こういう風に、まるで実がいくつかくっついたようなのが、
そこここで見かけられるんです。
割と高い樹の上の方で。
これってなんでしょうかね・・・??
今週の『ためしてガッテン』は、面白かったです。
防災を、心理面の切り口で検証していく。
<集団同調性バイアス>というんだそうです、
群集心理のようなものの一つでしょうか。
事例(1)、
津波が来る!という警告がきて、
海を見ると、潮が引いている。
そこにウニがたくさん見えていて、
何人もが、そのウニを採っている。
「みんながやってるから大丈夫だろう。」
「自分も採らなきゃソン☆」
となって、採ってしまう。危険と分かっているのに・・・。
事例(2)
その町内会長さんがとった行動は、
▲自分自身が逃げる。
▲ごく少人数の仲間を作って逃げる。
この様子を見て、住民は大挙避難した。
――こういうの、すごく良ぉく分かりました。
分かるというのは、
ちょっと飛躍しますけど、
デモに参加したときのことを想い出したからです。
ずいぶん昔のことですが。
学生運動の盛んな頃、
同級の友人が
「こんど、戦争反対のデモがあるのよ。
こういうこと、意識を持って、当然でしょ☆」
と半ば強引に誘ってきたんです。
その頃、私は、社会や政治など、
ほとんど関心は無かったんです。
ところが、
デモ隊の行進の中に身をおくと、
周りは、なにやら大声で叫びながら
訴えている。
自分も だんだん‘その気’になってくる…。
この感覚は、不思議なものでした。
あれよあれよ…という感じで、自分自身が変わっていく。。
「これ、こわい☆」と感じたんです。
流されていく。
周りから自分が染められていく…。
それで、
それからは、デモに誘われても、
自分の本心からの行動にはならないと感じ、
断るようになりましたね。
(デモがいけないとかいうことじゃないですよ。
参加の動機、中身の話です。)