波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

高2で「最初で最後の対面保護者会」~「直接会う、話をする、その人を感じる」良さを実感

2020-09-25 23:58:02 | 感動の出来事(学校イベント)
先週の土曜日、息子の学校で約1年ぶりとなる対面での保護者会がありました。
高2で2回目の保護者会ですが、前回はオンラインのため対面での保護者会は、今学年では最初で最後・・・

始めはいつも通り全体会が行われましたが、今回は体育館で保護者席の間隔も充分に空けての開催・・・

例年であれば今月に行われていたはずの学園祭が、11月にオンライン開催予定で生徒が企画中であること、
中止となった秋の修学旅行も、自治体で解禁予定の来年に日程を短縮して近場での実施を検討中など・・・

そして、全体会の後は各教室に分かれてのクラス別懇談会・・・

もう5年目ともなると、親しい人や良く知った顔の人が増えて、保護者会というよりも同窓会に近い雰囲気・・・
顔を合わせるのは久しぶりのため、私も高揚感を抑えられずに色々な人と喋り倒しました。

いつもは、保護者会の前後にランチ会をアレンジして楽しく盛り上がるのですが、さすがに今回はそれも難しく、
先生の話が終わった後は、順番に自己紹介とコロナ禍での一言エピソードを話してもらうことに・・・

2ヶ月にも及ぶ休校と在宅勤務の中で繰り広げられた、各家庭の生活模様・家族模様はなかなか面白かった。
在宅勤務で3キロ太った人、逆にダイエットを始めて3キロ減量した人、ヨガや太極拳を始めた人・・・

女子生徒は、この機会に母親と一緒に料理を始めたり、スイーツ作りに凝る人も多かったのですが、
男子生徒は、部屋をトレーニング場にしたり、一人スポーツを始めたり、一人で出来る趣味に没頭する人が多い。

こういうところでも性別の違いや価値観の多様さが感じられ、人間の面白い一面を垣間見ることが出来ました。

そういう我が家は、留学先から帰国した息子は、留学先では出来なったピアノとギターを延々と弾き出し、
合わせて大声で歌うことにも熱が入りすぎ、ついにはマンションの住人から苦情を受けることに・・・

エネルギーを持て余したティーンエイジャーが家に籠るとロクなことにならないことを痛感させられ、
学校での体育や部活、それに友人関係がエネルギー発散にいかに重要なことかを思い知りました。

そういう親同士も久しぶりに話せることが楽しくてしようがなく、マスク越しの会話もオーバー気味・・・
この状況下でこんなにワイワイと喋っていていいものかと思いつつも、私もひたすら喋り尽くしてきました。

オンライン会議やテレワークは確かに効率がいいものの、仲間との豊富なコミュニケーションには難があり、
雑談が出来ないことや、仲間との一体感を持てないことが一番のネックかなと感じます。

雑談って実は貴重な情報を得たり、思いがけないヒントや視点を感じたり、何かを考えるきっかけになったり・・・
ジョークを飛ばしながら仕事をすることもコミュニケーションの潤滑油として、精神衛生上も必要なこと・・・

ある企業で「テレワークは雑談が出来ないのがちょっと・・・」と誰かが言ったのを受けたマネージャーの、
「『雑談コーナー』を作ったので好きな時に書き込んで」という対応に愕然としたという話も聞いたことがあります。

情報交換であれば最近よく使われているチャットで良く、その場の雰囲気で即興的に湧いてくる雑談が貴重・・・

また、オンラインでは人のエネルギーや熱量といったものが感じられず、どうしても無機質感を感じてしまいます。
改めて「直接会う、話をする、その人を感じる」という当たり前のことの良さを実感する機会となりました。

2020年9月25日


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ついに「術後MRI検査」が終了~嬉しいはずなのに、すっきりしないこの気持ち・・・

2020-09-18 23:46:04 | 病気について
朝晩が随分と涼しくなり、ようやく秋の気配を感じるようになりました。
気づけば激動の2020年もあっという間に時間が経ち、落ち着かないままもう残り3か月ちょっととなりましたね。

アッピアが他界した2013年は「喪失の1年」でしたが、今年はそれに次ぐ「失われた1年」と言えそうです。

先日、脊髄腫瘍摘出後6回目の「術後MRI検査」がありましたが、お蔭様で再発はありませんでした。
術後2ヶ月、3か月、6か月、9か月、12か月と間隔を広げつつのMRI検査も今回で終了で良いとのこと・・・

この病気の場合は、通常2年間は再発がないか様子を見るようですが、
もう2年半経っていることもあり、術後検査はもう終えて良いとのことで、基本的には私次第だと・・・

そう言われて「ついに区切りが来たか」と思ったのも束の間、自分の気持ちに反して私の口から出たのが、
「まだ終わりにしたくないので、12か月後にもう1回検査をしてもらえませんか」・・・

いつも私の意思を尊重してくれる医師は、「それでは1年後に検査を入れておきましょう」と受け入れてくれて、
「1年後によろしくお願いします」と、診察を終えました。

本来は、これで再発の可能性はほぼなくなり、毎回8000円近くもする検査費用を払わなくて済むし、
会社を休んで半日以上かけて検査と診察を受ける必要もなく「よっしゃ、これで終了・・・」となるはず・・・

なぜ意に反して、改めての検査予約をお願いしたのか、その時の気持ちを自分でも十分理解できなかった。
多分、検査の時期が近付いたら検査と診察のキャンセルをして、実際にはそれで終わりにすると思います。

なぜその時に終了にしなかったのかと言うと、再発の可能性がなくなっても「私の中では全然終わっていない」
「後遺症があって、身体が元通りになった訳ではない」という、どこか割り切れない思いがあったのだと思います。

左足は痺れたままで歩きづらく、背中の手術跡と肋間神経痛のような肋骨の痛みも日常的にずっとあって、
買い物で重いものを持って歩くと足が重だるく、仕事で疲れると背骨や肋骨の痛みが増して不快になります。

これらの後遺症はいつか消えてくれる訳ではなく、ずっと付き合っていくことになる。たぶん一生・・・
それは決して医師のせいでも誰のせいでもなく、図らずも自分が運命的に抱え込んだもの・・・

とは言え「長くお世話になりました。どうも有難うございました。」と、簡単に区切りをつけたくなかった。
とてもそんなすっきりした気持ちにはなれず、あくまで通過点でしかないという思いだったのだろうと思います。

いずれにしても、後遺症が常にあって不快な身体の状態であることには変わりなく、
大事なのは、ストレッチと筋トレを欠かさず、ダメージを受けた部分を補うために筋力を鍛え、維持し続けること・・・

こんな時に、終わりのない闘いを続けていたアッピアだったら、どう言うのか訊いてみたかった・・・
アッピアに病気のことを訊かれて何か答えると「正論を言わないで・・・」とよく言われたものです。

「もっと私の感情を考えてよ・・・」と訴えていたんですよね。今ならよく分かります。
「人は理屈ではなく感情」「人間は感情の生き物」・・・改めてそのことを考えさせられた検査と受診でした。

2020年9月18日


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音楽で色が見える「色聴」という不思議な能力~ピアノの先生が持っているもの・・・

2020-09-12 00:04:21 | 不思議な出来事
最近は仕事が忙しくピアノを弾く時間を作るのが大変ですが、少しの時間でも毎日弾くようにはしています。
もうピアノを弾くのが当たり前となった今は、帰りが遅くなって少ししか弾けない日は消化不良でストレス気味・・・

それ位ピアノを弾くことが日常になってきた証拠・・・
それでもまだまだ初心者の域を出ず、ピアノの底なしの奥深さを感じながらレッスンを続けています。

ところで、私のピアノの先生は「絶対音感」の持ち主で、耳にした音は即座にピアノで弾くことができます。
それだけでも羨ましいのですが、もっと羨ましいのが「音楽で色が見える」こと・・・

「音楽で色が見える・・・?」
始めて知った時はよく理解できなかったのですが、モザイク画のように混じり合った色が見えるのだそうです。

音楽によって見える色や模様は様々に変化するようですが、色合いや色の濃さ、色調も変わるとのこと・・・
それで思い出したのが、随分昔にビリー・ジョエルがその感覚を持っていると聞いたことがあります。

身近でそういう感覚を持つ人を知ったのは初めてですが、音楽で色が見えるなんて単純に羨ましい・・・
音楽を聴くと頭の中で勝手にアートイメージが作られる訳ですので、考えただけでも楽しい・・・

もしかしたら有名な音楽家にはそのような感覚を持った方が、結構いるのかも知れませんし、
逆に絵を描きながら、頭の中で音楽が鳴っている画家などもいるのかも知れません。

このような能力は「共感覚」と言われる知覚能力のようで、ある感覚に別の感覚も併せて感じる特殊な能力・・・
その種類は150以上にも及び、音楽や色以外にも文字や数字など様々な感覚の組み合わせがあるようです。

コーヒーの絵を見たらコーヒーの匂いがするような気がするのは、無理に自分の記憶を呼び覚ましているので、
そういうものとは全く違い、その人が持って生まれた特別な能力とのこと・・・

その中でも音で色を感じるのが「色聴」で、「絶対音感」の人ではこの感覚を併せ持つ割合も高いようです。
色だけではなく、音楽から匂いや形を感じる人もいるようですが、「色を聴く」って何とも美しい言葉ですね。

数ある和音がどのような色に見えるのかが興味深いですが、不協和音は案の定汚い色に見えるようです。
また、面白いことに、ヒップホップやラップはグレー一色にしか見えないのだそうです。

リズムが主体では基本的にモノクロで、旋律(メロディ)がないとカラフルにならないということなんでしょうか・・・
旋律が明るくなったり暗くなったり、強くなったり穏やかになったりする時に色はどのように変化するのか、
興味津々ですが、こればかりは他の人は見ることができない・・・

将来的には、頭の中のイメージが視覚化できると面白いですし、いずれ実際にできそうな気もするのですが、
頭の中で考えているイメージや言葉まで勝手に視覚化されるようになったら・・・と思うとちょっと怖いですね。

頭の中、つまり脳はその人の記憶や知識、イメージの宝庫なので究極の個人情報・・・
これを見ることが出来たら本当に恐ろしいですし、人工的に書き換えて洗脳できるとすれば恐ろし過ぎる・・・

民族浄化や思想教育のためにC国などは、既にそういう研究を進めているかも知れないですが・・・
まあそんなことよりも、美しい旋律に併せて綺麗な色模様の広がる世界には一度だけでも浸ってみたいものです。

2020年9月11日


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「家入レオ Streaming Live 2020」~夏の終わりに、配信ライブの極上のプレゼント

2020-09-04 23:56:17 | 感動の出来事(ライブ)
9月となり、感染症と熱中症に気をつけながら過ごしてきた異例の夏もそろそろ終わりを迎えようとしています。
私は、猛暑と湿度の高い中での自転車通勤と仕事の忙しさから、かなり夏バテ気味ではありますが・・・

日曜日の夜、家入レオ初の有料配信ライブ「Streaming Live 2020」が、東京のライブハウスで行われました。
数少ない今年の夏を飾る最後のイベントとなりましたが、このライブのお蔭で気持ち良く夏を終えられそうです。

ライブの始まりは、会場正面に掲げられた味のあるイベントの看板が映し出され、カメラはステージ裏に移動・・・
ライブ前に必ずやるバンドメンバーとの掛け合いから、ステージに出ていくメンバーの後ろ姿を追っていく・・・

これは、DVDなどの映像作品として、ライブをドキュメンタリー風に編集するのによく使われる手法ですが、
今回はそれが生で進行している訳で、もう自分がメンバーの一員になったような気分と期待で気持ちが昂る・・・

そうやって始まったライブは、3週間前の藤原さくらの配信ライブでも感じたことですが、とにかく音が鮮明・・・
余計な音が一切なく生の歌声や楽器の音がそのまま伝わってくるのが心地よく、配信ライブならでは・・・

相撲で力士のぶつかり合う音、プロ野球でボールがミットに収まる音や打撃音と同じく、その音だけが聴こえる。
これって関係者は当たり前のことながら、視聴する身としてはかなり贅沢なことなんだと改めて思わされました。

特に、歌唱力がお墨付きの家入レオの歌声は、配信ライブだとそのクオリティの高さが際立ち、心底聴き惚れる。
また、最近の彼女の曲で感じていた演奏のキレの良さとカッコよさも直に感じることが出来て、幸せの一言・・・

ライブでは稀なことながら、今回は予定楽曲が先行公開されていましたが、認知度の高いシングル曲が多く、
今回の配信で初めて彼女のライブを体験する人も楽しめることを意識して選曲されているんですね。

ファンクラブではその10曲の曲順を予想する企画があり、息子とあーだこーだと激論の末に投票しましたが、
あえなく撃沈。その確率は362万8800分の1ですので、万が一当たったらグリーンジャンボ・・・

今日のファンクラブ向け生配信で正解者の発表がありましたが、さすがに全曲正解の人は1人もおらず、
6曲正解の2人がプレゼントを貰えることになりました。6曲当てるのも約15万分の1の確率なので凄いこと・・・

また、歌ってほしい曲を事前にリクエストする企画もあり、まずドラマの主題歌曲を立て続けに5曲歌った後、
会場の思い出話をしながら歩き出した彼女を追うカメラは、夕暮れの中バーンと開けた屋外のプールサイドに・・・

徐々に暗くなっていく夏の夕暮れに、光り輝く月が瞬き、外の海面がゆらゆらと光り、観覧車のイルミネーションと、
幻想的な雰囲気の中で、軽快なトークとリクエスト3位、2位の曲をキーボード演奏だけで優しく心地よく歌唱・・・

その後、またステージに戻るのですが、それを待つ間のベースとドラムの音に期待感と気分も高まり、
いつものライブでも圧巻のリクエスト1位の曲をやりましたが、これは息子も大好きなたまらなくカッコいい曲・・・

続く後半は、ライブハウスらしい疾走感や躍動感のある5曲で駆け抜け、配信とは思えない盛り上がりの中終演。
そして、またステージを降りるのをカメラが追い、メンバーでハイタッチして、ついに生ドキュメンタリーが終幕・・・

ライブは一応これで終わりですが、その後にファンクラブ限定のアフター企画があり、再度プールサイドに・・・
すっかり暗くなった中、配信ならではの双方向のトークや素の語りの合間に、再びキーボードのみの生歌唱・・・

最後に歌ってくれたのが息子もリクエストした曲で、息子もご満悦・・・これで約3時間、タップリと楽しめました。
そして何より彼女自身が、初めて経験するライブを表情豊かに楽しんでやっている姿が目に焼き付きました。

人が一生懸命考えてやっている姿を見るのは本当に気持ちがいいし、気持ちが届くしこちらも頑張ろうと思える。
様々な企画と趣向を凝らした演出でかつてないライブを体験でき、夏の終わりに極上のプレゼントを貰いました。

2020年9月4日


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