波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「高野山は『空海テーマパーク』」~「ブラタモリ」で地元の高野山が3週連続放映

2017-09-29 22:49:08 | 感動の出来事(テレビ番組)
☆アッピア夫です。

「ミッコ」さん、コメントを有難うございました。
ドラマは本当にスッキリしない結末でしたね。

また、ご主人と「ダンケルク」談義をしてみたい気持ちになります。
映画の後でアッピアと「ああだこうだ」と言えないのが少し寂しい気がします。

さて、この9月に、「ブラタモリ」で私の地元の「高野山」が何と3週続けて放映されました。

「どうやって標高800mの山上の地を生活の場として機能させて行ったのか」・・・
など興味深い話もあり、3週間じっくりと楽しむことが出来ました。

番組で「高野山」を表現した言葉が「空海テーマパーク」・・・
宿坊に泊まり、精進料理を食べ、お寺やお堂を観て回る・・・日本人も外国人も楽しめる場所ですね。

なかなか上手く言い表した言葉だと思いますが、良い機会ですので私が持っているイメージを含めて、
地元の「高野山」について書きたいと思います。

「高野山」は必ず歴史で習いますが、「空海」が真言宗の修行のために平安時代に開いた仏教の聖地・・・
よく山の名前と勘違いされるのですが、「高野山」と言う名称の山はないんですね。

紀伊山地の一つの山の上に作られた宗教都市全体のことを「高野山」と言います。
当時の天皇から土地を譲り受けたことからも、「空海」という人の凄さを感じますね。

山上と言っても広大な平地の中に町が築かれていますので、行くまでは参詣道の山道を登るか、
南海電鉄の「極楽橋」と言う駅からケーブルカーで登った後は、ほぼ平坦な土地となります。

町が開かれてから今年でちょうど1200年目となりますが、その間、空海の思いがずっと継承され、
景観も当時のまま独自の発展を続けて来ました。

修行中も含め住人の3人に1人がお坊さんで、小学校から高野山大学まで、更に学生寮もあり、
全国からお坊さんを目指す若い人が集まり、学校で学びお寺で修行しながら暮らしています。

因みに「世界文化遺産」は、「高野山」を含む3つの霊場とそこに続く参詣道(「熊野古道」など)
を含めた和歌山、奈良、三重の3県に及ぶ広大な地域にまたがり、
「紀伊山地の霊場と参詣道」と言うのが正式な登録名です。

有名な「熊野古道」に繋がる道は「那智勝浦」や「新宮」と言う和歌山県南部まで続き、
「高野山」は和歌山県北部となりますので、和歌山県を縦断するくらいの広い範囲となります。

私からすると、地元を含め和歌山県全体が世界遺産に登録されたようなものでしたので、
登録された当時は「これは凄いことになった」と大興奮したものです。

「高野山」には子供の頃から何度も行っていますが、何度行っても飽きない特別なところです。
心を清められるような独特の雰囲気はもちろんのこと、私が一番好きなのは、
空海が眠ると言われる「奥の院」へと続く沢山のお墓が並ぶ長い参道・・・

そこには左右に30万を超えるお墓や供養塔が並びますが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの
有名な戦国大名はもちろんのこと、皇室や歴史上の有名な人物のほとんどのお墓があり、
私は勝手に「歴史の散歩道」と呼んでいます。

「あれは、〇〇の墓」「こっちは〇〇の墓」・・・と言いながらキョロキョロして歩くのが楽しく、
「空海テーマパーク」もありですが、私としては「歴史テーマパーク」の方がしっくり来ます。

以前にも書きましたが、地元では人が亡くなると喉仏の骨を「高野山」に納めに行きます。
高野山と共にあるところですので、「後世は高野山で眠る」と言う思いが染みついています。

私自身もいずれは父親とアッピアが眠る和歌山のお墓に入ることになりますが、
いくら故郷から離れて暮らしていても、「後世は高野山で眠りたい」・・・と言う思いがあります。

「還る場所がある」と言うのは「安心して生きられる」こと・・・
生まれついてそう言う場所があることに感謝しています。

2017年9月29日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「愛してたって、秘密はある。」~いいドラマだったのに、最終回に「何それ・・・?」

2017-09-23 00:23:10 | 驚いた出来事
☆アッピア夫です。

先週日曜日に、久々にハマっていたドラマが最終回を迎えました。
それは「愛してたって、秘密はある。」・・・

「福士蒼汰」と「川口春奈」と言う、魅力的な二人のキャストを軸に展開するシリアスな
ヒューマンドラマですが、ミステリー、サスペンス、ホラーなどの要素が盛りだくさんで、
すっかりその虜になってしまいました。

元々は、このドラマの主題歌を「家入レオ」が歌うことになったため、
「どういうシーンでこの曲が流れるのだろう・・・」と言う興味で観はじめたドラマでした。

私は、ドラマ好きの息子が毎日のように録画して観ているドラマをチラ見しているのですが、
ほとんどは、「何が面白いんだか・・」と興味を惹かれることなくスルーしています。

時々、魅力的な俳優や女優が出てくると「この人何て言う名前?」と訊いて、
初めてその人を知ることになります。

数少ない中で最近ハマったのが、「藤原さくら」を知るきっかけとなった去年の「ラヴソング」・・・
今年になってからは、マルチな才能を発揮するバカリズム脚本・主演の「架空OL日記」・・・
そして今回の「愛してたって、秘密はある。」・・・

今回のドラマは、息子と毎回「コワ~」を連発し二人でゾクゾクしながら観ていました。

ドラマでは主人公の秘密を曝こうとする人物がいるのですが、
それが誰かは最後まで分からず、「この人が怪しい」「いや、やっぱりこっちの方が怪しい」・・・
とお互いに推理しながら楽しんでいました。

そして、最終回となり、その人物が誰かが判明したのですが、それは主人公の別人格・・・
いわゆる「二重人格」のもう一人だった訳ですね。

まあそれはそれで面白いと言えば面白いのですが、そのオチは意外性に欠ける・・・と言うか、
それもありだけどあまりにも簡単に片付けすぎなのでは・・・

最後に、その二重人格の「福士蒼汰」を受け入れて「川口春奈」は結婚を決意するのですが、
その瞬間に「福士蒼汰」が別人格に変わる時の決まり言葉を呟いてドラマが終わります。

「ゾゾゾ・・・」そして「もやもや・・・」

その結末に何とも釈然とせず、「本当に結婚していいの?」「この後はどうなるの?」・・・
ただただ不完全燃焼感が残ってしまいました。

そして「もやもや感」が抜けないところにだめ押しの一撃・・・

ドラマ終了と同時に流れたのが、二つの人格が出現してやり取りする短い画面と共に、
「このドラマの『本当の完結編』はFuluで」・・・と言うテロップ・・・

「Fulu」は、元々米国から進出して来た有料のオンライン配信サービスですが、
現在はこのドラマ放映の日本テレビが親会社となっています。

「本当の結末を知りたかったら続きは有料配信で・・・」

何とも姑息なやり方に、2週間の無料期間中にもわざわざ登録して観る気になれず、
楽しかった思いもすっかり冷めてしまいました。

「姑息なやり方」は不信感と視聴者離れを生むだけでは・・・「残念」のひとこと・・・

2017年9月22日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「ダンケルク」を鑑賞~北朝鮮がミサイルを飛ばした日に

2017-09-15 23:57:28 | 感動の出来事(映画)
☆アッピア夫です。

今朝早く、また北朝鮮が日本に向けてミサイルを飛ばしましたね。

私は米国と北朝鮮の戦争は避けられず、北朝鮮はいずれ消滅する運命にあると思っているのですが、
いずれにしろこんな日に「戦争映画」を観ることになるとは思いませんでした。

今日は夏休み最後のおまけの一日で、先週末に公開されたばかりの映画「ダンケルク」を観てきました。
まず思ったことは、これは単なる「戦争映画」ではなく、「戦場を舞台としたスペクタクル映画」
・・・だと言うことです。

最初から最後まで全く飽きさせない展開と、自分もその中にいると錯覚してしまう程の圧倒的な臨場感・・・
息つく暇もない位ハラハラドキドキしながら楽しめる上質の映画でした。

この映画は米国で大ヒットしたこともあり、ご存じの方も多いかと思いますが、
第二次世界大戦の初期に、ドイツ軍の攻撃でフランス北端のダンケルク港に追い詰められ、
万事休すの40万人もの英仏連合軍の兵士の多くを救い出した、史上最大の救出劇の実話を描いたものです。

実際に救出されたのは33万人位のようですが、英国ではその救出のために大型の駆逐艦以外にも、
貨物船、漁船、遊覧船など船という船が集められ、860隻もの船舶がこの救出作戦に参加したようです。

物語は3つの舞台で展開します・・ドイツ軍の攻撃を受けながら救出を待つ「浜辺」、
救出そのものの舞台となる「海」、そして英国とドイツの戦闘機の闘いの舞台である「空」・・・

明らかにCG映像ではないこともあり、とてもリアルな臨場感を感じたのですが、
後で調べてみると、監督のクリストファー・ノーランはCGなどのデジタル映像が好きではなく、
船舶や戦闘機は本物を使い、それぞれの場所から生で撮影したフィルム映像を使っているようです。

それでいて、CGにも劣らない迫力は、その撮影手法と「IMAXカメラ」のお陰・・・
「IMAXカメラ」は通常のカメラに比べて、圧倒的に解像度が高い上にかなり臨場感のある映像が撮れるようです。

ただ、かなり巨大なカメラのため扱いにくく、映画の現場では敬遠されがちのようですが、
その「IMAXカメラ」を駆使して臨場感のある映像を撮るようになったのが、
クリストファー・ノーランのようです。

また、「IMAX」で観ると座席にも音の振動が伝わり、見事に映画の中に連れて行かれるんですね。
最近は、3Dは目も疲れるし飽きてしまったので、私は専ら「IMAX 2D」で観ています。

話が逸れましたが、それぞれの舞台毎に、これがまた揃いも揃って魅力的な人物が登場し、
その人物を中心に各舞台の物語りが展開し、最後にその関係が繋がって行くんですね。
その展開もお見事です。

さらに、今回の映画で感じたのが全体を通して「言葉が少ない」こと・・・
極限状態の中で当然と言えば当然ですが、言葉が少ないことがより臨場感を高めていると感じます。
アメリカ映画は言葉が多すぎて閉口することがあります。

この救出劇によって、英国では団結して逆境に立ち向かう時に「ダンケルク・スピリット」・・・
と言う表現が今も使われているようです。

北朝鮮に対しても、まずは各国が協力して「ダンケルク・スピリット」で対抗・・・
それしかないですね。

2017年9月15日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「命よりも大切な記憶がある」~息子の2回目の文化祭に参加して出会った言葉

2017-09-08 22:48:49 | 感動の出来事(学校イベント)
☆アッピア夫です。

今年の9月はここ数年感じたことがない位、秋らしい9月になりましたね。
「ぱんだ」さん、いつもブログを読んでいただき、またコメントをいただき有難うございました。

サッカー日本代表は本当に久し振りにスカッとする気持ちの良い試合でワールドカップ出場を決め、
盛り上げてくれましたので、これをきっかけに息子のサッカー部員も増えてくれたら嬉しいですね。

また、出来たてホヤホヤの息子たちのバンドがどういう曲を演奏するのかは、私も興味津々です。
文化祭の1日目の夜に行われる中夜祭が、軽音楽部の最大の活躍場所のようですが、
まずはその舞台に上がることを目指して・・・と言うことになりそうです。

今日は、その息子の2回目の文化祭があり、朝から夕方まで一日中満喫して来ました。

まずは、去年と同じく朝一番で演劇部の一つ目の公演「桜井家の掟」を鑑賞・・・
この芝居は以前にも観たことがありますが、親の離婚により4人姉妹が2人ずつ
バラバラになってしまう物語ですが、コメディタッチで存分に笑って楽しませてくれます。

「何があってもこの4姉妹は協力しながら逞しく生きていくのだろうな」・・・
と思わせてくれる、人生の応援歌のような劇です。

その後は、「カジノ」がテーマの息子のクラス企画を体験しに行きました。
うらぶれた感じの怪しげな雰囲気のカジノで、その中で何種類かのゲームが行われていました。

私が行った時は、ちょうど息子が受付をやっていたので、息子から説明を受けると言う
何ともこそばゆい変な感じで入り、いくつかのゲームをやりました。

私は、その中で久し振りにやった「ブラックジャック」に完全にハマってしまい、
懐かしさもあってコインが尽きるまで40分程やり続けました。

日本でも東京オリンピックに向けてカジノが合法化されそうですが、
こう言うゲームは無条件に楽しいので、やはり「ギャンブル依存症」対策は必要なんでしょうね。

それから各種展示物を見て回った後は、息子が入部することもあり、軽音楽部の部室での演奏を楽しみました。

部室とは言え、小さいながらもちょっとした「ライブハウス」・・・
こんな立派なところで練習や演奏出来ることに時代の流れと共に羨ましさを感じさせられましたね。

それから、当学校名物の「剣道部の胴着のままの劇とダンスのパフォーマンス」を楽しんだ後は、
最後に演劇部の二つ目の公演「記憶奏~記憶の淵に眠るもの~」を鑑賞・・・

これは、ある記憶喪失症の治療に力を注ぐ脳外科医と患者との葛藤の物語です。

その病気は、「記憶を思い出すと3ヶ月で死んでしまう」と言う記憶喪失症で、
その医師がその病気の治療に力を注ぐようになったきっかけが、最愛の人がその病気となり、
その人の命を救うために、外科医自身の存在も含めて記憶を消し去ってしまったこと・・・

同じ病気の一人の女子高校生と出会った彼は、彼女の命を救うために同じことをしようとするものの、
最終的な彼女の選択は「自分の命と引き替えに記憶を思い出す」と言うもの。

それは究極の選択なのですが、その選択をした彼女が最後に言ったのが次の言葉・・・
「私には、命よりも大切な記憶があるんです。」

「命よりも大切な記憶がある」・・・この言葉は私の心にぐさりと刺さりました。

これまで生きてきた中で「記憶はその人の人生そのもの」・・・ですよね。
その記憶を亡くしたら果たして自分の存在って何・・・?

「記憶を亡くしてまで生きることに意味があるのだろうか?」・・・何とも難しい問いかけです。

2017年9月8日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「息子にとって夏休みの一番の思い出は『キーボード購入』」・・・だよね?

2017-09-01 23:26:00 | 息子の成長
☆アッピア夫です。

全国のほとんどの学生と同じく、今日、息子は夏休みを終えて2学期の始業式を迎えました。
実質50日間と言う恵まれた長い休みを、息子は目一杯満喫していましたね。

まず、中2のこの夏から部活では主力メンバーとなりました。
一つ上の中3は、夏休み前の大会を最後に中学のチームを卒業し、高校のチームに合流となります。

その上、同学年の部員は6人しかおらず、新入生の6人を加えても全部で12人・・・

ご存じのように、サッカーは1チーム11名・・・
試合で体調を崩したり怪我をするメンバーも出ることを考えると、12人は最小限度の人数かなと思います。

ちょうど夏休み中に主力となって初めての大会もあり、
中3が抜けてからは「試合も練習も休むなよ」が同学年6人の間の共通認識・・・
良くも悪くも、一人も欠けられないことがメンバー全員の頑張るモチベーションとなっているようです。

今年の夏は異例の雨続きで、練習後は汗と泥と雨でグショグショの臭いユニホームを
毎日のように洗濯しなければならない私にとっても試練でしたが、
大会後の合宿も含めてよく頑張り、この夏で少しは逞しくなったように感じます。

まあ、実力は人数からお察しの通り弱小チームですが、人数が少ないからこその結束力を高めて、
少しでも上を目指してくれることを願っています。

また、部活の合間に友達と色々な遊びも熱心にやっていましたが、夏休みならではの遊びも大事なこと・・・
そうした中で、私としては「キーボード購入」を息子にとっての「夏休みの一番の思い出」にランク付けたい。

夏休み前に、息子は軽音楽部との兼部を決め、友達5人でバンドを結成しました。
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードの編成で、息子はキーボード担当・・・

「キーボードがないと活動出来ないから、夏休み中によろしくね!」・・・いとも簡単に言う息子に、
コノヤロ・・・と思いつつも、音楽好きの私としてもバンドを応援したい気持ちも強く、
せっせとキーボードの情報収集を行う日々・・・

色々と調べた結果、バンド初心者として最小限必要な機能があり、持ち運びにも便利な大きさと重量で、
但し音は本格的・・・キータッチもピアノに近いと言うことで、ヤマハの「ピアジェーロ」を購入・・・
備品類も含めて割と手頃な価格に納めることが出来ました。

これが家の中では何とも言えない存在感を発揮し、ミニスタジオのような雰囲気を作ってくれています。

ピアノは音が響くため「弾くのは、朝9時~夜7時まで」と言うルールにしていますが、
音を出さずに弾けるキーボードのお陰で、時間に関係なくピアノの練習が出来ると言う副産物も付いて来ました。

新生のサッカーチームも、生まれたばかりのバンドも・・・
これから少しでも「ものになる」ことを期待しつつ見守って行きたいと思います。

2017年9月1日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする