、暑くて暑くて、ハハ。
   皮膚転移はますます進行している感じです。(ほら)・・・。
   でもこの一帯のしこりの方は、縮小を続けている感じなんですよね。
   以前のぽつぽつ皮膚転移もだいぶ判らなくなりました。それにしても、今回の皮膚転移、
   範囲の広さも、盛り上がり具合も進行の速さも、以前のぽつぽつとは比べものにならないでです。
   毎日変化して、ほら、今日もここになんかできてるし、しかも皮膚転移のそばのしこりも大きく
   なっているし、もう、本当に嫌です。」

ちょっと心情を若干大げさに(いや決して大げさではない)訴えてみた。

主治医「この辺のしこり(脇から背中にかけて)には全部良く効いているのにね。
    前の方(胸壁付近)は広がっているね。うんうん・・・。」

私  「抗がん剤どれも効かなくてどんどん広がるってことはあるんですか。」

主治医「・・・(少し沈黙)。まあ(効く抗がん剤を)探しますよ。」

ウチの主治医らしいノンビリ癒し回答だけど、その一言を聞くとなぜかホッとする私。

ゼローダは一週間前に終了。タイケルブも昨日で終了。今日から3年振りにナベルビン。

でもさあ、いろいろ抗がん剤使って、もう使える薬がない、と一時期は思っていたけれど、
何のことはない、同じ薬使いまわしているよ。

パクリタキセルは、5年振り2回目(4ヶ月使用)、
ゼローダは2年弱ぶり(1ヶ月半使用)。さすがに2回目は使用期間が極端に短いね。
ゼローダたった1ヵ月半?でもしこりの多くは小さくなってくれました。ありがとう。
手に負えないヤツらは、次の選手に任せましょう。

さて、次の選手懐かしのナベルビンは、血管痛が問題。しかもリンパ浮腫のある右腕から入れるから、
全開で落とす間、目を離さないようにせねば。大丈夫でした。生食を全開で流して、
最後はハーセプチンで点滴無事終了。

点滴の前に、爪障害や手足の指のひび割れなどを看護師に相談したら、こんなものをくれた。
「皮膚症状ケアブック」・・・アービタックス発売元のブリストル・マイヤーズが作成しているハンドブックだが、
とてもわかりやすくて使える。コレ半年以上前に手にしたかったなあ。いろいろ悩みながら迷いながら
自己流ケアしてきたから。次回、看護師さんに、すぐに手にとれる場所に置いてもらえるよう、進言してみよう。

 
 


さてさて、プチ一人暮らし2日目の夜は何して過ごそう。自由研究考えるのはやめて、
溜まったビデオ見ながら、ビールは飲めないので、マルイで買ってきたゼリーのデザート
食べてのんびりしよう、っと。



夏の夜は、グイっと冷えたビールだよ、と言う人、心底うらやましいです。悔しいので、梅酒ロックでもチビチビしようかな。
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夢のような時間・・・また?

2012-08-13 22:02:16 | 日記
オリンピック終わって少し寂しいな。
この皮膚転移の悪化も、オリンピックの盛り上がりで何とか気を紛らわしていた感があるけど、
これからどうしよう。やはり皮膚転移が気になり、毎朝毎晩観察してるよ。

そして、もうひとつオリンピック後遺症が。夜中1時間おきに目が覚めてしまい、トイレも近い。
睡眠障害でトイレが近いのか、トイレが近いから睡眠障害になるのかどっちなのか?
トイレ近いのは夜中だけなのですが。
ぐっすり眠れるようになるのはいつのことになるやら。

まあ、そんなすっきりしない週末でしたが、ひとつビッグイベントがありました。。
これ↓に行ってきました。
 
旅行が流れてしまった私には、唯一の夏のイベント。とても楽しみに
しておりました。

「スターウォーズ・イン・コンサート」

え?また?でもこれ、スゴイんですよ。北米・ヨーロッパで、175万人以上を動員した大ヒットコンサートなんです。
フルオーケストラの演奏に、大画面の映像、これらが化学反応を起こして未知なる世界に・・・・。

当日、ウキウキワクワクで、会場に。ムム?何か不穏な動き。なんと、会場周辺に、帝国軍が偵察に来ている?
良く見ると、おぉーーーーー、ダースベイダーの姿が!そばにはストームトルーパー(帝国軍兵士)がいる!
ワタシ興奮MAX。同様に喜ぶ息子。

あ・・・・・・・・。あのー、スターウォーズご興味ない人はスルーでお願いします。
ここから先はドン引きされる世界かも・・・・。

人混みかきわけかきわけ、ダースベイダーの近くへ。うわあ、呼吸音もしてる~。
ダースモールもいるよ、真っ赤な顔がコワイよ。
 

みんな、代わる代わる一緒に写真に収まっている。私も急がねば。
並ぶのだね、最後尾は・・・・・・えー、こんなに並ぶの?えー、バツ印何?もう終わり?
ショック、甘かったか。ダースベイダーと写真いいないいな。

ダースベイダーの向かって右は、そう、賞金稼ぎボバ・フェットですね。アナタ通ですね。

仕方ない、周りを見回すと、おおーいるではないか、私の大好きなストームトルーパ、
写真写真・・・。

こうして、コンサート前からテンション上がりっ放し。高鳴る鼓動。
ちなみに観客席見回すと、20代から60代まで幅広い年齢の方が来ています。

そしていよいよコンサートが始まる。大画面に

A long time ago in a galaxy far,far away…   遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・

みんな拍手と歓声!この会場にいるみんな、どんだけスターウォーズファン?この一体感、私嬉しい!
(会場内は撮影禁止なもので、画像なくてすいません。)

その後に続くお馴染のメインテーマ。もう身体中ゾクゾク。生演奏最高。
コンサートは、全6作の主なテーマ楽曲と、それに併せて映像を編集したもの。

テーマは、
「愛」(アナキンとパドメ、レイアとハン・ソロ)
「修行」(オビワンとアナキン、ヨーダとルーク)、
「美しきリーダー」(レイア)
「闘い」(たくさんあるよね)
「兄妹の絆」(ルークとレイア)、
「ドロイド」(もちろん、R2D2とC3PO他)
「祝賀」(エピソード1と4のラストの、姫が感謝のメダル渡す場面)などなど・・・・・。

そうそう、ダースベイダーのテーマも迫力あったけど、ダースモールのテーマのあの、不気味な女性コーラス、
ちゃんと黒い服着たコーラス隊が歌っていたよ、さすが生!

驚きは、ナレーターが、アンソニー・ダニエルズ!6作全部に、C3POの中に入ってあの独特なセリフ喋っていた役者よ。

私の大好きな「祝賀」のテーマが終わる終盤のころには、映像見ながらうるうるしてしまった。

大喝さいと2回のアンコール(モス・アイズリー宇宙港のジャズバンド、ダースベイダーのテーマ)含めて2時間強。
あっという間の夢の時間でした。
こんな素敵な時を持てるなんて、やはり、がんばって闘病して、楽しいことや感動体験たくさんしなきゃ!
(無理やり闘病に持ってくるな!)


最後に、全編の作曲と編曲を担当した、偉大なるジョン・ウィリアムズに感謝です。

いやいや、最後に、オタクな記事にお付き合いありがとうございます。




また、突然出ますからね、スターウォーズネタ。あ~、私の夏休みのイベントが終わってしまった。
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悪化する皮膚転移をどうしよう

2012-08-10 08:51:04 | 診察

なでしこ、残念ながら銀メダル。やはりアメリカは強かった!
そして、祝!3連覇 吉田沙保里。
眠いよ、眠いよ、今晩も仮眠取って3時起きだわ。

昨日は3週間ぶりの通院。この日を待っていました。なぜなら、皮膚転移の広がりが激しくて
早く相談したかったから。

診察室にて。

私 「こんにちは~。あー、先生良い色に焼けていますね。○○○楽しかったですかあ。」

早速、視・触診。広がっている赤味の一部の盛り上がり(腫瘤)を丹念に触る。

主治医 「うーん、確かに大きくなっていますね。採血の結果も出てますよ。CEAが少し上がって
     います。多分、骨とこの皮膚転移の部分でしょう。」

私 「このままだと、いつごろ出血とか、崩れるとか、つまり処置しなければいけないような
  事態になるんですか?それだけは避けたいんですけど。・・・・
  しこりは、効いているところはまだ小さくなっているけど、皮膚転移のそばには表面近くに
  新たなしこりの子分がいくつかできています。」

主治医 「皮膚転移の出血とかは、あと一カ月ぐらいは大丈夫だよ。」

看護師助さん「出血してもにじむ程度で、薄い生理用パット当てれば大丈夫。軟膏もあるし、
       すぐに大変なことにはならないよ。」

私 「そうかもしれないけど、処置なければいけない状況は絶対嫌です。」

それにしてもやっかいだなあ。効いている部分と悪化しているところの差が激しいよ。
どうすればいいんだろう。
3人で、いつものように抗がん剤の候補をあげ、ああでもない、こうでもない。

候補抗がん剤は、ドセタキセル、ナベルビン、ハラベン、カルボプラチンなど・・・。
なんかキツそうなものばかり。主治医としては、私が皮膚転移の広がりを相当嫌がって
いると判断して、まずはそちらをガツンとやろうという考え。

私  「この皮膚転移をガツンとやりたいですけど、キツイ抗がん剤はちょっと・・・。」

主治医 「そうなんだよね、アッピアさんは骨髄に余裕がないから(白血球が少ないから)、
     アブラキサンやハラベンはなるべくやりたくないなあ。」

ということで、いろいろ話し合った結果、今のゼローダとタイケルブをお休みして、ハーセプチンはそのままで、
ナベルビンをやってみることに決定。6年前に3年間寛解を得られた、私のキング・オブ・ケモ。
3年振りだが、今回も良い仕事をしてくれることを期待したい。もちろん、寛解は無理だから、
皮膚転移の改善でよいのですよ、お願いします。

スタートは来週の木曜日。ゼローダは今日まで。タイケルブはナベルビン開始の前日までで終了。
ナベルビンだから、当然ポートの話が出たが、私は過去ポートトラブルで酷い目にあっているので、
拒否。当面は、血管が元気な右腕を使う。ちなみに、右は術側で浮腫あり。でも左は血管が出ないので、右使っちゃえ!

主治医 「まあ、アッピアさんの場合は、エビデンス治療なんて意味ないから、やってみて
     どうか、ということで、正解なんてないんですよ。」

まあね、了解済み。道なき道をゆく、アッピア。

助さん 「アッピアさん、また何かあったら、私に電話して。」

私 「いつもすいません、助かっています。じゃあ、皮膚転移の変化の実況中継でも・・・。」

3人(爆)。

こうして治療方針も決まり、笑いの中、和やかな気分で診察室を後にした。

精神科診察の話は後日に。



また、点滴抗がん剤のため、通院が増えそうです。スマホにするかな。
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がんは【どの程度】生活習慣病か?

2012-08-05 11:20:12 | 日記
祝!銀メダル 男子400mメドレーリレー
祝!銅メダル 女子400mメドレーリレー

というわけで、サッカー、卓球、バトミントンときて、競泳で、ほぼ徹夜状態。
オマエはアホか?病人やろ? ですよね。眠れないのです。マイスリー飲んで競技が見られない
のは嫌なので、飲まずにいたら眠いのに眠れなくて、ズルズル見てしまったのです。
でも、メドレーリレーで興奮したので、頭はフラフラするけど、眠くない。
午後は倒れるのか、私。今日も眠れないよ。室伏サマ見ちゃうよ。

昨日は、「公開第11回かながわ乳がん市民フォーラム」にパシフィコ横浜まで行ってきました。
3年連続で行っています。プログラムは→こちら

講演のテーマが「再発乳がんとのつきあい方」なので、チョット楽しみにしていました。
内容は、判り易かったですよ。先生のお人柄がしのばれて、こんな主治医なら信頼できそう、
と思いました。まあ、自分の主治医がイチバンですが、ハハハ。(でも口ベタです、)

再発して間もない人にはとても参考になり元気がでる内容だったのでは?
私はベテラン過ぎて・・・、そうだな、テーマとしては、
「長く再発治療してダレ気味の人向け、人生を楽しく考えるコツ」みたいなのがいいかな。
自分でやろうかな。

実は昨年の体験談発表は、私アッピアがやらせていただきました。
昨年は春ごろから「うつ・不安障害」になっていたから、原稿作るのキツかったけれど、
良い体験になりました。
このイベントは、医療者側が、いかに患者の気持ちに近づこう、寄り添おう、と努力されているのが、
昨年ミーティングに参加してよくわかりました。素晴らしいです。

パネルディスカッションは

「それって誤解?もっと正しく乳がんを知る第一歩」でしたが、ひとつだけ印象に残った話を
紹介します。

「がんの原因は生活習慣か?」

・・・・何かの研究の結果(すいません!よく聞き取れませんでした)、がんの原因が生活習慣で
ある割合は、5~30%である。残りは、遺伝子の異常など、とのこと。

へえーーーーーー。そうなんだ、結構納得。

つまり「がんになって生活習慣を改善しても、がんは治らない。(基本的にがんは遺伝子の病気)
    がんになった遺伝子は、正常細胞に戻すことはできない。」
とお話しされていた。

同じ生活習慣病と言われている高血圧や糖尿病が、生活や食事の改善で病状が良くなるのとは、
がんは違う、らしい。

もちろん、規則的で健康的な生活習慣は、がんを予防する上で有効だが、がんになった原因が
自分の生活習慣のせい、とは思わないように、とのこと。

痛し痒しだろうか。がんになって生活を改善して努力して治そう、と思っている人にとっては、あまり
信じたくない内容だし、逆に私のように、何の努力もせず好きに生きている人間にとっては、
「ほらね、どうせ遺伝子だから、いまさら何してもムダだから、食べたいもの食べて、やりたいことして暮らそう」
と非常に都合の良い内容です。

いやあ、聞いてよかった!明日からの座右の銘にしよう。
「努力してもムダ」・・・・じゃなくて、「自然の摂理には逆らえない」かな。
あ、反論・突っ込みOKです。

えーと、ご心配いただきました息子の発熱はすっかりおさまり、今日はボーイスカウトの活動に
行っています。まだちょっとキツいかな、と思っているのですが、ダンナが連れて行ってしまいました。
今日は屋内の活動だから大丈夫かな。

今週は実父のことで心配事もあるのですが、何とか乗り切らねば。





「どうでもいいけど、ちゃんと寝ないと知らんぞ」と、愛あるお声が聞こえてきます。
あー、もう少しあと少し許してください。
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「天国のママから届いた最後の贈り物」

2012-08-02 17:11:36 | 日記
昨日から、やっと息子の熱が平熱になりました。久々の36℃台!
一昨日まで丸々一週間38度以上の熱が続いていました。まあ、発熱はウイルスのせいだから仕方ない。
困ったのは、食欲がないこと。熱が少し下がってもぐったりで、麦茶以外はほんとに少量の食事だけ。
食べられそうなものをいろいろ用意しても、結局食べない。
だから体力が落ちて動くのも億劫のよう。普段動き回っているからカチカチの太股も、筋肉が
落ちて少し柔らかかくなった。さすがに昨日は点滴に行こうかな、と思ったわ。

でもやっと平熱になって、お昼ごろから、野菜を柔らかく煮たスープを作ったら、あっという間に
平らげてくれた。正直、涙が出るほどホッとした。これで大丈夫。今回は長かった!
今日から、少しずつ動くようリハビリだね。おっと、ここで「そろそろ勉強・・・」なんて言うのはまだ早いよね。
もうちょっとパラダイス味わわせてやるか。
今日は、ギャグも出てきたし、うるさい度も増してきたから、もう大丈夫でしょう。

私の方は、逆流性食道炎もあの日だけで、息子のウイルスも移ってなさそうです。


報告はこれぐらいにして、今日はひとつ本をご紹介。

「天国のママから届いた最後の贈り物」

表紙の絵がかわいいよね。

文章力のない私は、本の表紙裏の部分をそのまま掲載します。

   『フランス中が泣いた!余命2ヶ月のシングルマザーが、子供たちのために行政と闘った、
   愛あふれる実話。
   4人の子供に恵まれたマリーは、人生は普通に続いていくものだと信じていた。
   そう、36歳の秋までは・・・・・・。

   2008年、余命宣告を受けたマリーが最初に考えたことは、残される4人の幼い子供のこと。
   子供たちがこれまでと同じ学校に通い、同じ友達に囲まれ、何より4人がばらばらにならず   
   に一緒に暮らせる生活を希望した。その願いが叶わないとわかったとき、彼女はマスコミに
   訴えるという自分でも思いもしなかった行動に出る。』

肝臓がんの一種で、抗がん剤治療をするも効果なく余命宣告。落ち込み混乱し、でも子の供たちの
ために、自分のしなければならないことを、果敢に勇気を持って行動に移していく。
一気に読んだけど、その行動力と勇気に、びっくりするとともに、人間本気になれば、不可能な
ことってないんだなあ、と思った。同時に、自分は残された時間をどう生きればいいかも改めて
考えさせられた。

この本は、主人公のマリー本人が書いたもの。恵まれない生い立ちや、正直な気持ちも綴られており、
私達と同じだ、と思う場面も多々あり。シングルマザーだけど、がんが判ってから、離婚している。
つまり、家族が愛を持って献身的に支えた、という美談でもない。
既に2008年に永眠されているが、当時、日本でも何かのバラエティ番組で紹介されたみたい。

私は何度でも読みたいと思った。オススメの一冊です。


オリンピック毎日夜中見ちゃってます。今日も短いけどお昼ねした。今日も競泳の決勝見なきゃ。
私が一番楽しみなのは、100×4 メドレーリレーです。盛り上がるものね。



寝不足はいけません。体調管理の基本が崩れている私、4年に1回だからいいことにしよ。
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コメント (6)
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