波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

留学生同士の「保護者会」~異国の地で経験する出来事は本当に面白い・・・

2019-10-24 22:53:00 | 面白い出来事
息子が留学して早2ヶ月半・・・先週末に留学後初めての留学団体の「保護者会」に参加しました。

実は、留学して2ヶ月目のちょうど今頃が、気持ちの落ち込みなどが一番見られる時期のようで、
保護者もそれを知った上で対応する必要があるため、例年このタイミングで保護者会が行われるようです。

最初の3週間は、日本からの留学仲間も一緒の環境で研修を受けるので「楽しい」気持ちが勝り、
最初のホストファミリーも短期間のため、週末には色々なところに連れて行ってもらえてまだお客様気分・・・

それが、研修も終わり一緒だった仲間も各地に散らばって、本格的な留学生活が始まると、
周りには日本人も知り合いもほとんどいない環境となり、すっかりアウェー状態となります。

その後のホストファミリーは長期受け入れで、移動後すぐに学校も始まり、いきなり異国の日常生活が始まります。
その環境下で表面化して来るのが、言葉の問題、理想とのギャップ、慣れない環境のストレスなどなど・・・

学校ではまだ英語のハンディがあるので、先生の話を正しく理解するだけでも相当なストレス・・・
その上、お世話になるファミリーの考え方やカラーも様々ですので、相性が合わなければダブルのストレスに・・・

有難いことに、息子の場合はホストファミリーとの相性がバッチリのようで、ストレスなく過ごせているようです。

さすがに、風邪をひいて2日間学校を休んだ時は、家でも一人ぼっちの中でホームシックになったのか、
LINEで少し弱音を吐いてきましたが、それ以降は特に問題なく過ごしそれなりに楽しんでいる様子・・・

保護者会は派遣国ごとのグループに分かれますが、派遣国が同じだと保護者も不思議と連帯感が生まれます。
グループでの情報交換では、様々な出来事や日本との違いに戸惑う留学生の様子を伺い知ることが出来ました。

ある子が派遣された学校は、学校が始まった途端に今年度で廃校になることが決まったようで、
せっかく縁があり出会った学校がいきなりなくなると言うのも、本人も保護者も複雑な心境のよう・・・

最後の年だからこそ、記念に残るようなイベントをたくさん楽しめれば、それはそれで良しとも言えますが・・・

また、ある子は冷蔵庫から出してもらったヨーグルトを食べたところ、食あたりになり体調を崩したようで、
ふと容器を見ると、とっくに過ぎている賞味期限の日付が・・・

その後、家族が誰もいない間に冷蔵庫を探検してみると、賞味期限切れの食材がゴロゴロと出て来て、
清潔好きで食の安全にもこだわる日本人とは異質の感覚に唖然としたようです。

また、掃除も日本人ほどこまめではないようで、特に幼児がいるような家庭では、
おもちゃやおやつの食べ残しが部屋中に散らかっていても、ほとんどそのまま放置と言う家庭も・・・

その家庭では、留学生本人が自ら申し出て部屋中を綺麗に片づけて掃除し喜ばれたようですが、
こういう環境では、片づけ力や掃除力など様々な対応力が磨かれますね。

また、ある子は今のホストファミリー先に移動してからほとんど連絡がつかなくなり、
どうしたのかと心配していたら、田舎にあるその家ではWi-Fiもなく携帯の電波もずっと圏外だったとのこと・・・

留学生は異国の地での様々な出来事を通して、多様性を受け入れていくのだと思いますが、
異国での出来事に負けず劣らず驚いたのが、事前に回答していた保護者アンケートの結果・・・

まず、「出発時に持参した金額」の最高額が・・・なんと30万円で、最低額が2500円・・・この差はいったい何?
2500円だけと言うのも勇気が必要ですが、30万円を現金で持参させる大胆さもかなり凄い・・・

我が家の場合は、事前にデビットカードに入金しておいて持参は1万円のみで、平均額は6万9千円・・・

そして、「出発日以降に送金した金額」の最高額は・・・なんと50万円で、最低額も・・・なんと0円。
0円と言うのは30万円持参させた家庭なのでしょうか・・・このお金で1年間やり繰りしておいでとポンと預けた?

我が家の場合は5万円で、平均額は8万1千円・・・

家庭の方針や考え方も色々とあり人それぞれかと思いますが、このアンケート結果を見る限り、
日本の家庭もずいぶんと「価値観は多様」・・・と言えそうです。

2019年10月24日


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16歳の「グレタ・トゥーンベリ」さんの訴えを想う~台風の甚大な被害を目の当たりにして

2019-10-18 23:53:50 | 最近考えること
「多摩川花火大会」からちょうど一週間後の先週土曜日、台風19号の影響で多摩川が氾濫しました。
そして、多摩川だけではなく、東日本の71もの河川が氾濫し大きな被害をもたらしました。

5年ほど前の「NHKスペシャル」で、当時海外で大きな被害をもたらしていた強力な「スーパー台風」が、
近い将来に日本でも発生し、甚大な被害を受ける可能性が高まっている・・・と言うことが放送されました。

当時、「確かにこれは近い内に日本でも充分あり得るな・・・」と納得させられたのを思い出しますが、
この1ヶ月の間に千葉県を中心に甚大な被害を受けた台風15号と今回の台風被害を立て続けに経験し、
去年の21号と共に、早くも日本で「スーパー台風」が現実化してしまったことを実感させられました。

ここ3年間に起きた大きな水害を挙げると、福岡と大分に大きな被害を与えた2年前の「九州北部豪雨」・・・
巨大な勢力で大きな被害を受けた去年の「台風21号」と、200人超の犠牲者を出した「西日本豪雨」・・・
そして、去年の21号に匹敵する巨大な勢力で更に大きな被害を受けた、今年の「台風15号」と「19号」・・・

この3年間に「記録的な」「過去最大級の」「50年に1度レベルの」と言うアナウンスを聞き続けていましたが、
少なくとも「甚大な被害を伴う巨大な勢力」や「記録的で危険な雨量」は、もう日常となってしまったようです。

台風は、海水温が高い「熱帯の海」に溜まった熱エネルギーを「熱帯低気圧」として温帯に循環させることで、
全体のバランスを保つと言う地球の自然現象の一つのため、避けようがありません。

問題なのは、地球全体の海水温の上昇により、名前の通り以前は赤道付近で発生した「熱帯低気圧」が、
今は日本の近海で発生することが多く、急激に台風に成長し巨大なエネルギーのまま日本に襲って来ることです。

もう随分前から、地球の海水温の上昇の原因の筆頭は「地球温暖化」と言われており、
温暖化を抑えるために炭酸ガスの排出量を減らさないと、このままでは自然災害の巨大化は加速する一方・・・

「地球温暖化」は、ヨーロッパの45度にも達するような猛暑や熱波、米国やブラジルでの記録的な山火事、
オーストラリアでの記録的な干ばつなど、世界的な異常気象とそれによる多くの犠牲者を生み出し続けています。

思い出すのが、今年の「国連気候行動サミット」に招かれて、世界の多くの指導者を前に堂々としたスピーチで、
一躍名を馳せた弱冠16歳のスウェーデン女性の「グレタ・トゥーンベリ」さん・・・

彼女は、たった1人で毎週金曜日、スウェーデン議会の外で「気候のための学校ストライキ」を始めました。
しばらくしてそのことを知った時は、息子と同じ年齢にしてその勇気と行動力に感動したものです。

その後、彼女のこの行動をきっかけに、具体的な気候変動対策を訴える「未来のための金曜日」と言う名の
学校ストライキが世界中に広がり、去年の「国連気候変動会議」、今年の「国連気候行動サミット」に招かれて、
世界の指導者を前に堂々とした心を動かすスピーチをするまでになりました。

「多くの人たちが苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破壊されています。
私たちは大量絶滅の始まりにいます。それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、
経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。」

「あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。
未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。」

「もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。」

彼女の具体的な事実や根拠に基づくスピーチ、そして強い表現を伴いながらも切実な訴えは心に刺さります。

1人1人が本気で温暖化を抑えることに取り組んで行かなければ、我々が生きている「奇跡の星」は、
いつか生物のいないただの星の一つになってしまう・・・そのような気がしてなりません。

2019年10月18日


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感傷に浸りながらの「多摩川花火大会」~あまりにも思い出が多過ぎて・・・

2019-10-11 22:05:04 | 最近の出来事
先週末は、去年から10月に開催されている地元の「多摩川花火大会」を楽しみました。
ずっと8月の暑さ真っ盛りの時期の開催でしたので、秋の花火がまだしっくり来ないのが正直なところですが・・・

ただ、今回改めて秋の方が空気が澄んでいて、夏よりも鮮明で綺麗に見えるんだなと感じました。

秋開催になったのは、2年前に花火打ち上げ開始直前のタイミングを激しい豪雨と雷が襲い、中止となったため。
朝から席取りをしていた観客もさすがに命の危険を感じて次々と撤退し、おまけに落雷で数人が救急搬送・・・

これも確実に地球温暖化による気候変動の一つの余波・・・
明日日本に上陸予定の巨大なスーパー台風も今ひたひたと不気味な静けさと共に近づいて来ています。

因みに、その年は息子がその日のために新しく買った浴衣を着て友達(彼女?)と会場まで観に行きました。
見事に豪雨の餌食となり、会場から避難してどこかのお店で雨宿りをし、落ち着いてから帰って来た時には、
全身ずぶ濡れで川を泳いで来たのかと思う程の酷い状態でした。

そう言う危ない思い出もある「多摩川花火大会」ですが、
多摩川を挟んだ少し離れた河原で、東京都世田谷区と川崎市が同時に打ち上げるので二つ美味しい大会です。

3年間くらいは夏のキャンプと重なり観られなかった時期もありましたが、それ以外は毎年楽しみなイベントで、
私の家の玄関先からは世田谷区の花火が真正面に、川崎市の方は少し斜めに観ることが出来ます。

毎年、その日は住人の友人や親戚が大勢集まるので、マンションそのものが一日お祭り騒ぎのようになります。

毎年、家の玄関先から観てきたこの花火もその時その時で一緒に観る人が変化しているので、
花火を一緒に観た人のことを毎回走馬燈のように思い出してしまいます。

私の友人が集まった年もあれば、アッピアの友人が集まった年、親戚が集まった年・・・
息子が小さい頃はママ友家族と子供達、アッピアと家族3人だけの年もあれば、息子と二人だけの時も・・・

子供の成長や家族の変化と共に一緒に観る人が変わるので、一緒に花火を観る人が我が家の歴史そのもの。

今年は、以前ブログにも書いた息子の母親代わりであった方が8月に他界した家族3人と一緒に楽しみました。
3年前にも一緒に花火を観た人がいないのは辛いものですが、随分成長した子供達との会話が新鮮でした。

花火の後は、いつも我が家でビールを飲みながら花火の余韻を楽しむのですが、
今年は、打ち上げ終了と同時に日本が快勝したラグビーワールドカップの日本対サモア戦がキックオフ・・・

ちょうど高3の兄の方が部活でラグビーをやっている関係で、父親も親父ラグビーで活躍中・・・
ラグビーにまつわる話をしながら、妹の吹奏楽部の話など、色々な話を肴にラグビー観戦で盛り上がりました。

これまでの日本戦は一人で盛り上がって観ていましたが、やはりスポーツ観戦はワイワイと観るのがいいですね。
結局、残りの日本戦は我が家で一緒に観ることになりました。

今回は、まるで花火のように儚く姿を消した二人の母親のことも考えながら、
ふと、アッピアにプロポーズをした記念の山下公園の花火大会のことも思い出していました。

7月21日・・・当時の花火大会の日付もしっかり覚えています。
「アッピアと二人で始まったこの場所が、20年を経て今ここにある」・・・そんな思いも抱いた秋の一日でした。

2019年10月11日


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1人1人の「ジャイアント・キリング」~ラグビーとバレーボールから学んだこと

2019-10-04 21:39:58 | 感動の出来事(スポーツ)
今年は、二つのワールドカップのお陰で「スポーツの秋」を存分に楽しんでいます。

一つは、驚異的に強く成長した日本代表チームのお陰で盛り上がっている「ラグビーワールドカップ」・・・
もう一つは、ラグビーの陰に隠れてしまっている感があるものの「バレーボールワールドカップ」・・・

ラグビー日本代表が世界ランク2位(前週までは1位)のアイルランドに勝った試合は、歴史的な1戦となりました。
私もテレビの前で一人で盛り上がり、雄叫びを上げ、そしてボロボロ泣きました。

ラグビーへの興味は、「スクールウォーズ」と言う実話を基にしたテレビドラマがきっかけですが、
当時はルールも良く分からず、「ただただボールを前に運ぶスポーツ」くらいに思っていたのが正直なところです。

ルールがようやく分かって来たのは、実は今回のワールドカップ予選の日本戦の2試合を観てからで、
非常に分かりやすい字幕付の詳細な解説に感謝です。

「タックルして倒れてぐちゃぐちゃに折り重なって、何をやっているのか良く分からない」(笑)と言う人もいますが、
実はそのぐちゃぐちゃのところで、色々と駆け引きや闘いが行われていることに魅力を感じるようになりました。

そして、激しいぶつかり合いの試合が終われば、お互いを称え合う「ノーサイド」精神が気持ち良い・・・
試合終了後、お互いが作った花道を相手チームが通りながら称え合う姿は何とも清々しいです。

それは観客も同じで、観客席も敵味方分かれずごちゃごちゃで、お互いを称え合いながら一緒に楽しむ・・・
まるで格闘技をボールゲームにしたようなスポーツなのに、そこに流れる相手を思いやる精神が素晴らしい。

そして、その歴史的な1戦となった前日には、「バレーボールワールドカップ女子」で、
世界ランク6位の女子日本代表が世界ランク1位のセルビアを倒した試合でも涙し、二日続けて泣きました。

2セットを落として、このままあっさり・・・と思っていたところ、残りの3セットを奪い返しての逆転勝ち・・・
日本女子代表は最終的には実力相応の5位で終わりましたが、この試合に勝ったことは大きな自信になる。

更に、バレーボールワールドカップ男子では、世界ランク11位の日本代表が世界ランク3位のイタリアを相手に、
1セットも落とさずに快勝し、今も実力以上の好位置につけて闘い続けています。

今回のラグビー日本代表の快進撃で「ジャアイント・キリング」と言う言葉が改めてクローズアップされましたが、
「大番狂わせ」や「奇跡の勝利」と言うような意味ですね。

スポーツにおける「ジャイアント」は、普通ではとても勝てそうにない実力差のありすぎる強い相手のことですが、
1人の人間としての「ジャイアント」が意味するものは、大きな病気や難病、怪我、障がいや後遺症など・・・

人それぞれが抱える難敵、手強い相手は様々ですが、それに打ち勝つことが「ジャアイント・キリング」・・・
そもそも倒そうと思わなければ勝てないし、打ち勝つためには様々な努力や情報収集、戦略が必要。


歴史的なアイルランド戦後のインタビューで、選手のほとんどが口にしていた次のような言葉が印象的でした。
「自分達は世界一タフな練習をこなしてきた」「このために色々なことを犠牲にしてきた」
・・・そして「自分達を信じていた」

アッピアは決して諦めなかったから10年も命を繋いだし、私も諦めたらもうこれ以上の後遺症の回復は望めない。
人それぞれにとっての「ジャアイント・キリング」は、その人にしか出来ないし、その人が信じるしかない。

「とてつもなく巨大で手強い相手を倒す」・・・その可能性は絶対にゼロだとは言えないのですから・・・

2019年10月4日

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