波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

無事終わり、日常へ

2013-03-25 10:15:54 | 父のこと
少し間が空いてしまいました。皆様にはたいへんご心配及びお気づかいいただきありがとうございました。

父の葬儀は先週金曜日に無事終わり、私もほっとしています。父の故郷の鹿児島からも親戚が来て下さり、

6人兄弟の末っ子としてかわいがられた一面を見せてくれました。実家の長兄や姉がとても悲しんでいたようです。

私自身も、すごく喪失感がありますし、「親が亡くなるとはこういう気持ち」を身にしみて感じています。

でも順番ですし、家族で見送ることができた安堵感もあるので、今は大丈夫です。



さて私の体調ですが、一連の行事の疲れがまだ抜けきっておらず、身体はだるく、痛みも上半身あちこちあります。

酷いのは左腕の浮腫で、もうコート着る時も腕が入りにくくなるぐらいパンパンなので、今から○田内科クリニック

に行ってきます。


ハラベンの効果の程ですが、効くところと効かないところがはっきりしてきて、効いていない左脇広範囲に、しこりで

ぼこぼこになってひきつれてちょっとたいへんなことになっています。おまけにプラス浮腫だから、いつも左腕と左脇に

重たいボールはさんだ感じで、腕が動かせる範囲はさらに狭くなっています。このままではQOL下がりまくりなので、

まずは浮腫の改善に精を出さねば、というところです。まあ、今回は特殊事情で自分の身体のケアを怠っていたので

仕方ないです。


先週の通院では、ハラベンでまだ様子を見つつ、次の抗がん剤候補は、
・ハーセプチン+アバスチン+タキソール
または
・ハーセプチンなし+カルボプラチン+タキサン

を提案されています、というか他にもうない。後はひたすらもうすぐ使えるという話のペルツマブ(Her2陽性向分子標的薬)

を待っている状況。でも、私みたいに多剤耐性でひねくれものの癌細胞しか残ってなさそうな人に効いてくれるのだろうか、

そのへんはかなーり不安です。主治医に聞いてみても回答があいまいなのでもうやめています。


日常のこととしては、老母(元気ですが)のサポートをしつつ(いや、してもらう方かも?)、体調改善をはかりつつ、

息子の勉強やピアノを見つつ、私自身もリラックスの時間を持って、またいつもの生活に戻していきたいです。

さてどうなるか、春休み、既に今週は予定びっちりで調整必要です。

また応援してくださいね。





父のことに関して、たくさんの方にコメントいただき、私はどんなに励まされ心強く思ったことでしょう。
本当にありがとうございました。リコメができず申し訳ありません。
また記事を綴っていきますので、そしてリコメも再開する予定ですので、よろしければまたたくさんの応援
よろしくお願いしまーす。

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旅立ちは穏やかに

2013-03-19 17:18:27 | 父のこと
昨日夕方、父は、家族の見守る中で静かに息を引き取りました。

昨日は朝から、呼びかけても全く反応はなく、まぶたの反応もすでになく昏睡の状態でした。

朝方呼吸状態が乱れ、私と息子が病室に入った昼過ぎには、モニターが示す酸素濃度、血圧、心拍数は、
徐々に下がっていきました。途中1時間ほど数値は安定し、意外と長く持つかなあ、
と思ったりしましたが、間もなく数値が下がり始め、呼吸の乱れも増していきました。

喉はゼロゼロいっているので、時々痰をとってもらい、それでも数値は下がる一方。
母、弟家族、私の家族計7名は、交代で父のベッドのそばについて、最後は全員がベッドを囲んで,
話しかけたり、談笑したり。多少賑やかなぐらいが父は好きかなあ、と思って。

最期は、大きめの呼吸をしてすーっと穏やかに静かに旅立ちました。

私たち家族は、みんな揃って穏やかに見送ることができて、「よかったね。」と悲しみの中にも
安堵感や満足感もありました。
最後は、やはり父に対して感謝の気持ちしかありませんでしたね。

明日から納棺、通夜、葬儀と続くのでまだまだたいへんです。

ところで、私は恥ずかしながら、人が亡くなっていくところを初めて見ました。
でもそれが年老いた父でよかったです。そして、父の寿命まで私が生きていることができて、
それが一番の親孝行だったかも。



父のことでご心配をおかけして申し訳ありませんでした。また私の体調も案じてくださりありがとうございます。
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モルヒネ投与、そしてさっき病院から電話

2013-03-18 10:51:28 | 父のこと
さっき10時過ぎに母から電話があり、病院から「父の呼吸状態が良くない」との連絡
があった、とのこと。私もすぐに出かける支度を始めたが、数日前から痛みがひどく、
オキノームを飲んで痛みの大波が過ぎ去るのを待っている。
学校は今日から給食なしで、今日は卒業式の練習とやらで11時半には家に帰るはず
なので、息子の帰りを待って連れていくしかない。

父は、一昨日の夜からオプソ(経口モルヒネ)を12時間おきに服用している。
私は昨日は痛みのため、父の様子を見に行っていないが、母によると、トロトロ状態で、
呼びかけてもほとんど反応はなく、落ち付いていたとのこと。
モルヒネ投与に関しては、家族の意見の違いもあり、いろいろあったが、母が決断して、
「これ以上苦しませたくないから、家族心をひとつにして旅立ちを見守ってあげましょう。」
と。

私も昨晩、お風呂の中で一人、父とお話をしてお別れとお礼を言いました。

まだ今日どうなるかわからないけれど、そしてその時が来たら、とても寂しくて悲しいけれど、
心穏やかに、感謝の気持ちで見送りたいです。


今、母から電話。今日のお昼頃がヤマ、とのこと。
最後のお別れをしてきます。たくさん話しかけてきたいです。



リコメできなくて本当にごめんなさい。お一人お一人の温かいコメントが心に染みています。ありがとうございます。
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また苦しむ・・・・・もう限界

2013-03-16 11:01:11 | 父のこと
昨日はまたまた悲しい思いで病院から帰ってきました。

父が、昨日の様子と違い、呼吸が苦しいといいはじめました。

もう自分からしゃべる力もないし、ただハアハア頻呼吸をしているだけなので(酸素濃度も足りているし)、

パッと見は苦しそうに見えない。だから看護師さんもスルーしてしまうのか。

私が父の耳元で、「苦しい?」「がまんできない?」「苦しいからすぐ眠らせてほしい?」と聞くと、

すがるように「うん、うん」と必死にうなずく。

そうだよね、つらいよね、苦しいよね、わかるよ、何とかしてあげるからね、早く楽になりたいに決まっているよね、

怖いよね。ごめんね。

看護師さんに父の苦しみを何度も訴えるも、主治医にすぐ診てもらうことができず、この病院には

緩和ケア専門の医師もいないし、主治医もモルヒネ使用にはやたらと慎重である。

本来なら緩和ケア完備の大きい病院に入院の予定が、満室や大腸炎ウイルス発生で入院できず、

今の小規模病院に入院という経緯なものだから仕方ないのだが。

母と私は「ここのまま意識がなくなったままでも、死期が多少はやまってもいいから苦しみから解放してあげたい」

でだいたい一致している。弟はまた少し違う考えのようだが。

母と私は、父の腕や背中をさすったり、本人の手で示す指示に従って身体の向きをかえたりすることぐらいしか

できない。ただ、本人の要望を必死にスタッフに伝えて、なんとか動いてもらうことを訴えるだけ。

もどかしい。がん患者9年の私がついていながら、父にこんな苦しい思いをさせて、悔しいし、悲しいし、申し訳ない。

夕方遅く、主治医の副院長が来て、父の様子をささっと診て看護師から話し聞いて、点滴の指示をすばやくして

出ていってしまった。おそらく1,2分のこと。私も本人の父とも、主治医と一言も話しできずに。

帰り際に当直のベテラン看護師さんと話して、苦しそうなら「ドルミカム」を使うとのこと。無理やり眠らせる薬です。

最期の最期、鎮静(セデーション)時に使う薬です。それでもいい、楽になるのなら。

諸事情で理想の緩和ケアを受けられないことは、残念で仕方ない。でも看護師さんたちはよくしてくれています。

だけど、昨晩は家で声をあげて泣いた。自分のことで泣くのと比ではない。父にこんなに苦しい思いをさせて。

自分が情けなくて・・・・・・・。自分を責めているわけではないんだけど。でも悔しい。

私の身体も痛みと疲労でかなり参っていたが、義妹が、具だくさんの豚汁を作ってきてくれて、家で温めていただいたら、

身体にしみわたるように美味しくて、生き返ったし、気分も変わった。なんてありがたい。

その後はアロマバスが癒してくれた。

今から病院に向かいます。「ドルミカム」の指示も出たし、もう苦しまなくていいんだよね。

はやく父の顔が見たいです。





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