『NHK俳句』という番組、全くの初心者にも分かりやすく解説してくれるので
よく見ています。
共感できる作品がよくあって
先回も、思わず微笑んでしまう投稿句など2つ。
寒し寒しと何度言うてもまだ寒し
愛媛県 山本みどり
も、そのまんま 共感された方多いんじゃないでしょうかね。
ここ三重県でも日中の気温が、冷蔵庫の「チルド室」並みですもん。
節電の寒さぐらいはなどと祖母
三重県 伊藤石英
(この方の作品は、よく佳作に入って紹介されるんです。)
節電で、暖房は控えめになさってて寒いんでしょう。
それを口にすると、おばあ様が、
「戦中戦後の寒さは、こんなもんやなかったでー」
なんて仰るのでしょうね。
私は戦後の生まれ。
掘り炬燵の時代です。
母が炭団(たどん)を赤く熾して入れてくれて初めて暖をとれる。
私たちにとって母は、まさに太陽だったわねぇ、
なんて想いが広がります。
今でも母は健在、私たちの太陽なんです。